【北海道】コスモ建設の坪単価・住宅性能・口コミ評判を徹底調査！

はじめての家づくり、「後悔したくない」と願うのは当然ですよね。
特に北海道では断熱や気密などの寒冷地特有の性能も重要で、コストとのバランスに悩む人も少なくありません。

この記事では、北海道で評判のハウスメーカー・コスモ建設について、建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、坪単価・住宅性能・口コミ・評判まで徹底解説します。

初めての家づくりを後悔しないために、ぜひ参考にしてください。

【会社概要】北海道の気候に根ざした家づくりを続ける「コスモ建設」

コスモ建設は、北海道札幌市に本社を構える地域密着型のハウスメーカーです。寒冷地仕様に最適化された住宅を提供し、設計から施工、構造パネルの製造まで自社で一貫して行うのが大きな特長です。この章では、会社の概要と特徴を詳しく見ていきましょう。

基本情報と施工エリア

所在地	北海道札幌市清田区真栄1条2丁目5-1
設立年	1984年（創業1982年）
代表者	代表取締役 高橋 哲也
主な事業内容	注文住宅・規格住宅の設計・施工、リフォーム、宅地開発など
対応エリア	札幌市・清田・豊平・苫小牧・恵庭・北広島・千歳・江別など
自社工場	札幌市内に構造パネルの自社製造工場を保有

北海道の気候に特化した仕様と、地元に密着した対応力で、初めての家づくりにも安心して臨めます。

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コスモ建設が選ばれる理由とは？地域密着・自社施工・安心の家づくり体制

 地域密着での安心対応

• 北海道内の主要エリアにモデルハウスや施工実績あり
• 積雪や寒冷地対策を熟知したプランニングが得意
• アフターサポートも地域密着型で対応スピードに定評

 設計から施工まで自社一貫体制

• 営業・設計・施工管理・大工まで同社スタッフで完結
• 外注頼みでないため、現場の意思疎通・品質安定に強み
• パネル製造も自社工場を保有し、全体のコントロール性が高い

 選びやすい商品構成と価格帯

• 高価格帯すぎない、現実的で選びやすい商品展開
• モデルハウスで実際の住み心地を体感しながら判断可能
• コスパ重視層〜ZEH対応希望層まで柔軟に対応

【価格】コスモ建設の坪単価は？北海道でこの性能ならコスパ良し

コスモ建設では、標準仕様で坪単価50〜65万円程度から家づくりが可能です。
この価格帯は、高断熱・高気密・長期優良住宅対応といった、北海道の厳しい気候にも耐える住宅性能を備えながらも、比較的手の届きやすい水準として多くの人に選ばれています。

高断熱で50～65万円はコスパ良好

コスモ建設の家は、北海道基準の断熱性能（UA値0.28〜0.34）を備えつつ、50〜65万円／坪という価格帯を維持している点が魅力です。この価格帯でこの性能を実現している住宅会社は限られており、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。

コスモ建設の「価格×性能」の特徴

断熱性・耐震性・ZEH対応など住宅性能については、次章で詳しく説明します。

注意点：オプションで価格がブレることもある

標準仕様であれば非常にコスパが高いコスモ建設ですが、間取り変更や設備の追加などオプションを増やすと、価格は大きく変動することがあります。

価格が上がりやすい要因

• 間取りのカスタマイズ
• 太陽光や蓄電池などの設備追加
• 内装材・キッチン・バスのグレードアップ
• 外構・ガレージ等の付帯工事

 対策のポイント

コスモ建設は基本的に価格説明が丁寧とされていますが、「思ったより高くなった」という声も一部で見られるため、事前の情報収集と見積もりのすり合わせが重要です。

【性能】断熱・耐震・ZEH対応も？北海道仕様の家づくり性能をチェック

コスモ建設の住宅は、北海道特有の寒冷な気候を想定した高性能仕様が大きな特徴です。断熱・気密・耐震性のすべてにおいて高水準の性能を備えており、数値データの開示も徹底されています。この章では、性能を詳しく見ていきましょう。

断熱性能：UA値0.28〜0.34で寒冷地でも安心

コスモ建設の断熱・気密性能は、以下の通り高水準です。

項目	コスモ建設の数値	参考基準
UA値（外皮平均熱貫流率）	0.28〜0.34 W/m²・K	ZEH基準：0.6以下
C値（相当隙間面積）	0.3㎠/㎡（2023年度実績）	国の旧基準：5.0㎠/㎡

さらに、コスモ建設では全棟で第三者による気密測定を実施し、数値を開示しています。これは全国的にも珍しい対応で、性能への自信と透明性の高さがうかがえます。

耐震性・工法：2×4（ツーバイフォー）と長期優良住宅対応

コスモ建設の家づくりは、寒さに強いだけではありません。地震への備えもしっかりしている点が特徴です。特に安心できるポイントを、わかりやすくご紹介します。

【ポイント①】高い耐震等級で、大きな地震にも備える

コスモ建設の住宅は、「耐震等級3」という、住宅の中で最も高い基準をクリアしています。
これは、数百年に一度の大地震にも耐えられるレベルとされ、消防署や警察署などの建物と同じ水準です。

【ポイント②】揺れを分散する「モノコック構造」

建物の工法には、「2×4（ツーバイフォー）や2×6」と呼ばれる枠組みを使った「モノコック構造」を採用。
これは、壁・床・天井などが一体化しているため、地震の揺れが一点に集中せず、全体で受け止める仕組みです。
結果として、ねじれやゆがみに強い丈夫な家になります。

【ポイント③】構造計算はすべての家で実施

コスモ建設では、すべての住宅で「許容応力度計算」という詳細な構造計算を行っています。
これは、設計段階で「どれだけの力に耐えられるか」を数値でしっかり裏づけする方法で、構造の信頼性がぐっと高まります。

 長期優良住宅にも対応
さらに、コスモ建設の住宅は「長期優良住宅」の認定基準にも対応可能です。
この認定を受けると、住宅ローン減税や固定資産税の軽減などのメリットが得られます。

ZEH基準：Vシリーズなどで対応可能

コスモ建設では、「ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）」に対応した住宅も展開しています。

特に、コスモ建設の商品シリーズの一つである「Vシリーズ」は、以下のような仕様でZEH基準をクリアしています。商品シリーズについては、後ほど詳しく説明します。

ZEHとは、使うエネルギーと創るエネルギーをプラスマイナスゼロにする家のこと。環境にやさしく、家計にもメリットがあるため、近年注目されています。

VシリーズのZEH対応ポイント

項目	内容
断熱性能	UA値0.34以下。寒冷地でも快適な室内温度を保ちやすい水準です。
省エネ設備	高性能サッシや換気システムなど、省エネに配慮した設備を標準採用。
創エネ対応	条件により太陽光発電システムの搭載も可能（建築条件や立地により異なります）。

 ZEH住宅にするメリット

長期的なランニングコストを重視する方には、ZEH仕様の家はぴったりです。
特にコスモ建設の「Vシリーズ」は、高性能とコストバランスの両立が魅力といえるでしょう。

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【評判】リアルな口コミから見たコスモ建設の評価

コスモ建設の評価には、住んでからの快適さには多くの高評価が見られる一方で、営業やアフターの質については担当者ごとの差が指摘されています。ここでは、満足の声と不満の声の両方をたくさん集め、傾向を分析しました。リアルな評判を詳しく紹介していきます。

満足の声：「暖かい」「静か」「大工が丁寧」

 良い評価が多いポイント

サイト別の評価まとめ

サイト名	評価	主な内容
SUUMO	★4.3/5	丁寧な対応・性能満足が高評価
Google	★2.9/5	「家は良いが、営業は人による」などの声も

口コミでは性能についての良い評価が目立ちました。特に寒冷地での暖かさや施工の確かさが、満足度につながっているようです。

不満の声：「営業対応にムラあり」「寒い」

 指摘されている内容

内容別に整理すると以下のような種類に分けられます。

不満の種類	具体的な内容
営業対応の差	説明が強引・不親切と感じた例あり
連絡の遅延	折り返しが数週間かかることも
引渡後の距離感	「その後一度も連絡がない」など
性能ギャップ	モデルハウスと仕様が異なる場合あり

断熱性に関する不満は少数ですが、仕様選びや施工の理解不足が原因の場合もありそうです。標準仕様とオプションの違いを確認しておくことが大切です。

口コミ評判からわかること

• 住宅性能には満足の声が多い（暖かさ・静かさ・施工の丁寧さ）
• 営業やアフター対応には個人差あり
• 仕様や設備の確認不足が一部の不満につながる可能性も

【比較】コスモ建設は地元工務店や大手とどう違う？

住宅購入を検討する際、他社との比較することも大切です。ここでは札幌エリアで人気のある他のハウスメーカーとコスモ建設を比較し、違いを分かりやすく整理しました。

価格帯と仕様：同価格帯では標準仕様が優秀

コスモ建設は坪単価55〜65万円前後の自由設計を中心に、ローコスト帯（50万円前後）の商品も展開しています。競合他社と比較した場合、同価格帯では標準での断熱性能・気密性能が高い点が評価されます。

主な競合4社と比較した表で説明します。

	コスモ建設	一条工務店	土屋ホーム	アーキテックプランニング	太平ホーム北海道
坪単価目安	50〜65万円	75〜100万円	75万円程度	55〜75万円	66〜85万円
UA値	0.28〜0.34	0.25	0.19	0.25	0.25
C値	0.3㎠/㎡	0.59㎠/㎡	0.38㎠/㎡	非公表	0.5㎠/㎡以下
耐震等級	3（全棟）	3以上	3以上	3＋制震	3
特徴	高コスパ＋全棟気密測定	床暖房＋高断熱	最高水準の断熱性	デザイン性＋標準装備豊富	性能と価格のバランス

施工体制：直営大工・自社パネルで差をつける

コスモ建設の大きな強みが施工体制の「自社一貫性」です。

他社では外注施工が多いため、「現場によって仕上がりが異なる」問題が起こることもあります。これに対し、コスモ建設は工程を一貫管理することで品質の安定とコスト管理を両立しています。

対応力：営業品質にややバラつきあり

ここはコスモ建設の課題が見えやすいポイントでもあります。

【商品】コスモ建設の商品シリーズ紹介｜規格住宅から注文住宅まで

コスモ建設は「ローコストから自由設計まで」幅広く対応できるラインナップを揃えており、価格重視・性能重視・デザイン重視など、さまざまなニーズに応えられる構成になっています。ここでは代表的な商品と、その選び方のコツをご紹介します。

代表シリーズ：C-Zestシリーズ・Vシリーズ・LCシリーズなど

コスモ建設の商品シリーズには、それぞれ異なる特徴と価格帯があります。

シリーズ名	本体価格の目安	坪単価	特徴
C-Zestシリーズ	約1,060万〜1,280万円	約50万円	ローコスト住宅の代表格。基本性能を押さえたシンプル設計の規格住宅。
Vシリーズ	約1,220万〜1,400万円	約50万円前後	全プラン30坪以上。見た目・間取りも重視。ZEH対応も可能な高コスパ仕様の規格住宅。
LCシリーズ	約1,500万〜1,950万円	約55〜65万円	自由設計タイプ。デザインも性能も重視する方向け

選び方のポイント：モデルハウスで体感を

コスモ建設は価格・性能・デザインのどれを重視するかによって選べる柔軟なラインナップが強みです。特にローコストシリーズの性能水準が高いため、予算を抑えつつ妥協したくない人は要注目です。

商品を選ぶ際には、カタログだけでなくモデルハウス見学が重要な判断材料になります。
次の章では、モデルハウスについて詳細をご説明します。

【モデルハウス】北海道各地で見学OK！イベント・展示場情報

コスモ建設は、北海道内に複数のモデルハウスを展開しており、実際の住まいの性能やデザインを見て・触れて・体感できる機会を提供しています。特に断熱性や動線の工夫、静かな室内環境は、カタログでは伝わらない“体験”によって初めて実感できるポイントです。

見学エリア：札幌・苫小牧・清田など

コスモ建設のモデルハウスは、以下の地域で見学が可能です。

モデルハウス情報はこちらから（コスモ建設公式HP）

注目ポイント：「間取り」「断熱性」「静けさ」

モデルハウス見学で注目すべきポイントは、以下の3つです。

【向き不向き】コスモ建設が向いている人・そうでない人

どんなに良いハウスメーカーでも、万人にフィットするわけではありません。ここでは、コスモ建設の特徴をもとに、「向いている人」と「向かない人」の傾向を整理しました。

向いている人：断熱・コスパ・安心施工を重視する方

コスモ建設が向いているのは、以下のような方です。

 性能×価格のバランスを重視したい人
→ UA値0.28〜0.34という高断熱性能に対し、坪単価55〜65万円は非常に高コスパです。

 現場品質を重視したい人
→ 自社パネル・直営大工体制によって、施工のバラつきを抑えています。

 寒冷地での暮らしに不安がある人
→ 北海道仕様の設計と高気密施工で、室内温度差が少ない家づくりが可能です。

 ローコストだけど品質は妥協したくない人
→ C-Zestなどの低価格シリーズでも、断熱や気密に手を抜かない設計が魅力です。

向かない人：完全自由設計や一括依頼を求める方

一方で、次のような方には合わない可能性があります。

 フルオーダーの自由設計を求める人
→ 間取りや設備にある程度の「枠」があるため、完全自由設計とは異なります。

 土地探し・資金計画なども全て丸投げしたい人
→ コスモ建設は家づくりに特化しており、トータルコーディネート型のHMとは方向性が異なります。

 デザインや外観の独自性を最優先する人
→ 規格住宅はコスパに優れる反面、デザインの幅は制限される場合があります。

このように、どんな家づくりをしたいのかによって、コスモ建設が最適な選択肢になるかどうかは変わってきます。ご自身の価値観や優先順位と照らし合わせて判断してみてください。

【Q&A】コスモ建設に関するよくある質問

ここでは、ネット上でよく検索されている疑問を、実際の調査結果をもとにわかりやすく解説していきます。購入検討前の「気になること」をクリアにしていきましょう。

坪単価はなぜ安いのですか？

工場生産による自社パネル建築方式と、直営大工による効率的な施工体制が価格を抑えるカギです。以下の要素がコスパの良さを実現しています：

• 工場で壁パネルを先に製造 → 現場施工の時間・人件費を短縮
• 自社施工で中間マージンをカット
• 規格型住宅（C-Zestシリーズなど）で設計コストを削減

「寒い」という口コミの理由はなんですか？

基本的には高断熱（UA値0.28〜0.34）仕様ですが、以下のようなケースバイケースの事情があります：

• 暖房設備の選択ミス（床暖房未導入など）
• オプション・仕様の選択による性能差
• 建築初期の断熱不備（→現在は施工管理が強化）
  

対策：モデルハウスでの断熱性体験と、契約前の仕様確認を徹底しましょう。

コスモ建設のアフターフォローはしっかりしていますか？

はい、定期点検と迅速な対応体制が整っています。

• 引き渡し後は、3ヶ月・6ヶ月・1年・2年のタイミングで定期点検あり
  　（建具・配管・クロス・外壁などをチェック）
• 札幌・千歳・苫小牧の3拠点から、施工エリアへ1時間以内に駆けつけ可能
• 約100社の専門業者と連携し、リフォームや修繕にも対応
• 住宅瑕疵担保責任保険にも加入済みで、万が一の際も安心

【まとめ】北海道の家づくりはコスモ建設で

ここまでコスモ建設の価格・性能・評判・シリーズ展開などを詳しく見てきました。最後にもう一度、以下の要点を振り返り、次の一歩につなげましょう。