クレバリーホームの坪単価はいくら？Vシリーズ・CXシリーズ・Clevers・平屋の価格を比較【2025最新版】

クレバリーホームは、タイル外壁を標準仕様とし、デザイン性とメンテナンス性を両立した住宅メーカーです。注文住宅としての自由度が高く、価格も比較的手ごろなことから、幅広い層に支持されています。

この記事では建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、2025年の最新情報をもとに、クレバリーホームの各シリーズごとの坪単価目安や、坪数ごとの総額について解説していきます。また、クレバリーホームのメリット・デメリットも詳しく解説しているので、自分に合ったハウスメーカーかどうかの判断材料にしてくださいね。

クレバリーホームの坪単価目安は？

クレバリーホームの坪単価は、目安として70万円～／坪となっています。

ハウスメーカーの中で見ると、価格はミドルコスト帯になります。外壁総タイルが特徴的なクレバリーホームですが、住宅性能も高いです。プレミアム・ハイブリッド構法や高い断熱性能などが標準仕様になっており、コストパフォーマンスの良いハウスメーカーと言えます。

坪単価とは、建物本体の床面積1坪（約3.3m2）あたりの工事費がいくらかを算出したものです。

どういった間取りにするかや採用するオプションなどによって総額が変わるため、坪単価も上下します。床材や外壁、耐震性や断熱性などにこだわる場合には、その分必要な材料や工事が増え、単価も上がるため注意が必要です。

また、ハウスメーカーを坪単価で比較する時には注意すべき点があります。

それは、メーカーによって坪単価の算出方法が異なるということです。

オプションや外構費用など、メーカーによって坪単価に含むもの・含まれない物が異なるので注意しましょう。この記事で書いている坪単価は、本体建物価格のみを考慮したものです。その他の手数料や付帯工事費（外構費用等）は含みませんのでご注意ください。

本体工事費以外にかかる費用は？

住宅を建てる際にかかる費用は、本体工事費だけではありません。家周りの付帯工事費と手数料などの諸費用も必要になります。

一般的な各費用の割合は、次のようになっています。

例えば、坪単価が70万円だとすると30坪の住宅を建築するときにかかる費用は、

となり、総額はおよそ3,000万円かかります。土地も新たに取得する場合は、この金額に加えて土地代も必要になります。仮に土地代が1,500万円だったとすると、トータルで4,500万円程度かかる見込みです。

坪単価だけではなく、上記の費用も含めて予算を組むことで無理のない返済計画を立てましょう。

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クレバリーホームのシリーズ別坪単価を比較

クレバリーホームには、レギュラーモデルとして、Vシリーズ、CXシリーズ、Clevers（クレバース）の3種類が用意されています。また、ライフスタイルやこだわりがある人向けのコンセプトモデルも多数。

この章では、人気の高いレギュラーモデル3種類と、平屋を建てた場合の坪単価をそれぞれ解説していきます。

Vシリーズ｜坪単価80万円～

Vシリーズは、クレバリーホームの中でも高級感のあるデザインと性能を備えた、ハイグレード住宅モデルです。坪単価は80万円～となっています。30坪2階建ての総額目安は3,429万円～です。

電子錠付きの玄関ドアや無垢材を使った床材など、「本物志向」の家づくりができるVシリーズ。その特徴をひとつずつ見ていきましょう。

CXシリーズ｜坪単価70万円～

CXシリーズは、クレバリーホームの中でも「価格以上の価値」をコンセプトにした人気No.1商品です。坪単価は70万円～となっています。30坪2階建ての総額目安は3,000万円～です。

コストを意識しながらも、長く快適に住める性能やデザイン性をしっかりと確保しており、「将来を見据えた住まい」を求める人にぴったりのモデルです。

Clevers（クレバース）｜坪単価75万円程度

Clevers（クレバース）は、「失敗しない家づくり」をテーマにしたクレバリーホームの提案型住宅商品です。坪単価は75万円程度。30坪2階建ての総額目安は3,214万円です。

建築家の知見を活かしたプラン提案、高い住宅性能、価格といったバランスの取れた設計が特徴です。また、断熱等級7・G3を標準仕様でクリアしているのも注目ポイントです。設計自由度は低くなりますが、性能と価格のバランスを重視する人にはおすすめの商品です。

クレバリーホームの平屋の坪単価目安は？

平屋住宅は構造上、2階建てよりも坪単価が高くなる傾向にあります。クレバリーホーム公式youtubeチャンネルによると、クレバリーホームで平屋を建てる場合の坪単価は69万～81.6万円が目安となります。30坪の平屋を建てる場合、総額目安は2,957～3,497万円です。

どのシリーズを選ぶべき？

どのシリーズを選ぶかは、予算・デザイン・コストパフォーマンスなど何を重視するかで決めると良いでしょう。

価格が高くなっても妥協したくないという方は「Vシリーズ」がおすすめです。コストパフォーマンス重視で断熱等級は最高位が良いという方は「クレバース」、自由設計で価格を抑えて建てたい方は「CXシリーズ」が良いでしょう。

シリーズ名	坪単価目安	特徴	こんな人におすすめ
Vシリーズ	80万円～	高級感・デザイン性・性能すべてにこだわりたい	とにかく理想のマイホームを実現したい人
CXシリーズ	70万円～	自由設計でコスパも重視	自分らしい家をリーズナブルに建てたい人
クレバース	75万円程度	高断熱・高耐震・時短	性能と安心を重視しつつ、失敗したくない人

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クレバリーホームの坪数別本体価格・建築総額シミュレーション

ここでは、25坪・30坪・35坪・40坪と坪数別にクレバリーホームの本体価格と建築総額を具体的にシミュレーションしていきます。

なお、坪単価は70万円～で計算しています。また、建築総額の算出は、建物本体価格を全体の70％、付帯工事費に20％、その他費用に10％の割合でかかる見込みで計算をしています（1万円未満は四捨五入）。

坪数	建物本体価格	建築総額
25坪	1,750万円～	2,500万円～
30坪	2,100万円～	3,000万円～
35坪	2,450万円～	3,500万円～
40坪	2,800万円～	4,000万円～

この建物総額はあくまでも目安ですので、詳細な価格はクレバリーホームの営業担当者に確認しましょう。

土地を新しく購入する場合には、上記の価格に土地代がプラスされます。

さらに、2025年時点では利上げの可能性がとても高く、住宅ローンの負担総額も増えていくことが予想されます。マイホーム購入を成功させるためには、前もって無理のない返済計画を立てておくことが重要です。

クレバリーホームの坪単価が高騰している理由

クレバリーホームに限らず、ハウスメーカー各社が大きく値上げをしているのが実情です。この章では、クレバリーホームを含むハウスメーカーの坪単価が高騰している理由を解説します。

坪単価はどれくらい上がったのか

国土交通省のデータによると、首都圏における坪単価は、令和2年から令和5年の間に約32%上昇していることが分かります。

• 令和2年の首都圏平均坪単価：約102万円
• 令和5年の首都圏平均坪単価：約135万円

この平均坪単価は高級住宅も含めた数値ですが、たった3年の間に33万円も平均坪単価が上がっています。

住宅価格高騰の主な原因

住宅価格の高騰は、複数の要因が重なって起きています。

家づくりは、気づけば色々なところでコストがかかるもの。今の相場を知っておくだけでも、あとで「こんなはずじゃなかった…」を防げますよ。

他社ハウスメーカーの坪単価と比較！クレバリーホームは高い？安い？

ここでは、競合他社と比較した場合、ウィザースホームの坪単価はどのような位置づけなのか見ていきましょう。ローコストメーカーからミドルコストメーカーまで14社分を調査してまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー名	坪単価目安
オープンハウス	60万円
アイダ設計	65万円
アイフルホーム	67万円
パパまるハウス	68万円
クレバリーホーム	70万円～
タマホーム	71万円
ヤマダホームズ	72万円
アキュラホーム	85万円
桧家住宅	88万円
ウィザースホーム	90万円
ヤマト住建	90万円
アイ工務店	90万円
住友不動産	95万円
トヨタホーム	100万円

クレバリーホームの坪単価はミドルコスト帯に位置しており、全体で見るとお手頃価格のハウスメーカーです。タイル外壁など、標準仕様の内容も良いので、性能面で見てもコストパフォーマンスが良いメーカーと言えます。

現在では大手ハウスメーカーは坪単価100万円以上が当たり前になってきています。ウッドショック以降年々高くなってきているので、その価格に驚かれる方も多いのではないでしょうか。クレバリーホームも含めて、今後も住宅価格の上昇は続く見込みです。

クレバリーホームはどんな人におすすめ？メリット・デメリットを解説

この章では、クレバリーホームのメリット・デメリットなどの特徴を詳しく解説していきます。どんな人におすすめなのか、向いていない人はどんな人なのかについても解説するので参考にしてくださいね。

メリット｜高い断熱性能で年中快適

クレバリーホームは、全商品で断熱等性能等級6以上（UA値0.46以下）を標準でクリアしており、寒冷地以外ならこれだけで十分な断熱性能を発揮します。

Clevers（クレバース）などの一部商品では、HEAT20 G3レベル（UA値0.26）に標準で対応しているので、断熱性能を重視する方は要チェックです。

断熱材は、柱の間に無機質繊維系断熱材を100mm、隙間なく詰め込むことで、一般的な在来工法住宅と比較して快適な室内環境を実現します。

さらに、窓には断熱性に優れた「樹脂サッシ」を標準採用しています。ガラス部分には、アルゴンガス入りLow-Eトリプルガラスを使用し、窓からの熱の出入りを大幅にカット。冷暖房の効率が高まり、エネルギーのムダをしっかり抑えられます。

メリット｜タイル外壁と高耐震構造で安心が続く

外壁には、耐久性の高いタイルを標準採用しています。

年数が経っても色あせしにくく、塗り替え不要な点が大きな魅力です。タイルは、ハイグレードタイル、ハイクオリティタイル、アクセントタイルの3つのグレードが用意されています。どれもデザイン性と耐久性に優れており、住まいの印象を大きく左右するので、自分だけのタイル選びを楽しめますよ。

■ ハイグレードタイル

深い彫りや立体感で、格式ある外観を演出します。上質な雰囲気を求める方にぴったりです。

■ ハイクオリティタイル

モダン・スタイリッシュな外観を演出できる、豊富なバリエーションが魅力です。

■ アクセントタイル

木目や石目など、アクセントとして外観に変化をつけたいときに最適です。凹凸を出したり異素材感を出すことで、こなれた印象の外観になりますよ。

さらに、地震にも強い構造設計がされており、大きな揺れにも耐えられる安心の住まいが実現します。実際の家と同じようにタイルを施工した実物大の建物で耐震実験では、阪神・淡路大震災クラスの1～2倍強の地震を6回連続で与えましたが、タイルがはがれたり傷ついたりすることは一切ありませんでした。タイルの施工実績が豊富なハウスメーカーだからこそ、その耐震性にも安心感があります。

メリット｜水まわりにも暮らしやすさの工夫

クレバリーホームでは、毎日使うキッチンや洗面所などの水まわりにも、快適さと清潔さを保つ工夫が詰まっています。

特徴的なのが、水道水すべてをウルトラファインバブル化した「シアスミン・ウォーター」です。

シアスミン・ウォーターは、目に見えないほど細かい気泡が含まれた水で、汚れを落とす力に優れているのが特徴です。洗顔や食器洗いの際もスッキリ汚れが落ちやすく、水だけでも十分キレイにできるため、洗剤の使用量を減らせる＝家計や環境にもやさしいというメリットがあります。

メリット｜使いやすい収納が豊富

クレバリーホームでは、「わが家、いつまでも美しく暮らし、どこまでも快適に。」をコンセプトにしたMONOプレイス収納というオリジナルシステム収納を採用できます。

収納の量だけでなく、「どこで・何を・どうしまうか」まで考えられているのがポイントです。

たとえば玄関には、靴や傘はもちろん、アウトドア用品やベビーカーまで収納できる広めの土間収納を用意。帰ってすぐに荷物を片づけられるので、家の中に持ち込まずにすみ、動線もスムーズになります。

LDKには、書類や文房具などをまとめてしまえるリビングクロークや、食品やキッチン家電を隠して置けるパントリーなど、生活感を上手にコントロールできる工夫が充実。すっきりした空間をキープしやすくなっています。

さらに、暮らしに合わせて柔軟に使える可動式収納も設置可能です。棚の高さや位置も変えられるため、子どもの成長やライフスタイルの変化にも対応しやすく、長く快適に使い続けられるのが魅力です。兄弟姉妹がいる家庭では、将来的に可動式収納が仕切りの役割を担うので、リフォームをせずに間取り変更ができますよ。

デメリット｜フランチャイズ形式による差がある

クレバリーホームはフランチャイズ展開をしているため、施工品質やスタッフ対応には地域差があります。信頼できる店舗選びが重要になるので、口コミや実績はしっかりチェックしておきましょう。

クレバリーホームでは、「住宅完成引渡保証制度」を実施しています。万が一、契約した店舗が引渡し前に倒産した場合でも、クレバリー共済会が完成させてから引き渡しまでを保証してくれるので、安心してくださいね。

デメリット｜間取り提案は営業担当が中心

間取りプランは基本的に営業スタッフが担当します。

ハイブランドメーカーのように専属設計士が直接つくわけではないため、自分の希望をうまく伝えるには、事前にイメージ画像や要望メモを用意しておくと安心です。

デメリット｜大空間や大開口の設計はやや苦手

構造上、大開口の窓や吹き抜けを多用した設計は得意ではありません。開放感を重視したい場合は、他社と比較しながら検討すると良いでしょう。

クレバリーホームがおすすめな人・向いていない人

クレバリーホームがどんな人におすすめかをまとめると下の表のようになります。

こんな人におすすめ	こんな人には向いていない
高断熱・高耐震など、性能面を重視したい 外壁の美しさやメンテナンス性にこだわりたい 収納の多さや暮らしやすさを大切にしたい コストと品質のバランスを求める	専属設計士と一から間取りを練りたい 吹き抜けや大空間のある家を建てたい フランチャイズ店に抵抗がある

また、家づくりに不安がある方には、実際の性能や建材を体験できる「住宅館LABO」も用意されています。

場所は千葉県君津市にあり、事前予約制ですが、契約前に体感して納得してから進められるのは大きな安心材料です。

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クレバリーホームの坪単価や費用に関する口コミを調査

クレバリーホームを検討するうえで気になるのが「実際の価格はどうなのか？」という点ですよね。ここでは、実際に建てた方の口コミを調査しました。価格や費用感についてのリアルな声を見ていきましょう。

価格帯はやや高めだけど納得

価格は決してリーズナブルとは言えないが、費用対効果という意味で納得している。価格だけの比較だったら住宅メーカーの中では高い方だと思うが、瓦や外壁タイルなどだけでも素材として納得できる。

参照：オリコン顧客満足度

外壁タイルや瓦など、クレバリーホームの「見えやすい部分」にしっかりコストがかかっている点は、長く暮らすうえで大きな安心感につながります。安さより価値に重点を置きたい人には向いていると言えます。

高いけど詳しく説明があって納得

価格設定がすこし高めだけど、見積もりの詳細説明等しっかりしてくれたので、納得の価格で進められて良かった。

参照：オリコン顧客満足度

金額が高めに感じる場面でも、「どんな理由でその費用が発生するのか」を丁寧に説明してもらえると、納得しやすくなります。クレバリーホームでは、そうした丁寧な対応を評価する声も多く見られました。
不安なく進めるためには、打ち合わせの中で気になる点を遠慮せず確認していくことが、満足度の高い家づくりにつながります。

最終的な金額にびっくりしたけど納得できた

見積もりと実際かかった値段ではこんなに違うのか?とびっくりしたが、しっかり説明してもらったので納得できた。

参照：オリコン顧客満足度

注文住宅はどうしても追加費用が発生しがちです。不安なく進めるためにも、見積もりの段階で「どこまでが含まれているか」「追加になる可能性がある項目は何か」をあらかじめ確認しておくと安心です。

クレバリーホームと比較検討されるハウスメーカー

この章では、クレバリーホームと比較検討してほしいハウスメーカーについて紹介していきます。それぞれのメーカーについて詳しくまとめた記事のリンクも記載していますので、参考にしてください。

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まとめ｜クレバリーホームの坪単価・大きさ別総額

この記事では、クレバリーホームの坪単価や大きさごとの総額について詳しく解説してきました。

後悔のない理想の家づくりを実現するには、自分に合ったハウスメーカーと出会うことが何より重要です。そのためには、それぞれのハウスメーカーの強みや弱みをしっかり理解する必要があります。

また、1社だけではなく複数のハウスメーカーを比較検討することで、より満足度の高い選択ができるでしょう。一括資料請求サービスなどを活用し、効率よく情報収集するのもおすすめですよ。ぜひ積極的に利用して、理想のハウスメーカーを見つけてくださいね。