無印良品の家は後悔する？ボロボロになった口コミ評判の真相を調査

無印良品の家は、シンプルなデザインと高い住宅性能が特徴のハウスメーカーです。

とくに、無印良品の統一された世界観を好むユーザーから多くの人気を集めています。

一方で、「住み始めてから後悔した」「ボロボロになった」といった口コミも見かけることから、購入に踏み切れずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

標準で長期優良住宅に対応していることから、誰でも快適で安心な住まいを建てられます。

この記事では、建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、無印良品の家がボロボロになると言われる真相について徹底調査。さらに、無印良品の家の魅力や実際に建てる際の注意点についても詳しく解説をしていきます。

この記事を読めば、無印良品の家で後悔しない方法について詳しくわかります。

「無印良品の家が自分に合っているのか不安」「後悔なく暮らしを楽しみたい」という方は、最後まで記事を読み進めてください。

【真相】なぜ無印良品の家がボロボロと言われるの？

無印良品の家がボロボロと言われる原因は、過去に基礎の一部に欠陥が見つかったことがブログにアップされたためです。

無印良品の家では、住宅の施工を地域の工務店が担当するフランチャイズ体制を採用しています。これは、地域に寄り添ったサポートができる一方で、担当する工務店によっては施工の制度にばらつきがでる可能性があることが課題として挙げられています。

しかし現在では、

• 施工管理体制の強化
• 工務店への技術指導
• 竣工検査の徹底

これらを通じて、品質改善に取り組んでいるため基本的に心配はありません。

どんなハウスメーカーでも人の手で住宅を建てる以上は、一部のヒューマンエラーは発生する可能性があります。業者に任せきりにせずに、施主自身もこまめに現場の状態をチェックするなどの対策をすると良いでしょう。

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【後悔する?】無印良品の家で注意する口コミ・評判

無印良品の家は、シンプルで統一感のあるデザインが魅力ですが、実際に住んでみると「後悔した」と感じるポイントもいくつかあるようです。

ここからは、マンションコミュニティに寄せられたユーザーの意見を参考に、無印良品の家で注意が必要な口コミとその対策について詳しく解説していきます。

子育てには向いていない

無印良品の家って塗り壁、無垢床、モルタル、だったりと耐久性よりも味を楽しむ家。綺麗に使おうと思ったら子供がいると難しい。子育てには向いてない。

無印良品の家は自然素材を楽しめる一方で、子育て家庭には向いていないと感じてしまうようです。

とくに、無垢床や塗り壁といった素材はキズや汚れが目立ちやすいため、小さな子供がいる家庭では気を使う場面が多も多いでしょう。

例えば、子供のおもちゃ遊びによるキズや、食べこぼしによる汚れが発生しやすく、メンテナンスの負担が増える可能性があります。

そのため、次のような対策を考えておく必要があるでしょう。

• カーペットやラグを敷くことでキズや汚れを防ぐ
• 耐久性・メンテナンス性の高い素材を選ぶ
• 傷の補修方法などを事前に確認しておく

子育て家庭で無印良品の家を検討するなら、メンテナンス対策は必須と考えておいたほうが良さそうですね。

音が想像以上に響く

吹き抜け+一室空間+高気密高断熱の家は家中の音がこんなにも響くということを全く想定していませんでした。唯一独立した部屋である2階の寝室で寝ていても、1階で家族が食事をする音などが聞こえてきて起きてしまいます。

想像以上の音の反響に後悔しているユーザーもいるようです。

無印良品の家は、壁や仕切りを最小限に抑えた「一室空間」が特徴です。

この設計は開放感や家族の繋がりを感じられる一方で、音が家全体に響きやすいというデメリットがあります。

高気密・高断熱仕様の住宅では、室内が密閉されているため音の反響が強くなりやすいです。さらに、吹き抜けがあることで、1階と2階の生活音が届きやすくなります。

これらの音問題については、以下のような対策を検討しましょう。

• 間仕切り（パーテーション）で空間を仕切る工夫をする
• 家具やカーテンを設置して音の反響を抑える
• リビングと寝室を遠ざけるなど間取りを工夫する

家族がストレスなく生活ができるよう、しっかりと対策をしておくことがおすすめです。

アフター対応の質は担当する工務店に左右される

無印良品の家というブランドを名乗っているだけで、施工不良等は実際に施工した工務店の対応に委ねるしかありません。

現場の施工精度や、アフター対応の質が地域によって異なる点は、注意したほうが良いかもしれません。

無印良品の家は、全国各地の提携工務店が施工とアフターサポートを担当しています。そのため、担当する工務店の技術力や対応力に差がある場合があるようです。

例えば、一部の工務店によっては、施工ミスやアフターサポートの対応が遅いといった不満が生じる可能性もあります。

無印良品の家で良かった口コミ・評判

続いて、無印良品の家で良かった口コミについて詳しく見ていきましょう。

無印良品のデザインで統一しやすい

始めから無印オリジナルデザインの建具が用意されているのであれこれ考えなくてもすっきりとしたデザインに仕上がる。

無印良品の家は、シンプルで統一感のあるデザインが魅力です。

家具や雑貨も無印良品の商品が合わせやすい設計になっているため、インテリア選びに迷うことなくコーディネートを楽しめます。

無印良品の世界観で統一されることで、さまざまなメリットがあります。

• 統一感のあるデザインで飽きのこない住まいになる
• 無印良品の家具と組み合わせてより一体感のある空間がつくれる
• すっきりと洗練された空間になる

大きな窓がたくさんの日差しを取り込んでくれる

大窓が年中明かりを取ってくれて日中の電気代が節約できる。

無印良品の家は、大きな窓を採用した、明るく開放感のある家づくりが特徴です。

南面に大きな開口部を設けることで、日中の日差しをたっぷりと取り込めます。

人気商品のひとつである「窓の家」では、窓からの採光とデザイン性を両立させた家づくりが可能です。

計画的に大きな窓を設置することで、次のようなメリットを得られます。

• 開放感があり部屋が広く見える
• 暖房効率が良くなり、光熱費を抑えられる
• 明るい室内でストレスを抑えて健康家機に過ごせる

無印良品の家なら、大きな窓で明るく開放感のある暮らしを叶えられるでしょう。

トリプル窓で断熱性が高い

アルミ複合ではあるけどトリプル窓なのでかなり断熱性はある。

無印良品の家では、アルミ樹脂複合サッシのトリプルガラスを標準採用しています。

窓ガラスの枚数を3枚にすることで、窓からの熱の出入りを最小限に抑えて、一年中快適な住まいを実現できます。

高断熱の快適性と家計に優しい経済性は、無印良品の家の大きな魅力のひとつと言えます。

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無印良品の家とは｜シンプルだけど永く住み続けられる家

無印良品の家は、生活雑貨で有名な無印良品を展開する株式会社良品計画の住宅ブランドです。「永く使える、変えられる」をコンセプトに、シンプルで機能的な住宅を提供しています。

全国の工務店と連携したフランチャイズ形式を採用しており、すべてのモデルで長期優良住宅の認定基準を満たした家づくりが特徴です。

とくに、無印良品独特のミニマルなデザインが特徴で、自然素材を使用したシンプルな外観・内観で統一感のある住まいを演出できます。

無印良品の家具や雑貨との相性も抜群で、トータルコーディネートを楽しみたい方にぴったりです。

坪単価は75〜95万円

選ぶプランや仕様によって異なりますが、無印良品の家の坪単価はおよそ75〜95万円です。

• 高気密・高断熱
• 高耐震
• 全棟で長期優良住宅に対応

など、標準仕様でも高性能な住宅を提供しているため、初期費用は一般的なハウスメーカーよりもやや高い傾向にあります。

注意点として、オプションを追加すると坪単価が100万円を超えるケースもあります。

そのため、坪単価だけで判断するのではなく、

• オプション費用
• 付帯工事費用
• 諸費用

これらも含めた予算計画を立てることが重要です。

商品ラインナップ

無印良品の家は、あなたのライフスタイルに合わせて選べる4つのモデルを展開しています。

木の家

「木の家」は、木材を活かした温かみのあるデザインが特徴で、家族が自然と集まる吹き抜けの空間が魅力です。

耐震等級3を標準仕様とし、長期優良住宅の認定基準を満たしています。

土間や吹き抜けを活用した柔軟な間取りが可能で、コミュニケーションを重視したい家庭に最適です。

窓の家

「窓の家」は、大小の窓を計画的に配置して自然光をふんだんに取り入れる設計が特徴です。

断熱性能等級7（最高等級）に対応しており、トリプルガラスを採用した高い断熱性能が魅力です。

内窓を採用することで、家族がコミュニケーションを取りやすい間取り提案をしてくれます。

陽の家

「陽の家」は、平屋を基本とした設計で、庭との一体感を重視しています。

広い敷地を活かしたい方や、将来的にバリアフリーを意識した住まいを希望する方におすすめです。

庭に面した大きな窓やウッドデッキが、室内外のつながりを演出します。

縦の家

「縦の家」は、都市部の狭小地に特化したモデルで、限られた土地を最大限に活用する縦方向の空間設計が特徴です。

スキップフロアを採用し、狭い敷地でも広々と感じられる間取りを提案します。

オプションで天窓を採用することで、採光がとりにくい住宅密集地でも明るい室内空間を演出できます。

会社概要

会社名	株式会社MUJI HOUSE
所在地	東京都文京区後楽2-5-1 住友不動産飯田橋ファーストビル7階
設立	2000年5月31日
資本金	1億4,900万円
代表取締役社長	永原 拓生
従業員数	98名
公式サイト	無印良品の家

【建てて良かった】無印良品の家6つのメリット

ここからは、実際に建ててよかった無印良品の家のメリットについて詳しく解説をしていきます。

1.無印良品の世界観を表現できる

無印良品の家は、無印良品ならではのシンプルで洗練された世界観を表現できる点が最大の魅力です。

無印良品の家具や雑貨とも相性が良いため、トータルコーディネートしやすいこともメリットです。

商品ラインナップも、無印良品の世界観を好むお客様をターゲットに展開。自然素材を使った温かみのある内装や、シンプルで美しい外観を特徴としています。

暮らし丸ごと無印良品の世界観を表現したい方は、無印良品の家ならきっと満足度の高い家づくりができるでしょう。

2.標準で長期優良住宅に対応

無印良品の家は、標準仕様で長期優良住宅に対応。国土交通省が定める認定基準をクリアすることで、安心して長く住み続けることが可能です。

デザインにこだわりつつ、快適性や経済性のメリットを両立させたい方には、無印良品の家がぴったりです。

3.ライフスタイルの変化に対応しやすい

家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、間取りを柔軟にアレンジできる点も、無印良品の家の魅力のひとつです。

理由は、「一室空間」を基本とした設計にあります。

無印良品の家では、スケルトンフィルといって、壁や仕切りを最小限に抑えた空間設計を基本としています。これにより、家具や間仕切りの配置を変えるだけで、間取りを自由にカスタマイズできます。

例えば、

• 子供部屋が必要になった
• 仕事がテレワークになった
• 家族構成が変化した

このような場合でも、家具や間仕切りを利用して簡単にレイアウトを変更できるため、いつまでもその時に最適な住み心地を維持できます。

4.内外ダブル断熱で断熱最高等級7に対応

無印良品の家では、標準仕様で断熱等級6、「窓の家」では断熱最高等級7に対応する断熱性能を誇ります。

内外ダブル断熱とは…
充填断熱と外張断熱を組み合わせた断熱方法です。

窓についても、一般的なハウスメーカーが採用しているペアガラスと比較して、外気の影響を受けにくいトリプルガラスを採用。熱損失を抑えることで、月々の電気代の削減に繋がります。

無印良品の家なら、優れた断熱性能によって、快適性と省エネ性を両立させた住まいが叶うでしょう。

5.SE構法で地震に強い

耐震性に優れたSE構法（木造ラーメン構造）によって、耐震等級3の地震に強い安心の住まいを建てられます。

SE構法とは…
耐久性の高い構造用集成材と専用の接合金物を使用した構法です。

SE構法の主な特徴がこちら。

• 柱をSE金物で接合することで、柱の抜けや破損が起きにくい
• 筋交いを減らせるため、自由な設計がしやすい
• 緻密な構造計算によって安全性が高い

2011年に発生した東日本大震災では、SE金物で建てられたおよそ4,500棟のうち、倒壊した住宅は0棟だったことがわかっています。
参照：無印良品の家

地震の多い日本において、安心して暮らせる住まいを建てられることは、無印良品の家のメリットです。

6.多彩なプランから統一感のある家が建つ

無印良品の家なら、あなたのライフスタイルに合わせた最適なプランで家づくりができます。

どの商品でも無印良品らしい世界観で、統一感のあるシンプルなデザインが特徴です。

例えば、都市部の狭小地で家を建てる方には「縦の家」、平屋住宅で庭との繋がりを楽しみたい方は「陽の家」など、あなたの条件によって理想的な住まいを選択できます。

あなたのライフスタイルや土地の条件に合わせて商品を選べることも、無印良品の家の特徴です。

【ボロボロになる？】無印良品の家のデメリット5つ

無印良品の家はメリットの多い一方で、実際に家を建てる際には注意しておきたい点もいくつかあります。

こちらでは、無印良品の家のデメリットについても詳しく解説をしていきますので、家づくりで後悔しないために参考にしてください。

1.シンプルだけど金額が高い

無印良品の家は、シンプルなデザインが特徴である一方で、坪単価の平均は75〜95万円と、一般的なローコスト住宅メーカーと比較して金額水準は高めです。

デザインはシンプルにしつつも、以下のような住宅の快適性や安全性にこだわった家づくりをしています。

• 全棟で長期優良住宅に対応
• 断熱等級6の高気密・高断熱住宅
• SE構法で100年以上住める耐久性

例えば、30坪の家を建てる場合、建物価格だけで2,250万円が必要です。これに付帯工事費や諸費用が加わると、トータルの予算はおよそ2,925万円になります。

初期費用は決して安くない無印良品の家ですが、住宅の性能が高いことで、月々のランニングコストを抑えられます。

2.メンテナンスの手間と費用がかかる

無印良品の家は、自然素材の経年劣化を楽しめる一方で、メンテナンスの手間や費用がかかる場合があります。

デザインも比較的シンプルな傾向にあるため、外壁や内装の汚れや傷が目立ちやすいこともデメリットと言えるでしょう。

例えば、無印良品の家の特徴であるウッドデッキを設置した場合、5〜10年に一度、およそ10〜30万円程度のメンテナンス費用がかかります。

• 定期的なメンテナンスが苦ではない
• 素材の経年劣化を楽しめる
• アウトドアが趣味

上記に該当しない方の場合、日々の手入れにストレスを感じてしまうかもしれません。

3.プライベートが確保しにくい

無印良品の家は、一室空間を基本とした開放的な設計が特徴ですが、その分、プライバシーの確保が難しいことがデメリットです。

仕切りが少ない設計は、足音や会話の声が家全体に広がりやすいため、静かで落ち着ける個室を求める方には向かない場合があります。

とくに、次のような悩みを抱えるユーザーが多いようです。

• 料理のにおいが家全体に広がる
• リビングの生活音が寝室まで響く
• 子供部屋が必要になった

対策として、「家具やカーテンを活用する」「間仕切りで空間を区切る」などの工夫が必要になることは覚えておきましょう。

4.日差し対策が必要

大きな窓や吹き抜けのあるデザインが特徴ですが、日差し対策をしないと快適性が損なわれてしまうかもしれません。

大きな窓は、明るく開放感のある空間を演出できる一方で、日射対策をしないと、夏は日差しの影響で室内の温度が上昇する原因になります。

さらに、夏に日差しが入りすぎてしまうと、冷暖房効率が悪くなり電気代が高くなります。

大きな窓を設置する場合には、以下の対策を検討しましょう。

• 軒や庇（ひさし）を活用する
• シェードやブラインドを設置する
• 建築前に日射取得、日射遮蔽をシミュレーションする

無印良品の家を検討する際には、設計の段階から日差し対策を考えておくことが重要です。

5.家具の選別が難しい

無印良品の世界観を保つために、家具選びに悩んでしまうかもしれません。

無印良品の家は統一感のあるデザインが特徴ですが、無印良品以外の家具を取り入れたい場合、他ブランドの家具や雑貨が世界観になじまない場合があります。

例えば、よくある悩みとして挙げられるのがこちら。

• 引越し前の家具や家電が合わない
• 想定していた家具だと統一感がでない
• 家具や家電を新調するのにコストがかかる

無印良品の家を検討する際には、建物の金額のほかにインテリアなどの費用も想定して、予算を考えるようにしましょう。

無印良品の家がおすすめな人の特徴3つ

無印良品の家で、満足度の高い家づくりができる人の特徴は以下のとおり。

それぞれ順番に見ていきましょう。

1.無印良品のシンプルなデザインが好き

無印良品のシンプルで統一感のあるデザインを好む人には、無印良品の家がぴったりです。

無印良品の家具や雑貨との相性も抜群なので、無印良品の世界観をトータルコーディネートで楽しめます。

例えば、自然素材を活かした人気No.1商品の「木の家」では、無印良品らしい木の落ち着いた雰囲気が特徴です。

家全体が無印良品らしい世界観で統一されており、非常に満足感の高い住まいを実現できるでしょう。

2.明るく開放感のある家を建てたい

大きな窓と吹き抜けのある家で、開放感のある暮らしに憧れている人にも向いています。

無印良品の家は、壁や柱を最小限に抑えた、開放感のある設計が特徴です。

• 壁一面の大きな窓
• 1階と2階が繋がる吹き抜け
• 仕切りの少ない間取り

家族との一体感を優先した、明るく開放感のある住まいを求める方には、無印良品の家がぴったりです。

3.将来的に間取りをアレンジしたい

将来的に、家族構成やライフスタイルの変化に合わせてカスタマイズしたい人にもおすすめです。

無印良品の家では、仕切りの少ない「一室空間」を基本としています。家具や建具の配置を変えるだけで、間取りを自由に変更可能です。

壁や仕切りを最小限に抑えているので、空間を仕切ることで簡単に部屋を増やしたり用途を変えたりできます。

例えば、

• 子どもの成長に合わせて部屋を区切る
• 家族構成が変わったためリビングを広げる
• 趣味が増えたため収納スペースを増やす

上記のように、ライフステージの変化に柔軟に対応できる住まいを求める方には、無印良品の家が向いています。

無印良品の家をおすすめしない人の特徴3つ

次のような方は、無印良品の家では満足のいく家づくりができない可能性があります。

1自由に間取りや仕様を決めたい

完全自由設計を求める人には、無印良品の家はおすすめしません。

無印良品の家は、家族構成に合わせたベースプランをもとに設計されるため、完全自由設計ではありません。そのため、個性的なデザインや間取りを希望する場合には、思い描いた家づくりとならない場合があります。

間取りや仕様を自分好みにカスタマイズしたい方は、以下のハウスメーカーも検討すると良いでしょう。

• 積水ハウス
• 住友林業
• ダイワハウス

2無印良品以外の家具を採用したい

無印良品以外の家具やインテリアで個性を出したい人には、あまり向いていません。

無印良品の家は、無印良品の家具や雑貨とコーディネートしやすいように設計されています。そのため、ほかのブランドの家具やインテリアを使用する場合、全体の統一感が損なわれる可能性があるんです。

すでに所有している家具をそのまま使用する場合にも、サイズや配置によっては合わない場合もあるでしょう。

無印良品以外の家具やインテリアを取り入れたい方は、事前にしっかりとシミュレーションをすることで、コーディネートの失敗を避けられます。

3.施工精度が安定している会社で建てたい

安定した施工品質を求める人は注意が必要です。

無印良品の家は、地域の提携工務店が施工を担当します。そのため、担当する工務店によって施工精度にばらつきがでる場合があるようです。

例えば、

• 内装の仕上がり精度に違いがある
• 現場の管理体制に違いがある
• アフターサポートの対応に違いがある

上記のように、お住まいの地域によっては満足のいく対応が得られない可能性もあるでしょう。

施工品質の安定性を重視する方は、以下のハウスメーカーも検討してみましょう。

• セキスイハイム
• トヨタホーム
• 一条工務店

無印良品の家よくある質問

無印良品の家の標準仕様は？

基礎	ベタ基礎
構法	SE構法（木造ラーメン構造）
断熱方法	内外ダブル断熱 内断熱：高性能グラスウール 外断熱：フェノールフォーム
断熱性能	断熱等級6
住宅性能	長期優良住宅
窓サッシ	アルミ樹脂複合サッシトリプルガラス
換気システム	第3種換気システム

保証内容について教えて。

保証内容	保証期間
建物初期保証	10年
地震保証	10年
シロアリ保証	10年
定期点検	半年、1年、2年、5年、10年

無印良品の家で後悔しないコツは？

以下の点について気をつけることで、無印良品の家で後悔のない家づくりを目指しましょう。

• 間取りを工夫する（プライバシーや音対策）
• モデルハウスをチェックする
• 担当する工務店について調べる
• 他社と比較する

総額の目安はどれくらい？

無印良品の家で、30坪の住宅を建てるのに必要な総予算の目安はこちら。

総費用2,925万円〜3,705万円
※坪単価75〜95万円で計算
※建物本価格2,250万円〜2,850万円
※付帯工事費と諸費用をあわせて、建物本体価格の30%を想定

土地を所有していない場合、上記のほかに土地の購入費用が必要です。

インフラゼロハウスって何？

無印良品が実用化に向けて実証実験をおこなっている、車で運べるモバイルハウスです。

インフラの整備されていない土地でも、自由に自立した暮らしができる家を目指しています。

詳しくは、インフラゼロハウスの公式サイトを参考にしてください。

300万円で建てられる商品があるの？

無印良品の家には、300万円で建てられる商品はありません。

しかし、無印良品が手がけている小型住宅（タイニーハウス）の「無印良品の小屋」なら、300万円から建築が可能です。

ローコストなら平屋が300万円で建てられる？間取り・価格・ハウスメーカーのおすすめを紹介 | ロッサの家づ…

比較した方がいいハウスメーカーを教えて。

無印良品の家を検討するなら、以下のハウスメーカーと比較するのがおすすめです。

• 住友林業
• 積水ハウス（シャーウッド）
• ダイワハウス（xevo GranWood）
• アキュラホーム

【2024年11月】建てて良かったハウスメーカーランキング20選！建築士が厳選 | ロッサの家づくり

まとめ：無印良品の家なら暮らしを楽しむ快適な住まいを建てられる

この記事では、無印良品の家がボロボロになると言われる真相と、無印良品の家の魅力について詳しく解説をしてきました。

結論として、無印良品の家はシンプルで統一感のあるデザインを求める方に、おすすめのハウスメーカーです。

一方で、金額の高さや間取りに制限があることで、不満を感じてしまう方もいるでしょう。

無印良品の家を検討する際には、あなたのライフスタイルや価値観に合っているのか慎重に判断することが重要です。

あなたや家族にとって大切な住まいだからこそ、後悔しないための準備をしっかりとおこない、快適で満足度の高い住まいを手に入れましょう。