【2025年最新】タマホームの坪単価が値上がり！25坪・30坪・35坪・40坪の総額をシミュレーション

ハウスメーカーの中でも低価格で建てられるとして、多くのユーザーから支持をされているタマホーム。木村拓哉さんや松平健さんなどの有名タレントを起用したCMでは、「ハッピーライフ♪ハッピーホーム♪タ・マ・ホーム♪」のCMソングが印象的ですね。CMの影響もあり、タマホームは「リーズナブルで身近な注文住宅メーカー」というブランドイメージを確立しています。

この記事では建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、タマホームの坪単価や建物の坪数ごとの総額を詳しく解説していきます。また、タマホームのメリット・デメリットなどの特徴も解説しているので、自分に合ったハウスメーカーかどうかの判断材料にしてくださいね。

タマホームの坪単価は71万円前後！価格変動のポイントも解説

タマホームの坪単価は71万円前後！

ローコストハウスメーカーのなかでも抜群の知名度を誇るタマホーム。大手ハウスメーカーならではの一括仕入れや中間マージンの削減により、コストを徹底的に抑えています。その結果、注文住宅でも建売住宅並みの価格で建築できるため、コストパフォーマンスの高さが人気です。

タマホームは豊富な商品ラインナップがあり、プランや建てる地域によっても坪単価に差があります。目安としては、およそ坪71万円前後です。

坪単価とは、建物本体の床面積1坪（約3.3m2）あたりの工事費がいくらかを算出したものです。

どういった間取りにするかや採用するオプションなどによって総額が変わるため、坪単価も上下します。床材や外壁、耐震性や断熱性などにこだわる場合には、その分必要な材料や工事が増え、単価も上がるため注意が必要です。

また、ハウスメーカーを坪単価で比較する時には注意すべき点があります。

それは、メーカーによって坪単価の算出方法が異なるということです。

オプションや外構費用など、メーカーによって坪単価に含むもの・含まれない物が異なるので注意しましょう。この記事で書いている坪単価は、本体工事費分のみを考慮したものです。その他の手数料や付帯工事費（外構費用等）は含みませんのでご注意ください。

本体工事費以外にかかる費用は？

住宅を建てる際にかかる費用は、本体工事費だけではありません。家周りの付帯工事費と手数料などの諸費用も必要になります。

一般的な各費用の割合は、次のようになっています。

例えば、坪単価が71万円だとすると30坪の住宅を建築するときにかかる費用は、

となり、総額はおよそ3,043万円かかります。土地も新たに取得する場合は、この金額に加えて土地代も必要になります。仮に土地代が1,500万円だったとすると、トータルで4,543万円かかる計算です。

坪単価だけではなく、上記の費用も含めて予算を組むことで無理のない返済計画を立てましょう。

タマホームの月々返済額と必要な世帯収入の目安

仮に、タマホームで建てた場合の総額（土地代含む）を4,543万円とします。全額住宅ローンを組んで支払う場合、月々の返済額をシミュレーションしてみましょう。なお、金利は2025年3月現在の相場で計算しています。

住宅ローンの収入（手取り）に占める理想的な割合は20％とされています。

もちろん、返済能力があると認められれば、金融機関の審査には収入（額面）の25～35％程度でも通るでしょう。しかし、住宅ローンは長期間の返済ですので、急な出費や住宅の修繕費用も考えなければなりません。生活防衛や修繕費を考慮した場合、手取り収入額の20％に収めることが重要となります。

金利タイプの違いは次の表のとおりです。それぞれメリット・デメリットがあるので慎重に選びましょう。

金利タイプ	金利の特徴	メリット	デメリット	実質金利目安（2025年3月現在）
固定金利	借入期間中、金利が一定で変動しない	返済額が一定で、将来の金利上昇の影響を受けないため、返済計画が立てやすい	変動金利に比べて初期の金利が高めに設定される	約1.8%～2.1%（フラット35の場合）
変動金利	市場金利に応じて定期的に見直される	固定金利よりも初期の金利が低く設定されており、金利が低い間は返済額を抑えられる	金利上昇時には返済額が増加するリスクがある	約0.3%～0.6%

2025年3月現在、変動金利は約0.3%～0.6%と低水準ですが、インフレが続いた場合には、将来的な金利上昇の可能性が高まります。​変動金利の住宅ローンを利用する場合は、金利上昇時にも返済可能かどうかを十分に検討しましょう。

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タマホームの坪数別本体価格・建築総額シミュレーション

ここでは、25坪・30坪・35坪・40坪と、坪数別にタマホームの本体価格と建築総額を具体的にシミュレーションしていきます。

なお、坪単価は71万円で計算しています。また、建築総額の算出は、建物本体価格を全体の70％、付帯工事費に20％、その他費用に10％の割合でかかる見込みで計算をしています（1万円未満は四捨五入）。

坪数	建物本体価格	建築総額
25坪	1,775万円	2,536万円
30坪	2,130万円	3,043万円
35坪	2,485万円	3,550万円
40坪	2,840万円	4,057万円

この建物総額はあくまでも目安ですので、詳細な価格はタマホームの営業担当者に確認しましょう。

土地を新しく購入する場合には、上記の価格に土地代がプラスされます。

さらに、2025年時点では利上げの可能性がとても高く、住宅ローンの負担総額も増えていくことが予想されます。マイホーム購入を成功させるためには、前もって無理のない返済計画を立てておくことが重要です。

他社ハウスメーカーの坪単価と比較！タマホームは高い？安い？

ここでは、競合他社と比較した場合、タマホームの坪単価はどのような位置づけなのか見ていきましょう。同じローコストメーカーからミドルコストメーカーまで11社分を調査してまとめましたので、参考にしてください。

ハウスメーカー名	坪単価目安
オープンハウス	60万円
アイダ設計	65万円
アイフルホーム	67万円
パパまるハウス	68万円
クレバリーホーム	70万円
タマホーム	71万円
ヤマダホームズ	72万円
アキュラホーム	74万円
アイ工務店	75万円
桧家住宅	88万円
ウィザースホーム	90万円
ヤマト住建	90万円

調査した中での最安値はオープンハウスの坪60万円でした。タマホームとの差は1坪あたり11万円です。タマホームは標準仕様で断熱等級5など長期優良住宅認定基準が適用されたりもするので、そういったところでも価格差がでます。

現在ではローコストメーカーでも坪単価70万円前後です。ウッドショック以降年々高くなってきているので、その価格に驚かれる方もいるかもしれません。

建築にかかる費用を示す建築費指数は2016年から現在に至るまで上がり続けています。

タマホームも含めて、今後も坪単価の上昇は続く見込みですのでご注意ください。

タマホームの強みは？メリット・デメリットを解説

この章では、タマホームのメリットだけではなく、デメリットについても詳しく解説していきます。自分に合うハウスメーカーかどうかの判断材料にしてくださいね。

メリット｜低コストで建てられる

タマホームの最大の特徴は、低コストで安定した品質の家を建てられることです。

タマホームが提供する住宅の価格の安さには、以下のような取り組みが背景にあります。

これらの取り組みにより、タマホームは高品質な住宅を適正価格で提供し、多くの消費者から支持を得ています。

ただし、昨今の建築費用や人件費の高騰を受け、タマホームも安く住宅を売れなくなってきています。2025年3月時点では坪単価71万円程度です。

メリット｜住宅性能も一定の基準をクリア

タマホームにはニーズに合わせて多様な商品がラインナップしています。

例えば、一番人気の商品「大安心の家」では、長期優良住宅認定基準に標準仕様で対応されています。

耐震等級3、断熱等級5をクリアした仕様ですので、定期的なメンテナンスを行っていれば100年程度は継続使用できる住宅となっています。

コストを抑えつつも、一定以上の品質をクリアした家が良いという方にはおすすめのハウスメーカーです。

デメリット｜大開口・大空間が苦手

タマホームの住宅は、木造軸組工法で建てられます。木造軸組工法は間取りの自由度が高いのが特徴ですが、一方で大開口・大空間の設計は苦手です。

木造軸組工法は柱と梁で構造を支えるため、大空間をつくる際には柱や壁が必要になります。そのため、鉄骨造やRC造（鉄筋コンクリート造）などと比べると、広いリビングや吹き抜け空間をつくるのが難しい傾向があります。

特に以下の点が大開口・大空間の設計に影響します。

大開口・大空間が得意なおすすめハウスメーカーは以下の5社です。値引き情報や坪単価の情報などを解説した記事のリンクも記載していますので、自分に合ったハウスメーカー選びの参考材料にしてください。

• アキュラホーム：【2025年速報】アキュラホームで値引きを最大限してもらう方法と値引き交渉のやり方を徹底解説
• トヨタホーム：【2025年速報】トヨタホームで値引きを最大限してもらう方法と値引き交渉のやり方を徹底解説
• 積水ハウス：【2025年速報】積水ハウスで値引きを最大限してもらう方法と値引き交渉のやり方を徹底解説
• 三井ホーム：【2025年速報】三井ホームで値引きを最大限してもらう方法と値引き交渉のやり方を徹底解説
• 住友林業：【2025年最新】住友林業の坪単価は125万円から！25坪・30坪・35坪・40坪の大きさ別総額も徹底解説

デメリット｜標準仕様以外を選ぶと高くなる

タマホームのコストカットの大きな要因のひとつが、住宅設備の大量購入にあります。年間の建築予定棟数に合わせて住宅設備メーカーから大量に仕入れることで、良いものを低コストで仕入れることができるのです。

一方で、標準仕様以外の設備は大量仕入れを行っていないため、割高に感じられるでしょう。

デメリット｜メンテナンス頻度が高い

タマホームに限らずローコスト住宅全般に言えることですが、断熱材の厚みが少なめだったり、外壁の耐久性が比較的低かったりするため、メンテナンスの頻度が高くなる傾向があります。

タマホームでは、10年ごとの有償工事（メンテナンス）を推奨しており、その都度高額な費用がかかるため、あらかじめメンテナンス費用分を積み立てておくなどの対策が必要になるでしょう。

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タマホームの坪単価や費用に関する口コミを調査

ここでは、実際にタマホームで建てた人の坪単価や費用に関する口コミを集めました。ハウスメーカー選びの参考にしてくださいね。

「坪単価が安かった」と評価する人の口コミ

他の会社でも、その都度価格を聞いてきましたなが、どこも坪単価がかなり高くて、こちらの思い描いている家だと予算オーバーでしたが、タマホームだと実現可能でした。見積もりよりは上がってしまいましたがオプションを色々と付けたので満足しています。

タマホームの注文住宅の評判・口コミ｜オリコン顧客満足度

他社と比較すると、タマホームのコストパフォーマンスの良さが際立ちます。ただし、オプションの追加によって最終的な金額が上がる点は注意が必要です。事前に優先順位を決め、必要なオプションを見極めることが重要ですね。

「思ったより高い…」と感じた人の口コミ

出来たばかりのモデルルームを見てきました。営業マンに聞くとコロナ前は平均単価坪45万程でしたが、今は高騰して坪単価70万との事。モデルルームは4LDK50坪(建坪42坪程)で3500万にオプション1000万の計4500万。建坪で計算したら坪100万越え！これだとそこそこのハウスメーカーより高くなります。

タマホームの口コミ・評判｜ みん評

建築費の高騰により、以前と比べて坪単価が上昇しています。

また、モデルルームはオプションを多く含んでいるため、実際にその通りに建てようとすると、目安となる坪単価を大きく上回ることが一般的です。

マイホーム購入を検討する際は、標準仕様の内容をよく確認し、必要なオプションと不要なオプションを整理しましょう。

「コスパはいいが〇〇が不満だった」リアルな口コミ

こだわりがなく、指定されたカタログの中から選ぶことに問題がなければ、坪単価は安かったですしお勧めの会社です。しかし、営業さんは成約件数こなすことに必死で、契約した途端に態度が横柄になったり雑になったり…というのは感じました。

タマホームの口コミ・評判｜ みん評

コスパ重視で家を建てるならタマホームは魅力的ですが、営業担当者の対応には個人差があります。これはどのハウスメーカーでも同じです。

特に、営業マンが案件を多数抱えている場合、担当者次第では仕事が雑になる可能性もあります。担当になる営業マンがどんな人物なのか、契約前によく確認するようにしましょう。

タマホームの商品展開と特徴

この章では、タマホームの2025年3月時点での商品ラインナップを解説していきます。それぞれの商品の特徴と建物価格の目安も紹介しているので、参考にしてください。

大安心の家シリーズ｜タマホームのベストセラー商品

価格：2,200万円～

「大安心の家シリーズ」は、タマホームの主力商品であり、コストパフォーマンスの高い注文住宅を提供するシリーズです。

断熱等級5や耐震等級3など、長期優良住宅認定基準に標準で対応しています。また、メンテナンス性の高い陶器瓦屋根を標準で選べることもポイントです。

定期点検と必要と診断されたメンテナンスを実施することで、最長60年の長期保証が付いています。ただし、初期保証は10年と短めです。

木望の家｜木造3階建て商品

価格：2,200万円～

「木望の家」はタマホームの木造三階建て住宅商品です。

大安心の家と同様、耐震等級3、断熱等級5などの長期優良住宅認定に標準仕様で対応しています（※プランや方位、商品仕様によって断熱等性能等級が変更となる可能性あり）。3階建てですので、都心などの狭小地に向いている商品です。

グリーンエコの家｜屋上庭園付き商品

価格：2,400万円～

「グリーンエコの家」は屋上庭園がついた商品で、狭小地でも緑が楽しめることが特徴です。

耐久性に優れたステンレス鋼板に加え、表面には耐候性樹脂塗装を施しているので、防水保証が30年となっています。ただし、屋上付きのため、排水口にゴミや落ち葉などが詰まると水漏れの原因になるため注意が必要です。。

GALLERIART（ガレリアート）｜インナーガレージ付き平屋商品

価格：2,400万円～

「GALLERIART（ガレリアート）」はビルトインガレージがついた平屋タイプの注文住宅商品です。

ビルトインガレージは車庫としてだけではなく、創作活動などのスペースとしても活躍しますよ。趣味を思いきり楽しみたいという方にはぴったりの商品です。

和美彩（わびさい）｜和風特化した住宅商品

価格：2,500万円～

「和美彩（わびさい）」は伝統的な和風家屋のデザインを標準仕様に採用した商品です。

国産木材を100％使用するなど、徹底して和風にこだわっています。タマホームの中では高価格帯になりますが、日本家屋に憧れがある方や、フローリングより畳が好きという方にはおすすめの商品です。

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タマホームと比較検討されるハウスメーカー

この章では、タマホームと比較検討してほしいハウスメーカーについて紹介していきます。それぞれのメーカーについて詳しくまとめた記事のリンクも記載していますので、参考にしてください。

まとめ｜タマホームの坪単価・大きさ別総額

この記事では、タマホームの坪単価や大きさごとの総額について詳しく解説してきました。

後悔のない理想の住まいを実現するためには、良いハウスメーカーに出会えるかが鍵になります。
そのためには、それぞれのハウスメーカーの強みや弱みを知ることが重要です。

また、一社だけではなく複数のハウスメーカーを比較するとより良い選択肢が見つかるでしょう。一括資料請求サービスを使えば各ハウスメーカーの情報を簡単に集めることができます。ぜひ積極的に利用して、理想のハウスメーカーを見つけてくださいね。