悩んでいる人ヘリンボーン床っておしゃれで憧れるけれど、実際に家に取り入れたらどんな感じなんだろう…。
SNSや注文住宅の施工事例でも人気のヘリンボーン床ですが「部屋が狭く見えた」「思ったより費用が高かった」など、採用後に後悔する声もあります。



ただし、事前にデメリットや注意点を理解しておけば、後悔を防ぎながらおしゃれで満足できる空間を作ることができます。
この記事では、建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、ヘリンボーン床に関する以下の内容を詳しく解説していきます。
ヘリンボーン床を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- ヘリンボーン床でよくある後悔ポイント
- ヘリンボーン床のメリット
- ヘリンボーン床を選ぶときのチェックポイント


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ヘリンボーン床の特徴


ヘリンボーン床とは、短い床材をV字型に組み合わせながら貼るフローリングデザインのことです。
名前の由来は、英語の「herring(ニシン)」と「bone(骨)」で、模様が魚の骨のように見えることからヘリンボーンと呼ばれています。
一般的なフローリングは床材を同じ方向に並べますが、ヘリンボーン床はV字に貼り合わせるため、立体感やデザイン性が生まれやすい点が特徴です。
そのため、高級感のある空間やカフェ風インテリア、北欧風・ヴィンテージ風の部屋などと相性がよく、空間のアクセントとして取り入れられるケースも増えています。
ヘリンボーン床で後悔した8つのデメリット


ヘリンボーン床は、おしゃれで高級感のある空間を演出しやすい一方で、採用後に「思っていたのと違った」と後悔するケースもあります。
ここではヘリンボーン床で後悔しやすいポイントを8つ紹介します。これから導入を考えている方は、ぜひチェックしておきましょう。
- 費用が高くなりやすい
- 部屋が狭く見えることがある
- デザインに飽きる場合がある
- 家具やラグ選びが難しい
- 掃除がしづらいと感じる
- 工期が長くなりやすい
- 床暖房に対応できない場合がある
- 施工業者で仕上がりに差が出やすい
デメリット①:費用が高くなりやすい
特に、リビング全体など広い範囲に採用すると、想定以上にコストがかかるケースもあるため注意が必要です。
そのため、予算とのバランスを考えながら採用範囲を決めることが大切です。
費用を抑えたい場合は、玄関やトイレなど一部分だけに取り入れる方法も検討してみましょう。
デメリット②:部屋が狭く見えることがある
狭い空間に採用した場合や、濃い色の床材を選んだ場合は、圧迫感が出やすくなるため注意が必要です。
圧迫感を抑えたい場合は、リビングなど比較的広い空間に取り入れたり、淡い色味の床材を選んだりするとよいでしょう。
デメリット③:デザインに飽きる場合がある
柄の存在感が強いため、毎日見続けるうちに「少し主張が強すぎる」と思ってしまったり、数年後にインテリアの好みが変わり、後悔につながるケースもあります。
床は簡単にリフォームできる場所ではないため、長く使い続けられるデザインかどうかを考えて選ぶことが大切です。
飽きるかもしれないと心配な場合は、家具や壁紙をシンプルにまとめたり、長時間過ごす部屋ではなく玄関やトイレなど一部分だけに取り入れたりするとよいでしょう。
デメリット④:家具やラグ選びが難しい
柄の存在感が強いため、家具やラグにもデザイン性があると、部屋全体がごちゃついた印象になりやすいです。
バランスよく取り入れたい場合は、家具やラグをシンプルなデザインでまとめたり、家具をあまり置かない場所で採用するとよいでしょう。
デメリット⑤:掃除がしづらいと感じる
ペットを飼っている場合や小さいお子さんがいる家庭では、掃除の回数も増えるため、より負担を感じやすいかもしれません。
ライフスタイルも考慮しながら、リビング全体ではなく玄関やトイレなど一部分だけに取り入れる方法も検討してみましょう。
デメリット⑥:工期が長くなりやすい
床材を斜めにカットし、短い床材を1枚ずつ貼り合わせながら施工するため、通常のフローリングより手間や時間がかかるためです。
広い範囲に採用した場合は、工事期間が長引くケースもあります。
ただし、数ヵ月単位で工期が延びるわけではなく、数日程度長くなるケースがほとんどです。
ヘリンボーン床を採用する場合は、スケジュールに余裕を持って計画しておくと安心でしょう。
デメリット⑦:床暖房に対応できない場合がある
無垢材を使用した場合は、床暖房の熱によって反りや割れなどが起こるケースがあります。
また、ヘリンボーン床は施工時に床材を1枚多く挟むケースがあり、その場合は床暖房の熱が伝わりにくくなることもあります。
床材や施工方法によっては床暖房に対応していない商品もあるため、事前に確認しておくことが大切です。
デメリット⑧:施工業者で仕上がりに差が出やすい
ヘリンボーン床は、床材を細かく貼り合わせながら施工するため、高い技術力が必要であり、施工に慣れていない業者の場合は模様のズレや隙間が目立ってしまうケースもあります。
後悔を防ぐためにもヘリンボーン床の施工実績がある業者を選び、事前に施工事例を確認しておくと安心でしょう。
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ヘリンボーン床の3つのメリット


ヘリンボーン床は後悔ポイントがある一方で、おしゃれな空間を演出しやすい魅力もあります。
一般的なフローリングにはないデザイン性があり、取り入れるだけで部屋の雰囲気を大きく変えられる点が特徴です。
ここからは、ヘリンボーン床の主なメリットを3つ紹介します。
- おしゃれで個性的なインテリアに仕上がる
- 高級感を演出できる
- ナチュラル・北欧・ヴィンテージなど幅広いテイストに合わせやすい
メリット①:おしゃれで個性的なインテリアに仕上がる
シンプルな家具を合わせるだけでも、カフェ風や北欧風など雰囲気のあるインテリアに仕上がりやすくなります。
床そのものがインテリアのアクセントになるため、「人と少し違うおしゃれな家にしたい」という方にも向いているでしょう。
メリット②:高級感を演出できる
床材をV字型に組み合わせるデザインによって、一般的なフローリングより洗練された印象になりやすいためです。
比較的リーズナブルな床材でも、ヘリンボーン柄にすることで上質な雰囲気に見えやすくなります。
木材の種類や色味によって印象も変わるため、ホテルライクやヴィンテージ風など、高級感のある空間を演出したい方にも向いているでしょう。
メリット③:幅広いインテリアテイストに合わせやすい
床材の色味や木目によって空間の雰囲気が大きく変わるため、好みに合わせたインテリアを楽しむことができます。
明るい色味の床材を選べばナチュラルでやさしい雰囲気に、濃い色味を選べばヴィンテージ風やクラシカルな空間にもなじみやすくなります。
個性的なデザインでありながら、幅広いテイストに取り入れやすい点は、ヘリンボーン床ならではの魅力といえるでしょう。
【後悔しないために】ヘリンボーン床を選ぶときの3つのポイント


ヘリンボーン床は、おしゃれで高級感のある空間を演出しやすい一方で、選び方によっては後悔につながる場合もあります。
そこで、ヘリンボーン床を検討する際に押さえておきたいポイントを3つに絞って紹介します。
- 部屋の広さや採用範囲を考えて取り入れる
- 家具やインテリアとのバランスを意識する
- 床材や施工実績を事前に確認する
ポイント①:部屋の広さや採用範囲を考えて取り入れる
ヘリンボーン床は、部屋の広さや採用する範囲を考えながら取り入れることが大切です。
柄の存在感が強いため、狭い空間に採用すると圧迫感が出たり、部屋が狭く見えたりする場合があります。
また、狭い部屋ではヘリンボーン特有の連続したデザインが活かしにくくなります。
そのため、ヘリンボーン床はリビングや寝室など、比較的広さのある空間に取り入れるとデザイン性を活かしやすくなるでしょう。
狭い空間に採用したい場合は、淡い色味や幅の狭い床材を選ぶと、圧迫感を抑えやすくなります。
ポイント②:家具やインテリアとのバランスを意識する
ヘリンボーン床を取り入れる場合は、家具やインテリアとのバランスを意識することも大切です。
ヘリンボーン床はデザイン性が高く存在感もあるため、家具やラグにも柄や装飾が多いと、部屋全体がごちゃついた印象になる場合があります。
そのため、ヘリンボーン床を取り入れる場合は、家具や建具をシンプルなデザインでまとめたり、家具をあまり置かない場所で採用するとよいでしょう。
ポイント③:床材や施工実績を事前に確認する
ヘリンボーン床を取り入れる場合は、床材の種類や施工実績を事前に確認しておくことも大切です。
ヘリンボーン床は施工方法が特殊なため、業者によって仕上がりに差が出やすい傾向があります。
また、床材によっては床暖房に対応していないケースや、メンテナンスに手間がかかる場合もあります。
後悔を防ぎたい場合は、施工事例を確認したり、ヘリンボーン床の施工経験がある業者に相談したりすると安心です。
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ヘリンボーン床が向いている人・向いていない人
ヘリンボーン床は、おしゃれで高級感のある空間を演出しやすい一方で、ライフスタイルや好みによって向き・不向きがあります。
ここからは、ヘリンボーン床が向いている人と、後悔しやすい人の特徴を紹介します。
ヘリンボーン床が向いている人
- おしゃれで個性的な空間にしたい人
- 北欧風やヴィンテージ風など、インテリアにこだわりたい人
- 一般的なフローリングでは物足りなさを感じる人
ヘリンボーン床はデザイン性が高く、空間のアクセントになりやすいため、インテリアにこだわりたい方に向いています。
一般的なフローリングにはない高級感や個性を演出しやすく、北欧風やヴィンテージ風など、おしゃれな空間づくりを楽しみたい方にも取り入れやすいでしょう。
「人と少し違う家にしたい」「ホテルライクな雰囲気にしたい」という方にもおすすめです。
ヘリンボーン床が向いていない人(注意が必要な人)
- シンプルで主張の少ないインテリアが好きな人
- インテリアのテイストを頻繁に変えたい人
- 掃除やメンテナンスの手間をできるだけ減らしたい人
- コストを抑えて家づくりをしたい人
ヘリンボーン床はデザイン性や存在感が強いため、シンプルな空間を好む方には合わない場合があります。
また、床は簡単にリフォームできる場所ではないため、インテリアのテイストを頻繁に変えたい方は慎重に検討することが大切です。
ヘリンボーン床は一般的なフローリングより施工費が高くなりやすく、掃除やメンテナンスに手間を感じる場合もあるため、コストや使いやすさを重視したい方は注意が必要でしょう。


ヘリンボーン床がおすすめな場所3選
ヘリンボーン床は、取り入れる場所によって空間の印象が大きく変わります。
ここではヘリンボーン床のデザインを活かしやすい、おすすめの場所を3つ紹介します。
- リビング
- 玄関
- トイレ
おすすめな場所①:リビング


リビングは、ヘリンボーン床のデザイン性を活かしやすいおすすめの場所です。
家族が長い時間過ごす空間だからこそ、ヘリンボーン床を取り入れることで、部屋全体をおしゃれな雰囲気に演出しやすくなります。
リビングは比較的広い空間を確保しやすいため、ヘリンボーン特有の連続したデザインを楽しみやすい点も魅力です。



ヴィンテージライクなデザインにも合うので、お気に入りの家具や間接照明などと合わせるのもおすすめです。
おすすめな場所②:玄関


玄関は、ヘリンボーン床をアクセントとして取り入れやすいおすすめの場所です。
玄関は家に入って最初に目に入る空間のため、ヘリンボーン床を採用することで、おしゃれで印象的な雰囲気を演出しやすくなります。
また、リビング全体に採用するより面積が小さいため、費用や圧迫感を抑えながら取り入れやすい点も魅力です。



「ヘリンボーン床を取り入れてみたいけれど、全面採用は不安」という方におすすめです。
おすすめな場所③:トイレ


トイレは、ヘリンボーン床のデザインを取り入れやすいおすすめの場所です。
限られた空間だからこそ、ヘリンボーン特有のデザインがアクセントになり、おしゃれな雰囲気を演出しやすくなります。
2階トイレなど使用頻度が比較的少ない場所であれば、「少し個性的なデザインに挑戦したい」という方にも向いています。



トイレはもともとコンパクトな空間のため、多少圧迫感が出ても気になりにくく、ヘリンボーン床を取り入れやすい場所ですよ。
ヘリンボーン床についてよくある質問



ここではヘリンボーンに関するよくある質問に、Q&A形式でお答えします。
- ヘリンボーン床は床暖房に対応できますか?
-
床材や施工方法によっては、床暖房に対応できる場合もあります。
ただし、無垢材は熱によって反りや割れが起こるケースもあるため、床暖房対応の商品か事前に確認しておくことが大切です。
- ヘリンボーンとフレンチヘリンボーンの違いは何ですか?
-


ヘリンボーンとフレンチヘリンボーンの最大の違いは、木材の端の切り方と、それによって生まれる中央のラインの見え方にあります。
ヘリンボーンは、長方形の木材をそのまま直角に組み合わせるため、合わせ目がギザギザと交差し、クラシカルで華やかな印象になります。
一方、フレンチヘリンボーンは木材の端を斜めにカットしてぴったり合わせるため、中央にまっすぐな直線が通り、すっきりとモダンな高級感を演出できます。
フレンチヘリンボーンは木材を精密に斜めカットする加工費や、施工に高度な技術が必要になるため、通常のヘリンボーンよりもさらに費用が高くなる傾向があります。
- ヘリンボーン床に使われる素材はどんなものがありますか?
-
ヘリンボーン床には、主に「集成材」「無垢材」「クッションフロア」「Pタイル」などの素材があります。
集成材は価格を抑えやすく、傷や変形にも強いため、一般住宅でもよく使われています。
無垢材は木本来の風合いや温かみを楽しめる一方で、反りや割れが起こる場合がある点に注意が必要です。
クッションフロアやPタイルは耐水性やメンテナンス性に優れているため、トイレや洗面所などにも取り入れやすいでしょう。
まとめ|ヘリンボーン床で後悔しないためのポイント
この記事ではヘリンボーン床について後悔しやすい理由、メリット、選び方のポイントまで詳しく解説してきました。
ヘリンボーン床は、おしゃれで高級感のある空間を演出しやすい一方で、取り入れ方によっては後悔につながる場合もあります。
特に、以下のポイントは事前に確認しておくことが大切です。
- 部屋の広さや採用範囲を考える
- 家具やインテリアとのバランスを意識する
- 床材の種類や施工実績を確認する
- 掃除のしやすさやメンテナンス性も考慮する
- 床暖房を導入する場合は対応可否を確認する
ヘリンボーン床は、選び方や取り入れ方を工夫することで、おしゃれな空間のアクセントとして活かしやすくなります。
自分のライフスタイルや好みに合った形で取り入れて、後悔のない家づくりを目指しましょう。










