【実態】2階お風呂は本当にめんどくさい？7つの後悔ポイントと解決策を解説！

この記事を読んでいるみなさんは、上記のようなお悩みをお持ちではないですか？

新築を計画するうえで、お風呂の場所は重要なポイントです。「2階にお風呂を作ったら不便かも…」「老後のことを考えると後悔する？」 と不安に思うのは当然のことです。

2階お風呂は、間取りの自由度が高く、家事動線をスムーズにできるなどのメリットがたくさんあります！

この記事では、建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、2階のお風呂を検討している方の疑問や不安を解消し、後悔しないためのポイントを詳しく解説します。

また、「2階お風呂はやっぱりやめたほうがいい？」「後悔しないための間取りの工夫は？」 など、以下のような疑問にもお答えします。

この記事を読めば、2階お風呂のリアルなメリット・デメリットがわかり、自分にとって最適な選択ができるようになります！
ぜひ、最後までお読みください！

2階お風呂はめんどくさい？後悔する7つのポイント

新築で2階にお風呂を設置することを検討している方の中には、「本当に大丈夫？」「後悔しないかな？」と不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
確かに2階にお風呂を設置することで、動線や水圧、コスト面などさまざまな懸念点が浮上します。
ここでは、「2階お風呂はめんどくさい」と言われる7つのポイントについて詳しく解説します。

1. 階段の上り下りが面倒で負担になる

2階にお風呂を作ると、毎日の入浴のたびに階段を上り下りしなければなりません。
特に次のようなケースでは負担になりがちです。

入浴中に忘れ物をしたときに1階まで取りに行くのが手間 入浴後に湯冷めしやすい（1階リビングまで移動するため） シャンプーやボディソープの補充が面倒（1階のストックを取りに行く必要がある）

日々の生活で階段の上り下りが負担になるかどうかは、家族のライフスタイルに大きく関わります。

2. 小さい子どものお風呂サポートが大変

子育て世帯では、お風呂の時間が親にとって大きな負担になりがちです。
特に2階にお風呂がある場合、次のような問題が発生する可能性があります。

リビングで遊んでいる子どもを2階へ誘導するのが大変 お風呂の間も1階の家事が気になる（キッチンとお風呂の距離が遠い） 1階と2階の行き来で転倒のリスクが増える

「リビング横にお風呂があると楽だった…」という声も多く、特に子どもが小さいうちは注意が必要です。

3. 老後に階段を使うのが不安

2階お風呂を選ぶ際に、多くの人が懸念するのが将来的な生活のしやすさです。
老後に階段を使うことが難しくなった場合、次のような後悔を招くことがあります。

転倒のリスクが高まる（浴室と寝室の行き来が負担に） 手すりや昇降機などの後付け工事が必要になる可能性 家の売却時に「2階お風呂」がネックになることも

長く住むことを考えるなら、老後の生活を見越して間取りを検討することが大切です。

4. 水圧が弱くなりやすい

2階にお風呂を作ると、水圧が弱くなるリスクがあります。
特に以下のようなケースでは、シャワーの水圧不足がストレスにつながります。

給湯器の性能が低い場合 2階への水の供給が安定しない場合 複数の水回りを同時に使用すると影響を受ける（例えば、1階でキッチンを使いながらシャワーを浴びると水圧が不安定になる）

「シャワーの水圧が弱すぎて不満…」という声も多く、給湯器の選び方や配管設計をしっかり検討することが重要です。

5. 水漏れのリスクと修理費用が高くなる

1階の天井部分に水回りがくるため、万が一水漏れが発生した場合、被害が大きくなる可能性があります。

水漏れが起こると、1階の天井や壁紙まで被害が及ぶ 配管の修理費用が高額になることがある 気づかないうちにカビや腐食が進行するリスクがある

施工段階で防水対策をしっかり行えばリスクは軽減できますが、1階のお風呂に比べてメンテナンスの手間がかかることは覚えておきましょう。

6. 1階で排水音が響いて気になる

2階のお風呂を使っているとき、1階で生活している人が「排水音がうるさい」と感じることがあります。
特に、次のような状況では音が気になりやすくなります。

お風呂の下がリビングや寝室になっている場合 夜遅くにお風呂に入ると家族を起こしてしまう 配管の設計が不十分だと、流れる音がダイレクトに響く

防音対策を施すことで改善できますが、設計段階で「音問題」を考慮することが必須です。

7. 施工コストが高くなる可能性がある

2階にお風呂を設置する場合、配管工事が複雑になるため、施工費用が高くなるケースが多いです。特に以下のような要因がコスト増につながります。

給水・排水管の延長工事が必要 防水・防音対策を強化する必要がある 水圧を安定させるために高性能な給湯器が必要になる場合もある

1階にお風呂を設置するよりも数十万円単位で費用が高くなることもあるため、事前に見積もりを確認することが大切です。

2階にお風呂を作ることで、不便さを感じるポイントが意外と多いことがわかります。
階段の上り下りの負担や、子育て中の入浴サポートの難しさ、老後の使い勝手の問題、水圧の低下、水漏れ時の修理費用、排水音の影響、さらには施工コストの増加など、考慮すべき点がいくつかあります。
しかし、これらの課題には解決策があり、工夫次第で快適に使うことも可能です。

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子育て世帯でも2階お風呂は快適！意外なメリットとは？

新築を考えている方の中には、「子育て中に2階お風呂は不便じゃない？」と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、実際に住んでみると、子育て中だからこそ 2階お風呂が便利だと感じるケースも多いのです。

ここでは、子どもの成長や親の負担軽減に役立つ5つのメリットを紹介します！

1. 子どもの入浴時間を生活リズムに合わせやすい

2階お風呂があることで、子どもの入浴時間を家庭の生活リズムに合わせやすくなります。

お風呂の時間が固定化されると、就寝リズムが安定し、親の負担も軽減されます。

2. 夜の入浴後に子どもをすぐ寝室へ移動できる

1階にお風呂がある場合、お風呂後にリビングで遊んでしまい、なかなか寝室に行かないこともあります。
2階にお風呂があれば、入浴後すぐに寝かしつけができるのがポイントです。

特に お風呂後にリビングでダラダラしがちな子どもには、2階お風呂の動線が最適です！

3. 親のリラックスタイムを確保しやすい

子育て中でも「自分の時間を大切にしたい」という方にとって、2階お風呂は 親のリラックスタイムを確保しやすいというメリットがあります。

子どもと一緒にお風呂に入った後も、寝かしつけが終われば自分の時間を確保できるのは大きなポイントです。

4. 子どもが成長してもプライバシーを守りやすい

子どもが小さいうちは気にならなくても、成長してくると 「家族と鉢合わせたくない」という思春期特有の悩みが出てきますが、2階お風呂はプライバシーを守りやすくなります。

2階お風呂なら、思春期になっても家族全員が気を使わずに快適に入浴できるというメリットがあります。

5. 1階の生活スペースがスッキリする

子どもがいる家庭では、1階リビングや廊下が荷物で散らかりがちですが、2階お風呂にすることで 生活スペースをスッキリ保ちやすくなります。

特に お風呂まわりのタオルやシャンプー類を1階に置かなくて済むのは、家のスッキリ感を保つうえで大きなメリットです！

2階お風呂は子育て世帯にも意外と便利！

「めんどくさい」と言われがちな2階お風呂ですが、適切な対策をすれば快適に使えます。
生活動線を工夫し、子どもや高齢者が安全に使える設計を考えることが大切です。
また、水圧対策や防水・防音対策をしっかり行うことで、快適な入浴環境を整えられます。
これらの対策を施せば、2階お風呂のデメリットを最小限に抑え、快適な暮らしを実現できるでしょう。

2階お風呂の「めんどくさい」を解決！後悔しないための対策

「2階お風呂はめんどくさい」と言われることがありますが、適切な対策をすれば、快適に使い続けることができます。移動の負担、水圧の問題、水漏れのリスクなど、気になる点はあるものの、それぞれに適切な解決策があります。
ここでは、2階お風呂を導入する際に「めんどくさい」と感じないためのポイントを紹介します！

1. 生活動線を工夫して移動の負担を軽減

「2階お風呂は移動が面倒」と感じる方もいますが、動線を工夫すれば負担を軽減できます。

特に夜の入浴後は動線が重要になるため、事前の間取り設計がカギになります。

2. 子どもや高齢者でも使いやすい設計を考える

子どもや高齢者がいる家庭では、2階お風呂の安全性が重要になります。

2階にお風呂を作る場合、家族全員が安心して使える環境を整えることが大切です。

3. 高圧給湯器を導入して水圧問題を解決

2階にお風呂を設置すると「水圧が弱くなるのでは？」と心配する方も多いですが、適切な給湯設備を選べば問題ありません。

シャワーの水圧が弱いとストレスになるので、設備選びは慎重に行いましょう。

4. 配管や防水対策を強化し、水漏れリスクを減らす

2階お風呂で最も気になるのが水漏れリスクですが、事前にしっかり対策すれば心配無用です。

特に床下の防水施工はしっかり行い、安心して使える環境を整えましょう。

5. 1階の防音対策をして、生活音のストレスを軽減

2階にお風呂を作ると、1階で排水音が気になることがあります。防音対策を施すことで、快適に生活できます。

適切な防音対策をすれば、1階でも水音は気になりません。

2階お風呂は対策次第で快適に！
「めんどくさい」と言われがちな2階お風呂ですが、適切な対策をすれば快適に使えます。生活動線を工夫し、子どもや高齢者が安全に使える設計を考えることが大切です。また、水圧対策や防水・防音対策をしっかり行うことで、快適な入浴環境を整えられます。これらの対策を施せば、2階お風呂でも「めんどくさい」と感じることなく、快適な暮らしが実現できるでしょう。

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実際に住んでいる人の口コミ・体験談

2階にお風呂を設置した方々のリアルな声を紹介します。実際に住んでみたからこそ分かるメリットやデメリットを知ることで、より納得した選択ができるはずです。

2階お風呂で「後悔した」人の声

1. 水漏れや配管の不安
「2階に水回りを持っていくと、配管が増えて施工費が高くなります。それに、水漏れのリスクも考えないといけません。」

2. 家事動線の不便さ
「共働きなので、家事動線は最短にするべきでした。リビング中心に動ける方がいいと今になって思います。」

3. 給湯の遅れ
「冬場にお湯を出しても、最初は冷たいことがあります。給湯器からの距離が長くなることで、配管内の水が冷めてしまうからです。」

2階お風呂で「満足している」人の声

1. 洗濯動線の効率化
「お風呂の残り湯で洗濯→ベランダで干す→取り入れて収納、が最短距離で済みます。」

2. プライバシーの確保
「子どもの友達が遊びに来たときに、1階にお風呂があると気を使いますが、2階ならプライバシーを守れます。」

3. 1階スペースの有効活用
「2階にお風呂を設けたおかげで、1階を広く使えます。リビングの快適さを優先したい人にはおすすめです。」

参照：マンションコミュニティ

この体験談を踏まえ、家事動線や配管設計、防音対策を十分に検討することが後悔を防ぐポイントになります。家族構成やライフスタイルに合わせて、最適な配置を考えてみましょう！

2階お風呂はどんな人に向いている？向いていない？

新築の間取りを考える際に、「2階にお風呂を設置するのはアリ？」 と迷う人も多いはずです。
実際、2階お風呂には「向いている人」と「向いていない人」の両方の特徴があります。
ライフスタイルや家族構成によって、最適な選択肢は異なるため、ここで整理していきましょう。

2階お風呂が向いている人の特徴

2階にお風呂を設置すると、1階のスペースを広く使えたり、洗濯動線が良くなったりするなどのメリットがあります。
以下のような人には、2階お風呂が特におすすめです。

生活動線やプライバシーを重視し、家事の効率を上げたい人に最適です。

2階お風呂が向いていない人の特徴

逆に、2階お風呂はライフスタイルによっては不便に感じることもあります。
階段の上り下りや、給湯・排水の問題を気にする人は、1階にお風呂を設置したほうが快適かもしれません。

動線のシンプルさやバリアフリーを重視し、快適性を優先したい人には不向きです。

2階お風呂は、「家の間取りを効率よく使いたい人」や「洗濯動線を重視する人」に向いています。
一方で、「階段の上り下りが負担になる人」や「水回りのトラブルを避けたい人」には向かない可能性があります。

◎ 2階お風呂が向いている人 → 1階を広く使いたい、洗濯動線を重視する人
✖ 2階お風呂が向いていない人 → バリアフリーを考えている、階段の上り下りが面倒な人

FAQ｜2階お風呂の「よくある疑問」

2階にお風呂を設置する際に、多くの人が気にするポイントは 「水圧」「水漏れ」「建築コスト」「防音対策」 などさまざまです。
「老後のことを考えると後悔する？」「売却時に不利になる？」など、不安な点を事前に解決しておくことで、安心して計画を進められます。
ここでは、2階お風呂に関する7つのよくある疑問とその解決策をQ&A形式で詳しく解説します！

① 2階お風呂の水圧が弱くなるのは本当？対策は？

水圧は低下する可能性がありますが、適切な設備を導入すれば問題ありません。

対策方法

• 高圧タイプの給湯器を設置する（加圧ポンプ付きのものがおすすめ）
• 水道管の太さを確保する（細い配管だと水圧が下がりやすい）
• 水道本管の圧力を事前にチェックする（エリアによって異なるため要確認）

設備選びを間違えなければ、1階と同じ快適な水圧を確保できます。

② 2階にお風呂を作ると、建築費用はどれくらい高くなる？

一般的に1階に比べて 「+50～100万円程度」 の追加コストがかかることが多いです。

追加費用の要因

• 配管の延長費用（給排水管を2階まで引き上げる必要がある）
• 防水工事の強化（1階天井に水漏れしないようにする対策）
• 水圧対策の設備導入（高圧給湯器や太い配管の設置）

ただし、間取りの工夫次第でコストを抑えることも可能です。

③ 2階お風呂の水漏れ対策はどうすればいい？

事前の施工でしっかり対策すれば、水漏れリスクは最小限に抑えられます。

対策方法

• 水シートや防水パンをしっかり施工する
• 排水管の勾配を適切に設定し、水がスムーズに流れるようにする
• 定期的に防水コーキングのメンテナンスをする

水漏れの心配はありますが、適切な施工とメンテナンスをすれば、大きなトラブルは防げます。

④ 老後になったら1階にお風呂を作り直せる？

可能ですが、設計段階で「将来的な変更」を見越しておくことが大切です。

対策方法

• 1階に水回りのスペースを確保しておく（将来的にお風呂を増設できる間取りにする）
• バリアフリー設計を取り入れる（手すり・スロープの設置を前提にする）
• 2階のお風呂も安全設計にしておく（滑りにくい床材や昇降しやすい階段）

老後のことを考えて、あらかじめ柔軟に対応できる設計をするのがベストです。

⑤ 1階に排水音が響くのが気になるけど、軽減する方法はある？

防音対策をすれば、排水音はほとんど気にならなくなります。

対策方法

• 防音材付きの排水管を使用する（音の発生を抑える特殊配管を導入）
• 天井裏に吸音材を施工する（1階に音が響かないようにする）
• 防音フローリングを採用する（床からの振動音を軽減する）

適切な防音対策を施せば、1階にいても水の音が気にならないレベルにできます。

⑥ 2階お風呂は売却時に不利になる？

物件によっては売却しづらくなる可能性があります。

理由

• 年配の買主は「階段を上がるのが大変」と敬遠しやすい
• 1階にお風呂がないことで「使いづらい」と感じる人もいる
• ファミリー層には好まれるケースもある（間取り次第でプラス評価もあり）

売却を考えるなら、1階にお風呂を作れるスペースを確保しておくと安心です。

⑦ メンテナンス費用は1階のお風呂より高くなる？

若干高くなることが多いですが、大きな差はありません。

理由

• 給排水管が長いため、交換や修理のコストがかかる
• 防水工事のメンテナンスが必要になる
• 配管の劣化が進むと、水漏れリスクを防ぐための点検が必要

適切な施工をしておけば、通常のメンテナンスで十分対応可能です。

まとめ｜2階お風呂を検討するなら、暮らしやすさを第一に考えよう！

この記事では、「2階にお風呂を設置するとめんどくさい？後悔する？」と言われる理由について詳しく解説しました。

2階のお風呂には、間取りの自由度が増す、1階を広く使えるといったメリットがあります。
一方で、階段の上り下りの負担や老後の不安、水圧や水漏れのリスク、施工コストの高さなど、事前に対策を考えておかないと後悔してしまう可能性もあります。

結論として、2階お風呂を採用する際には、生活スタイルや将来の変化を考慮し、利便性と安全性を十分に検討することが重要です。

この記事のポイントから、2階お風呂が向いている人の特徴がこちら。

2階にお風呂を設置する場合は、動線計画や設備選び、防音・防水対策をしっかり行うことで、快適な住環境を実現できます。将来的なライフスタイルの変化も考慮しながら、最適な間取りを検討しましょう。