ヤマト住建ってダサい・安っぽいの?
実際に建てた人はどう思ってるの?
ヤマト住建は、関東・近畿エリアを中心に展開しているハウスメーカーです。高性能でありながらリーズナブルな価格で住宅を提供しており、人気が高いです。
しかし、中には「ヤマト住建はダサい・安っぽい」という評価もあるようです。
そこでこの記事では、建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、ヤマト住建がどんな会社なのか、なぜダサい・安っぽいと言われているのかを徹底解説します。
ヤマト住建ダサい・安っぽいと思われている理由
ヤマト住建がダサい・安っぽいと思われている理由としては、次の3つが考えられます。
- ローコスト住宅だから
- 設計力が不安だから
- 質の低い担当者もいるから
それぞれの理由について、口コミとともに見ていきましょう。
ローコスト住宅だから
1つ目の理由はローコスト住宅だからです。
ヤマト住建は高性能でありがら比較的リーズナブルな価格で提供しています。そのため、「質が高いのに安いのは見た目がダサい・安っぽいからでは?」と思う人も出ているようです。
設計力が不安だから
2つ目の理由は設計力に不安があるからです。
ヤマト住建で家を建てた方の中には、「希望した設備を採用してくれなかった」「設計図に誤りがあった」といったことから、不満を感じている方もいるようです。
また、「建築士とのやりとりに回数制限があり、十分に話し合えなかった」と語る方もいます。このような打ち合わせのしづらさから設計力に不安が出ているお客様も多く、結果的にダサい・安っぽい家が完成してしまっているのかもしれません。
担当者や店舗によって設計力には差がある可能性もあります。
質の低い担当者もいるから
3つ目の理由は、質の低い担当者もいるから、です。
口コミの中でも多かったのが、「担当者に対する不満」です。担当者としっかりと信頼関係が築けず、うまく要望を汲み取ってもらえなかったことから、ダサい・安っぽい家ができてしまっているのかもしれません。
担当の確認ミスで解約した
身内がヤマト住建さんの全館空調やコストパフォーマンスの良さに魅力を感じ、注文住宅を契約しましたが、訳あって解約し、ミサワホームで建築しました。
解約の理由はシンプルで、契約書に記載の建物が条例により建てられないことが分かったからです。
原因としてはヤマト住建の確認ミスでした。
また、解約にあたって店長や営業担当さんの対応はスムーズに進んだのですが、その後出てきた弁護士と本社スタッフの対応が横柄で打ち合わせの際にとても不快でした。
営業担当者の対応が最悪だった
ヤマト住建で建てました!
引き渡し完了し、断熱・機密性ともに
性能めちゃめちゃ良いです!!!
ただ、営業マンがまじで最悪でした。
はじめはグイグイこない感じが良いと思っていましたが、今となっては本当に最悪。
色々適当だし、打ち合わせ中もめちゃめちゃ困りました。
引き渡し前から側溝に流れ出た泥掃除をしてほしいと自治会の人がヤマト住建に連絡していたにもかかわらず、引き渡し後にそれを私たちに言ってきて、引き渡しはもう終わってるんで、こちらの責任ではないです。購入者さんの方でやってください。と言われました。
急に営業担当者と連絡が取れなくなった
地鎮祭の前日に営業担当者と連絡が取れず、当日は延期になりました。その後、担当者が体調不良ということで急遽担当が変わりました。それからというもの、営業担当者間の引き継ぎができてないこともあり、トラブル続きで大変でした。未だに解決していません。ヤマト住建はおすすめできません。
対応がイマイチで信頼できない
色々ありました。
対応もイマイチでした。
住む家を建てるには
信頼できないハウスメーカーさんでした。
「信頼できないハウスメーカー」という、残念な評価もありました。
ヤマト住建はダサくも安っぽくもない!その魅力を紹介
これまでの理由から、ヤマト住建はダサい・安っぽいという噂がありますが、実際のところはそんなことはありません。ヤマト住建には次のような魅力があります。
- 安い坪単価でコスパが良い
- 商品ラインナップがたくさんある
- モデルハウスで宿泊体験が可能
- 「外張り断熱工法×丁寧な施工による気密性×樹脂サッシ」で高性能
- 揺れを抑える制振装置 evoltzB5で地震に強い
- 耐震等級3の取得も可能
- 健康にこだわった5つの健康
以上の7つの魅力を見ていきましょう。
安い坪単価でコスパが良い
ヤマト住建の坪単価は、だいたい65.5万円です。比較的ローコストですが、省エネ性能など非常に高品質な住宅を提供していると考えると手頃な値段と言えます。
このリーズナブルな価格は、CMやチラシにかかる広告費を最小限に抑えることでローコスト住宅を実現しています。
高品質な住宅を低価格で提供するための企業努力をしているということです。
非常にコストパフォーマンスに優れた商品があるという点は、ヤマト住建の魅力の1つです。
商品ラインナップがたくさんある
ヤマト住建は、幅広い住宅ラインナップがあります。
例えば、高気密・高断熱に特化した「エネージュ」シリーズや、全館空調を導入した「YUCACOシステム」、二世帯住宅など、ライフスタイル・家族構成に合わせて自由にラインナップを選べます。
モデルハウスでの宿泊体験が可能
ヤマト住建では、モデルハウスでの宿泊体験が可能です。
実際の住み心地を体験することで、家を建てて入居してからの効果を少なくすることができます。宿泊は4〜6名まで可能で、家族で宿泊もできます。
「外張り断熱工法×丁寧な施工による気密性×樹脂サッシ」で高性能
ヤマト住建は、「外張り断熱工法×丁寧な施工による気密性×樹脂サッシ」により、高気密・高断熱を実現しています。
外張り断熱工法とは、屋根から基礎まで断熱材で隙間なく包み込む工法です。外気の影響を受けにくいため、室内の温度が変動しにくく、「夏は涼しく・冬は暖かい」家を実現しています。
また、Low-Eトリプルガラスを採用しているので、窓から熱の流入出を最小限に抑えられています。結露の防止にも効果的です。
さらに、丁寧な施工によって気密性を高めています。
揺れを抑える制振装置 evoltzB5で地震に強い
ヤマト住建では、より地震に強い家づくりのために、「揺れを抑える制振装置 evoltzB5」を採用しています。
揺れに耐える「耐震」と、揺れを制御する「制振」が組み合わせられており、世界レベルの高性能・高品質を実現しています。
地震の際に生じる家の痛みを和らげて、繰り返しの揺れもしっかりと吸収する優れものです!
耐震等級3の取得も可能
ヤマト住建は、「木造在来軸組工法」「金物工法」「パネル工法」の組み合わせによる高い耐震構造なので耐震等級3の取得も可能です。
地震の多い日本では、万が一の事態への備えも重要です。ヤマト住建なら、万が一に備え地震に強い家づくりもできます。
さらに「evoltzB5」を組みたわせることで、より耐震性が高まり、家族と家を守れます。
健康にこだわった5つの健康
ヤマト住建では、「空気・水・素材・設計・価格」の5つの視点から、末長く健康で快適に暮らしていける住まいづくりを目指しています。
- 【空気】天然無垢材と24時間換気システムの組み合わせで、思わず深呼吸したくなるような空気環境。
- 【水】浄水器を設置し、生活に使うすべての水を浄活水化することで、綺麗なお水を提供。
- 【素材】赤ちゃんにも安心な天然無垢材の採用によって、シックハウス症候群アトピーを予防。
- 【設計】「家族のふれあいをテーマ」に設計。心の健康を育める家を実現。
- 【価格】広告費を最低限に抑え、高品質な住宅を納得のできる価格で提供。
上記の5つを大切に家づくりを行なっています。
ヤマト住建で家づくりをして失敗しないためのポイント
ヤマト住建にはたくさんの魅力があることを理解していただけたかと思います。しかし、家づくりでハウスメーカー選びをする際は、事前にしっかりと情報収集も必要です。
ここでは、ヤマト住建での家づくりをして失敗しないためのポイントと5つご紹介します。
- 事前に予算を明確にする
- 標準仕様の内容をしっかりと確かめる
- 実際に家を建てた人の評価を調べる
- 担当者との相性を見極める
- 他社と比較検討する
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
事前に予算を明確にする
家づくりの際は、事前に予算を明確にして資金計画を立てる必要があります。予算によっては、ヤマト住建での家づくりが合わない可能性もあるためです。
土地や家にどのくらいの予算をかけるのか、その場合どのくらいの諸費用がかかるのか、住宅ローンの事務手数料や引越し費用はどのくらいかかるのかを細かく調べておくことで、大幅な予算オーバーも防げます。
資金計画で悩む場合は、ハウスメーカーの担当者やファイナンシャルプランナーに相談してみましょう。
標準仕様の内容をしっかりと確かめる
ハウスメーカーのモデルハウスを見学すると、豪華で煌びやかな設備に魅力を感じる方もいるでしょう。しかし、それが本当に標準仕様なのかどうかは確認しないといけません。
設備によってはモデルハウスを魅力的に見せるためのオプションを設置している可能性もあるためです。
モデルハウス見学したら、どれが標準仕様なのかを担当者に質問してみましょう。
実際に家を建てた人の評価を調べる
実際に家を建てた人の評価を調べることも大切です。
どのような点が良かったのか・悪かったのか、を見ることで、自分とヤマト住建との相性を見極める材料にもなります。
実際に建てた人がどのように感じたのかを知ることは、ヤマト住建の本質を知ることにも繋がります。
担当者との相性を見極める
家づくりでの担当者選びは非常に重要です。土地探しから間取りや設備・仕様決め、工事、入居後まで長い付き合いをすることになるため、担当者との相性を見極めることが大切になってきます。
しっかりと信頼関係の築ける担当者であれば、自分の要望も言いやすく相談しやすいため、より理想の家に近づくことができます。
たくさん質問して誠実な対応をしてくれるか見極めましょう。
他社と比較検討する
初めからヤマト住建だけに絞らずに、他のハウスメーカーと比較検討することも大切です。
複数の会社と比較検討することで、より自分にぴったりのハウスメーカーを選ぶことができます。
ヤマト住建で家を建てる際の3つの注意点
最後に、ヤマト住建で家を建てる際の3つの注意点をご紹介します。
- 値引きをあまりしてくれない
- 担当者にばらつきがある
- オプションを追加すると高い
それぞれの注意点を見ていきましょう。
値引きをあまりしてくれない
ヤマト住建では、値引き交渉はあまり期待できません。
宣伝広告費などを削り、家づくりに注力を注いでいるため、値引き交渉しても大幅値引きをしてくれるというわけではないようです。
元々がリーズナブルな価格なので、それ以上の値引き交渉は難しいのでしょう。
担当者の質にばらつきがある
口コミを見てもわかるように、担当者によっては「対応が最悪だった」と感じている方もいます。
関東・近畿を中心に展開してるヤマト住建は、たくさんの営業マンがいます。中には、良い担当者もいればそうではない担当者もいます。どうしても質にばらつきが出てしまうため、ヤマト住建で家づくりを成功させるためにも、担当者の質を見極めることも大切です。
紹介制度を利用すれば、優秀な営業マンに担当してもらえる可能性があります!
オプションを追加すると高い
ヤマト住建がリーズナブルなのは、あくまでも標準仕様での価格です。
標準仕様でのプランが安くなるように価格設定をしているため、そこにオプションを追加すると一気に金額が高くなってしまうこともあります。
オプションをつけたい場合は、どのくらいの追加費用が必要なのかを確認しましょう。
まとめ
ヤマト住建について解説していきました。
ヤマト住建は「ダサい」「安っぽい」という噂もありますが、実際のところはそんなことありません。
企業努力によって高品質な住宅をリーズナブルな価格で家づくりができるハウスメーカーです。
ただ、担当者との相性によっては、時に悪い評判が出てしまうこともあるようです。
ヤマト住建で家づくりをして後悔しないためにも、親密な信頼関係が築ける担当者選びが重要になってきます。
実際にモデルハウスを訪問し、担当者の対応から「この人なら大丈夫」という方を見極めましょう。