積水ハウスの評判は最悪？高いだけ？実際に建てた口コミとメリット・デメリットを解説

積水ハウスは邸別自由設計を掲げており、一邸ごとに家族が幸せになれる家づくりを提案してくれる、業界トップのハウスメーカーです。

累計の着工棟数は世界一を誇ることから、多くのユーザーが積水ハウスで家を建てています。

この記事では、建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、積水ハウスの口コミ・評判から、実際に利用してわかったメリット・デメリットまで詳しく解説をしていきます。

さらに、積水ハウスの特徴や価格帯、おすすめな人の特徴についても解説をしていますので、「自分にあった商品を知りたい」「後悔のない理想の家づくりがしたい」という方は、最後まで記事を読み進めてください。

【最悪？】実際に積水ハウスで家を建てた口コミ・評判

実際に積水ハウスで家を建てたユーザーの口コミについて、オリコン顧客満足度に寄せられた利用者の声を参考にして、詳しく見ていきましょう。

さきに、積水ハウスについての良い口コミと悪い口コミを以下にまとめました。

悪い口コミ・評判

玄関ドアに施工不良があった

玄関という普段もっともよく使う場所のドア部分の施工不良が見つかったこと。

丁寧な施工で知られている積水ハウスでも、人が作業している以上ミスが起きてしまうこともあるでしょう。例えば、わずかなキズや歪みなど、気をつけていても発生してしまう場合があります。

施工不良を見つけた際には、すみやかに連絡をすることで、基本的には無料ですぐに直してくれますよ。

設計士の提案力が低かった

設計士が若手だったので、提案力が無かった。こちらの希望に対しても融通がきかず、住んでみて出来たのではないかと思う事があった。

新人の設計士が担当だったため、希望どおりの提案がしてもらえなかったというユーザーもいました。

積水ハウスは、業界でもとくに設計士のレベルが高いことで有名です。しかし、設計士のなかには当然経験の浅い社員も在籍しています。そのため、担当する設計士によってはあなたが求めるほどの提案をされないこともあるでしょう。

担当の設計士に不安を感じた場合には、気を遣わずにその設計士の上司に相談をしてみましょう。担当を替えてもらうか、上司がサポートについてくれるかもしれません。

価格が高い

お値段が高い。

積水ハウスの金額の高さは業界トップクラスです。そのため、「金額が高い」と不満に感じてしまう方もいるでしょう。

積水ハウスでは、お客様ひとりひとりに合わせたオーダーメイドな家づくりをしています。そのため、サポートする人員の数や時間の多さから、他社と比べて価格が高い傾向にあります。

「ハウスメーカーの違いがわからなくて、なかなか決められない」という方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

良い口コミ・評判

金額にも納得の高品質

一流メーカーという安心感。安いを売りにしているハウスメーカーとは使ってる素材が違うので金額が高くなってしまっても納得。高い買い物なので長く快適に過ごしたい。

積水ハウスは、優秀な設計士による高い提案力と、一邸ごとにオーダーメイドする家づくりが特徴です。住宅に使われるさまざまな材料が、積水ハウスオリジナルで製造されたものを使用しています。

特別感のある品質の高さから、金額にも納得しているようですね。

営業マンの対応がよくて信頼できた

営業の方の対応の良さがとても信頼出来ました。希望などから作り上げて下さる外観などのイメージデザインもとても気に入ったと共に、実際に完成した家も想像よりもとても良い家になりました。

積水ハウスには、優秀な営業マンが多く在籍しています。信頼できる営業マンに担当してもらえたことで、希望どおりの家が建てられたようですね。

注文住宅は、打ち合わせから完成まで、半年から長ければ一年以上かかります。そのため、信頼できる営業マンに担当してもらうことは、満足のいく家づくりをするためにはとくに重要です。

外装や内装の仕上げが丁寧

建物がしっかりしている。アフターサービスの担当者が親切。内装の壁紙床材の仕上げが丁寧。

施工精度の高さも、積水ハウスならではの強みです。積水ハウスの工事は、完全子会社の積水ハウス建設が担当しています。そのため、どの住まいでも高い施工精度で家を建てられます。

一方で、下請け業者が工事を担当しているハウスメーカーでは、職人の教育が行き届かずに、担当する職人によって施工品質にばらつきがある場合があります。

自社でかかえる工事会社が施工することで、積水ハウスでは高い施工精度での建築を可能にしているんですね。

アフターサービスの対応がよくて安心

築年数が経ってからも、アフターケアが迅速で的確なので安心感がある。リフォーム部門の対応も良い。下請け業者さんもみなさん技術力が高く接遇が良い。

アフターサービスの対応の良さも、積水ハウスの魅力の一つです。とくに大手のハウスメーカーであるほど、保証内容が充実している傾向にあります。その中でも、積水ハウスのアフターサービスは対応の良さと、技術力が高いことで知られています。

丁寧なアフターフォローをしてもらえるハウスメーカーなら、安心して任せられますよね。

【高いだけじゃない】口コミ・評判から見る積水ハウスの総評

結論、積水ハウスはまったく最悪ではありません。

金額が高い理由は、提案力の高さと高品質な材料、そして高い技術力であなただけの住宅を建てられるからです。さらに、家が完成した後も充実した保証であなたの暮らしをサポートしてくれます。

口コミのなかには、施工品質や設計士の提案力に不満をもつユーザーもいますが、多くの場合、ヒューマンエラーが原因であることがほとんどです。

積水ハウスは、確かに業界トップの金額の高さですが、

• 営業マン
• 設計士
• コーディネーター
• 現場監督
• 施工担当
• アフター担当

これらすべてが高い水準であなたの家づくりをサポートしてくれます。

積水ハウスで家を建てるメリット・デメリット

積水ハウスは、高い設計力と高品質な家づくりで、業界トップの人気を誇るハウスメーカーです。多くの方が積水ハウスで家を建てたいと考える一方で、必ずしもすべての人におすすめできるとは限りません。

ここからは、積水ハウスで家を建てるメリットとデメリットについて詳しく解説をしていきます。積水ハウスのメリット・デメリットについて理解することで、積水ハウスがあなたにとって最適なハウスメーカーなのかが判断できるでしょう。

積水ハウスで家を建てるメリットとデメリットをまとめたものがこちら。

積水ハウスで家を建てる5つのメリット

1.間取りの自由度が高い

積水ハウスでは、邸別自由設計を掲げており、ひとりひとりの人生にフォーカスした唯一無二な家づくりをおこなっています。

例えば、家族とのつながりを重視した開放的なリビングや、家事動線を最優先に考えた設計など、一邸ごとにその家族にとって最適な提案をすることで、あなたの理想の住まいを叶えてくれます。

「こだわりを詰め込んだマイホームを手に入れたい」と考えている方にこそ、積水ハウスはおすすめです。

2.優秀な営業マンが多い

積水ハウスには、提案力の高い優秀な営業マンが多く在籍しています。

注文住宅では、どんな営業マンが担当になるのかで、あなたの家の性能や完成度に違いがあります。

例えば、断熱・気密性の知識がない営業マンが担当になることで、夏暑く冬寒い住宅になってしまうかもしれません。さらに、家の性能が低いことで冷暖房効率も悪くなり、毎月の光熱費も高くなります。

積水ハウスなら、知識の豊富な営業マンが担当してくれることで、どんなお客様でも満足度の高い家づくりができるでしょう。

3.設計士の提案力がとにかく高い

設計士の提案力がずば抜けて高いことも積水ハウスの特徴の一つです。

チーフアーキテクト制度とは…
積水ハウスに在籍するおよそ3,000人の設計士のなかで、上位8%の優秀な設計士にのみ与えられる称号です。

設計士同士が、つねに切磋琢磨しあっている環境だからこそ、積水ハウスにはレベルの高い設計士がたくさん在籍しているんですね。

4.ゆとりのある暮らしができる

積水ハウスの建築寸法はメーターモジュールを採用しているため、空間にゆとりのある生活ができます。

一般的な住宅に採用されている尺モジュールでは910mm×910mmを1マスとして設計するのに対して、メーターモジュールでは1,000mm×1,000mmを1マスとして住宅を設計士ます。

そのため、尺モジュールで建てられた住宅と比較して、メーターモジュールで建てられた積水ハウスの家は、広々とした空間にできるのが特徴です。

とくに違いが現れるのが階段の勾配です。メーターモジュールで設計された階段のほうが勾配が緩やかになるため、小さな子供がいる家庭や、ご年配の方でも安全に生活ができます。

また、トイレやお風呂といった空間も広くなることから、ゆとりのある空間づくりをしたい方には積水ハウスがおすすめです。

5.積水ブランドを自慢できる

積水ハウスは、大手ハウスメーカーのなかで人気も金額もトップクラスのため、『積水ブランドで家を建てた』というのが一種のステータスと考えるユーザーも多いです。

そのため、積水ハウスで家を建てたことで、自己肯定感が高まり、より満足度の高い家づくりができます。

積水ハウスで建てられた住宅には、積水ハウスで建てたことがわかるように基礎部分に社名の刻まれたプレートが取り付けられます。また、基礎も特徴的で、『デザイン基礎』と呼ばれる表面の凹凸とマーブル状の吹き付け模様が施されていることで、ひと目で積水ハウスだとわかります。

住宅に対する価値観は人それぞれですが、なかには周りの住宅を比べてしまう方もいるでしょう。積水ハウスであれば、お洒落なデザインと高級感のある外観で、気兼ねなく自宅を紹介できます。

積水ハウスで家を建てる3つのデメリット

1.坪単価は業界一の高さ

積水ハウスの坪単価は、業界内でもとくに高くおよそ120〜140万円ほどです。

積水ハウスでは、専属の設計士やコーディネーターが、あなたにとって最高の家づくりができるように、何度でも打ち合わせを重ねてサポートしてくれます。
さらに、住宅に使われる材料も、積水ハウスがオリジナルで製造したものを使用することで、あなただけの完全オリジナルな住宅を建てられることも特徴です。

だからこそ、積水ハウスは、細部までとことんこだわって家づくりをしたい方に向いています。

2.断熱性能はそこまで高くない

高い提案力と自由な設計で、あなただけの住宅を建てられるのが積水ハウスの特徴ですが、断熱・気密性能については他のハウスメーカーと比較してそこまで高くはありません。

積水ハウスでは、とにかく住宅の性能を高めて快適性を求めるのではなく、

• 土地の特性
• 地域ごとの気候
• 風の流れ
• 日差しの入り方
• 外構の見え方

上記のような、地域の特性や自然のちからを考慮した設計を得意としています。

例えば、南側の軒を伸ばして大きな窓を配置することで、夏は日差しをさえぎって涼しい空気を室内に取り入れたり、冬は大きな窓から日差しを取り込むことで、効率よく室内を暖める。

このように、性能だけでなく設計から工夫することで、快適な住環境を実現します。

そのため、「とにかく高性能な住宅に住みたい」「高気密・高断熱な住宅にして、月々の光熱費もできるだけ抑えたい」という方は、例えば、セキスイハイムや一条工務店などの高性能を得意とするハウスメーカーも検討すると良いでしょう。

3.営業マンによって住宅の性能に差がでる

積水ハウスではとにかく自由な設計ができるため、営業マンの提案力次第であなたの住宅の性能に差がでる場合があります。

とくに、あなたに住宅の知識が足りない場合に、営業マンの言いなりになることで、不満の残る家づくりとなる可能性があります。

「積水ハウスなら安心」と任せきりにするのではなく、あなたも営業マンのレベルを測れるだけの知識を身につけることが大切です。

上記の知識をしっかりと身につけておくことで、誰が担当になっても一定のレベルの住宅を建てられる準備をしておきましょう。

積水ハウスとは？業界一の提案力を誇るハイブランド

積水ハウスは、高い提案力と自由な設計で、国内トップの人気を誇るハウスメーカーです。

累計建築戸数は世界一で、2024年1月31日時点で2,662,183棟の実績があります。

チーフアーキテクト制度による業界トップクラスの設計力

特徴はなんといっても業界トップクラスの提案力の高さです。

積水ハウスでは、優秀な設計士が多く在籍しており、なかでも上位8%の優秀な設計士のみに与えられる『チーフアーキテクト』の称号をもつ設計士は高い提案力を誇ります。

多くの設計士が、チーフアーキテクトを目指して切磋琢磨していることが、積水ハウスの設計士はレベルが高いと言われている理由の一つです。

積水ハウスの間取りの特徴の一つに、内と外の空間をつなげた大空間のクリアビューデザインがあります。床や天井を外空間とシームレスにつなげることで、室内にいながら外を感じられる間取りの提案が得意です。

これを可能にしているのが、ガラスメーカーのAGCと共同開発した、積水ハウスオリジナルの窓『SAJサッシ』です。

通常であれば天井と軒の境目に段差ができてしまうところ、積水ハウスでは独自の建材を使用することで、段差のないフラットな仕上がりになります。

鉄骨と木造の両方を提案できる

鉄骨と木造の両方の提案ができることも積水ハウスの大きな強みの一つです。これにより、お客様の建築予定の土地に合わせた最適な提案が可能となります。

具体的には、積水ハウスでは以下の3つの構法で住宅を建設します。

• 軽量鉄骨…ダイナミックフレーム・システム
• 重量鉄骨…フレキシブルβシステム
• 木造住宅…シャーウッドハイブリッド構造

初期保証30年と永年保証

積水ハウスの保証は、とくに重要な「構造躯体」と「雨水の侵入を防止する部分」について『初期30年保証』を用意しています。

これは、初期保証10年が一般的なハウスメーカーと比較してかなり手厚い保証と言えるでしょう。

また、初期保証終了後も、建物があるかぎり永年保証してくれることも、業界トップの積水ハウスならではの安心感ですね。

積水ハウスの坪単価は120〜140万円

積水ハウスの坪単価は、およそ120〜140万円と業界トップクラスの高さです。

坪単価が高い理由には、以下の要因が挙げられます。

積水ハウスなら、金額に見合うだけの高品質な住宅を建てられます。こだわりを追求して満足度の高い家づくりをしたい方は、積水ハウスを検討してみると良いでしょう。

そのほか、大手ハウスメーカーの坪単価や特徴について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

会社概要

会社名	積水ハウス株式会社
本社所在地	大阪市北区大淀中一丁目一番88号 梅田スカイビル タワーイースト
取締役	仲井 嘉浩
設立	1960年8月1日
資本金	2,028億5,449万9,372円 （2023年6月7日現在）
社員数	14,932名 （2023年1月31日現在）
公式サイト	公式サイトはこちら

積水ハウスの商品ラインナップと特徴

ここからは、積水ハウスの商品ラインナップと特徴について詳しく見ていきましょう。積水ハウスでは、鉄骨と木造あわせて以下の3つの商品展開をしています。

3つの商品について、以下の項目ごとに特徴をまとめました。

• デザイン
• 安全性
• 耐久性
• 快適性

【軽量鉄骨】IS（イズ）

デザイン

軽量鉄骨のイズは、1・2階建て住宅向けの商品です。

ダイナミックフレーム・システムにより、最大2700mmの天井高と7000mmスパンの大空間を実現します。

これにより、仕切りのない広々とした空間づくりが可能となり、家族がリビングに集まりながらも、それぞれがくつろげる『ファミリースイート』な間取り提案ができます。

安全性

独自の制震装置『シーカス』を採用することで、自由な間取りを叶えつつ耐震性の高い家を建てられます。

シーカスが地震の揺れを軽減してくれるため、

• 柱
• 壁
• 内装
• 家具

などの損傷を防ぐ効果が期待できます。

また、地震によって外壁が割れてしまったり、外れてしまうといった被害もよく見受けられます。積水ハウスでは、外壁自体が回転する『外壁パネルロッキング工法』によって、地震による外壁のひび割れや脱落を防いでくれるため安心です。

耐久性

積水ハウスの鉄骨住宅で人気の外壁が、『ダインコンクリート』です。

また、表面には『タフクリア-30』という防汚塗装を施すことで、一般的な外壁は15年ごとのメンテナンスが必要なところ、30年に1度と大幅にメンテナンスの手間を減らせることもうれしいポイントです。

快適性

積水ハウスでは、誰もが快適に生活できるように、徹底的に追求した家づくりをしています。

例えば、外気の影響を受けやすい窓については、ガラスメーカーのAGCと共同開発した『SAJサッシ』を採用することで、

• 断熱性
• 気密性
• 防露性

を高めています。

さらに、オリジナルの断熱仕様『ぐるりん断熱』によって、家全体の断熱・気密性を高めた、夏涼しく冬暖かい住まいづくりが特徴です。

【重量鉄骨】ビエナ

デザイン

重量鉄骨のビエナは3・4階建て住宅向けの商品です。

フレキシブルβシステムにより、各階の柱の位置を自由に動かすことが可能です。さらに通し柱が不要なことで、大空間のリビングやコーナーサッシなど、他社よりも圧倒的に自由な設計で家づくりができます。

安全性

積水ハウスの重量鉄骨は、高さ60mの高層ビルと同じ耐震基準で設計されています。

さらに、徹底した品質管理と、実際の地震にどれくらい耐えられるかを検証する『実大実験』を繰り返しおこなうことで、あらゆる地震に耐えられる住宅を建てています。

耐久性

外壁には、意匠性と耐久性に優れたオリジナル外壁『シェルテック・コンクリート』が使われています。

こちらもイズ同様、表面には『タフクリア-30』という防汚塗装を施すことで、一般的な外壁は15年ごとのメンテナンスが必要なところ、30年に1度と大幅にメンテナンスの手間を減らせます。

快適性

天井、壁、床それぞれに最適な断熱・気密施工を施しています。

隙間ができやすい天井には、専用にカットされた断熱材を隙間なく敷き詰めることで熱の出入りを防ぎます。

壁内では、熱を伝えやすい鉄骨柱部分にも断熱材を使用。

床には、『床パネル根太下断熱』を採用することで、床全体を断熱材で包み込んで足元からの冷えを防止できます。

【木造住宅】SHAWOOD（シャーウッド）

デザイン

積水ハウスシャーウッドが目指しているのが、「強さと自由の両立」「風土に適した住まい」という2つの理念です。

とくに、室内と屋外をシームレスにつなげた『クリアビューデザイン』にすることで、開放感があり自然を感じられるくつろぎの空間を演出してくれます。

安全性

シャーウッドの耐震性を支える技術の一つが、基礎と柱を直接結合する『基礎ダイレクトジョイント』です。

柱を直に結合することで、あらゆる方向にかかる地震エネルギーを基礎に受け流してくれます。さらに土台がないことで、柱の抜けや倒壊が起きにくいことも特徴です。

耐久性

シャーウッドを代表する外壁材が、耐久性とメンテナンス性に優れた『陶器外壁ベルバーン』です。

積水ハウスのなかでも高い人気を誇る外壁の一つで、ベルバーンを採用するためにシャーウッドで家を建てる方もいるほどです。

無塗装の陶器でできているため、基本的に塗り直しも不要で、メンテナンスの手間もほとんどかかりません。

快適性

シャーウッドでは、その土地の特性や風の流れまで計算して、快適に暮らせる設計で家づくりをします。

例えば、南側の軒を伸ばすことで、夏は日差しの暑さを遮って涼しい空気を室内に取り込みます。冬は大開口の窓から日差しを取り入れて室内を暖めることで、暖房効率の高い住まいとなります。

積水ハウスがおすすめな人の3つの特徴

ここまで、積水ハウスの特徴やメリット。デメリットについて詳しく解説をしてきました。では、実際に積水ハウスで家を建てるのに向いている人とはどのような人なのでしょうか。

1.予算よりもこだわりを重視したい人

予算よりも、妥協せずにこだわりを追求した家づくりがしたい人は、積水ハウスが向いています。

積水ハウスは業界トップの金額の高さですが、優秀な設計士やコーディネーターと納得がいくまで何度でも打ち合わせをおこなえます。そのため、ほかにはないあなただけの邸宅を建てられるのが強みです。

提案力の優れた設計士が、あなたのこだわりから人生観までを反映した、あなたに相応しい間取りを提案してくれます。

2.知名度の高いブランドで安心して家を建てたい

住宅という大きな買い物だからこそ、「実績のある大手ハウスメーカーで安心して家を建てたい」という人にも積水ハウスはおすすめです。

例えば、積水ハウスならオリジナルな建材を使用した、高品質で高耐久な家づくりができます。さらに、大手ハウスメーカーならではの手厚い保証で、家があるかぎりサポートしてもらえる安心の永年保証も備わっています。

このように、高いブランド力と安心のサポート体制に魅力を感じる方にこそ、積水ハウスは向いています。

3.ゆとりのある空間で暮らしたい人

積水ハウスは、メーターモジュールで家を建てているハウスメーカーです。そのため、一般的な尺モジュールの家と比較して、広々としたゆとりのある空間にすることができます。

例えば、トイレやお風呂といった限られた空間は尺モジュールの家よりもかなり広さを実感できるでしょう。また階段についても、メーターモジュールで建てられた家では、勾配が緩やかになるため、より安全に階段の上り下りができます。

注意点として、30坪以下のコンパクトな設計の場合、メーターモジュールではほかの部屋にスペースを圧迫されて、リビングが狭く感じてしまう恐れがあります。

メーターモジュールで家を建てる際には、35坪以上の間取りで設計する方がよりメリットを活かせるでしょう。

【対策】積水ハウスで後悔しないためには複数のハウスメーカーを比較すること

積水ハウスは誰もが一度は聞いたことのある有名ハウスメーカーですが、だからと言ってほかの会社と比較せずに決めてしまうのはおすすめしません。

ハウスメーカーには、それぞれ得意なデザインや性能面に違いがあります。そのため、ハウスメーカーごとの特徴について知ることで、本当にあなたと相性のいい会社を見つけられるかもしれません。

もちろん、実績があることもハウスメーカー選びでは重要な判断材料ですが、ブランド力だけで積水ハウスを選んでしまうと後悔してしまうかもしれません。

例えば、間取りの自由度を優先したハウスメーカーもあれば、快適性を優先して性能に特化したハウスメーカーもあります。

大切なことは、あなたの理想の家づくりが叶えられそうなハウスメーカーを複数社比較することです。

積水ハウスについてよくある質問

セキスイハイムと名前が似てるけど何が違うの？

積水ハウスとセキスイハイムは名前は似ていますが、まったくの別会社です。

• 積水化学工業の住宅部門が独立したのが、積水ハウス
• その後、積水化学工業が新たに立ち上げたのが、セキスイハイム

もとは同じ会社ですが、今ではそれぞれが独立した会社ということですね。

2社の違いについて以下の表にかんたんにまとめました。

	積水ハウス	セキスイハイム
家づくりの特徴	四季を感じられる設計	性能重視
構造	鉄骨・木造	鉄骨・木造
坪単価	120〜140万円	90〜100万円
間取りの自由度	高い	低い
断熱・気密性能	低い	高い
耐震性	高い	非常に高い
メンテナンス	必要	不要
保証	初期保証30年 延長で永年保証	初期保証30年 60年間無料アフターサポート

積水ハウスの鉄骨と木造はどっちがおすすめ？

建築予定の土地によって、鉄骨と木造を使い分けるのがおすすめです。

都心部など、住宅が密集した地域に建設予定なのであれば、鉄骨住宅がおすすめです。鉄骨住宅であれば、災害時に隣家が倒壊してきたり、火災の燃え移りに対して強い耐性を発揮します。

一方で、郊外や隣家との距離がある敷地に建築するのであれば、木造住宅が良いでしょう。構造上、木造住宅の方が断熱・気密性を高めやすいため、快適性を求める人にも木造住宅はおすすめです。

積水ハウスと比較するならどのハウスメーカーがおすすめ？

積水ハウスを検討している方なら、以下のハウスメーカーと比較してみましょう。それぞれの特徴について理解することで、あなたの理想の家づくりができる会社を見つけられるかもしれません。

• 住友林業
• ダイワハウス
• ヘーベルハウス
• ミサワホーム
• 三井ホーム

ハウスメーカーの詳しい特徴や、そのほかおすすめの住宅会社についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

【2024年8月】建てて良かったハウスメーカーランキング14選！建築士が厳選 | ロッサの家づくり

まとめ：積水ハウスなら高い提案力でオンリーワンな住宅を建てられる

この記事では、積水ハウスの口コミ・評判から、実際に利用してわかったメリットとデメリットについて詳しく解説をしてきました。

結論、積水ハウスはまったく最悪じゃない。家づくりにとことんこだわりたい人なら絶対に検討したいハウスメーカーです。

一方で、デザイン性に優れた高品質な家を建てられることから、「金額が高い」という声があることも事実です。

大切なことは、ハウスメーカーの特徴をしっかりと理解して、あなたの希望する家づくりができる住宅会社を見つけることです。

この記事を参考に、積水ハウスについての理解を深めて、あなたの理想の住宅を叶えられるハウスメーカー選びをしてください。