【2024年最新】ローコスト住宅メーカーおすすめランキング！平屋・坪単価・満足度別に解説

ローコスト住宅は、決して性能の低い住宅ではありません。徹底した仕入れ管理と効率的な家づくりで、低価格でも品質を確保したコストパフォーマンスに優れた住宅を建てています。

一方で、情報が多すぎて何を基準に選べばいいのか悩んでしまう方も多いでしょう。やみくもに金額だけでハウスメーカーを選んでしまうと後悔してしまうかもしれません。

予算を抑えつつ満足いく住まいを実現するためには、ハウスメーカーを比較してあなたの希望を叶えられる相性のいいメーカーを見つけることです。

この記事では、建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、2024年最新のおすすめローコスト住宅メーカーをランキング形式でご紹介。平屋が建てられるメーカーや坪単価まで詳しく解説をしていきます。

「自分に合うローコスト住宅メーカーが知りたい」「低価格でも安心して暮らせるマイホームがほしい」このような方は、最後まで記事を読み進めてください。

【おすすめ10選】ローコスト住宅メーカーを坪単価順にランキング

筆者がおすすめするローコスト住宅メーカー10社を、坪単価順にランキングにしました。

それぞれ、特徴についても順番に解説をしていきますので、あなたの予算でどのような家が建つのか参考にしてください。
※会社名をタップすると解説部分まで移動します。

順位	ハウスメーカー	平均坪単価	特徴
第1位	一建設	47万円	徹底的なコストカットで低価格を実現 1,200通りのプランから選ぶ家づくり 自社の一貫体制で安定した制度を実現
第2位	パパまるハウス	50万円	優れたコストパフォーマンス 高い断熱性能と全館空調「Z空調」 豊富なプランから選ぶ規格住宅
第3位	アーネストワン	50万円	300以上のプランから選ぶ規格 注文住宅低価格を実現する徹底したコスト管理 耐震＋制震で地震に強い家
第4位	オープンハウス	55万円	セミオーダー型住宅 グループ会社の一貫施工で高品質・低価格 土地の特性に合わせた快適設計
第5位	レオハウス	57万円	完全自由設計の注文住宅 地震に強く長期優良住宅に対応 最長60年の長期保証
第6位	アイダ設計	58万円	金額がわかりやすい「正直価格」 狭小地にも強い設計力 省エネ住宅でZEHにも対応
第7位	アイフルホーム	60万円	リクシル製品が標準装備 選べる断熱性能 高断熱・高コスパ商品「すごい家」
第8位	アエラホーム	60万円	外張W断熱で断熱等級7に対応 間取りの自由度と耐震性を両立した「アエラストロング工法」 きれいな空気で快適な全館空調「エアリア」
第9位	タマホーム	60万円	少ない返済額で安心の暮らし 理想の間取りが叶う自由設計 標準で長期優良住宅に対応
第10位	ユニバーサルホーム	67万円	地熱床システムで快適・安心 耐震性・耐火性に優れたALC外壁 直接施工で高品質・低価格

1.一建設｜平均坪単価47万円

一建設は、飯田グループホールディングスの100％出資会社です。企業規模の大きさを活かして、年間10,000棟分の資材を大量に仕入れることでコストを抑えています。

注文住宅では、1,200通りのプランをベースに、仕様や設備を好みにアレンジすることで、あなただけのこだわりを詰め込んだ家づくりが可能です。

• 平屋
• 3階建て
• 2世帯住宅

など、さまざまなニーズに対応した住まいを建てられます。

自社で一貫した管理体制も強みのひとつです。間に管理業者を挟まないことで、コストの削減とあなたの要望をしっかりと反映させた家づくりができます。

公式サイトはこちら>>>一建設

2.パパまるハウス｜平均坪単価50万円

パパまるハウスは、ヒノキヤグループの企業として、規格住宅をメインにリーズナブルな価格で住宅を販売しているハウスメーカーです。

低価格を実現している理由は、年間1,000棟以上の施工実績を活かした資材の大量購入にあります。人気の設備や材料を一括で仕入れることで、コストを大幅に削減して手の届きやすい価格帯で商品を提供しています。

断熱材には、気密性に優れた吹き付け断熱の「アクアフォーム」を採用。

隙間なく断熱材を施工することで、外気の影響を受けにくい一年中快適な住まいづくりが可能です。

ヒノキヤグループということで、オプションで全館空調システム「Z空調」を導入できることも特徴です。

これにより、家族全員がどの部屋にいても快適に過ごせるだけでなく、省エネ効果も期待できます。

パパまるハウスでは、決められた間取りから選ぶ規格住宅をメインに販売しています。豊富なプランから好みの間取りを選択することで、打ち合わせの手間を大幅に削減。

例えば、平屋のプランだけでも、4つのシリーズ18のプランから選べます。

「家づくりに時間をかけたくない」「効率良く家づくりを進めたい」という方にはとくにおすすめです。

公式サイトはこちら>>>パパまるハウス

3.アーネストワン｜平均坪単価50万円

アーネストワンでは、豊富に揃えた300種類以上のプランをもとに、自由にカスタマイズができる規格注文住宅「クレイドルパレット」を販売しています。

• さまざまな土地形状
• 家族構成
• ライフスタイル

など、あなたの要望に合わせた柔軟な住まいづくりが特徴です。

飯田グループの子会社としてのスケールメリットを活かして、以下のようにコスト管理を徹底することで、品質を保ちつつ低価格の家づくりを実現しています。

• 30棟分の資材を一斉発注
• 作業効率を高めるために材料を工場で加工してから現場に運ぶ
• ワンストップ体制による工期の短縮

低価格でも高い耐震性能で、安心して暮らせる住まいもアーネストワンの特徴です。

建築基準法の1.5倍の壁量による耐震性と、制震装置「SAFE365」で地震の揺れを最小限に抑えることで、大きな地震から大切な住まいを守ります。

公式サイトはこちら>>>アーネストワン

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4.オープンハウス｜平均坪単価55万円

オープンハウスでは、カスタマイズ性の高いセミオーダー型住宅を販売しています。

決められた間取りプランから選択することで、打ち合わせの時間を短縮。人件費など打ち合わせにかかるコストを抑えた、低価格な家づくりが特徴です。

低価格を実現している理由はほかにも。オープンハウスでは、土地から建物の施工まで一貫して自社でおこないます。そうすることで、中間業者にかかるコストを削減しつつ、あなたの要望を反映させた家づくりが可能です。

セミオーダー住宅の「参考プラン」では、経験豊富な設計士が土地の形状や周辺環境を考慮して間取りプランを提案してくれます。

そのため、低価格でもあなたに合わせた快適な住まいを建てられます。

公式サイトはこちら>>>オープンハウス

5.レオハウス｜平均坪単価57万円

レオハウスは、ヤマダホールディングスの住宅ブランドのひとつです。グループ規模を活かした安定経営で、低価格・高品質な住宅を販売しています。

家づくりの特徴は、完全自由設計の注文住宅です。

• 間取り
• デザイン
• 住宅設備

など、自由にカスタマイズすることで、あなただけのオリジナルな住まいを実現します。

構造には、床全体を面材で補強した「剛床工法」や、建物を箱型に構成する「6面体構造（モノコック構造）」を採用。地震が多い日本でも、耐震等級3に対応した安心の住まいを建てられます。

ローコスト住宅メーカーでも、とくに保証期間が長いことも強みです。

最長60年保証で、長期にわたってあなたの大切な住まいをサポートしてくれます。

公式サイトはこちら>>>レオハウス

6.アイダ設計｜平均坪単価58万円

アイダ設計では、わかりにくい金額設定はおこなわず、お客様と向き合い正直な金額を提示しながら家づくりを進めていきます。

正直な見積もりを提示することで、予算を心配せずに安心して家づくりに集中できることが特徴です。

とくに都市部などの狭小地での設計を得意としており、間取りが制限されやすい土地でも、要望を叶えたこだわりの家づくりが実現できます。

ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）の提案も得意としており、高い断熱性と省エネ性もアイダ設計の特徴です。

主力商品のひとつである「ブラーボ・ゼネクト」では、省エネ性能が評価されハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーで優秀賞を4年連続で受賞しています。

公式サイトはこちら>>>アイダ設計

7.アイフルホーム｜平均坪単価60万円

アイフルホームは、LIXIL住宅研究所のフランチャイズブランドとして、高品質で低価格な住宅を全国に展開しているハウスメーカーです。

住宅設備のほとんどにリクシル製品が採用されており、低価格でも高性能で快適な暮らしを実現しています。

ハウスメーカーでは珍しく、家の断熱性能を選べることも特徴です。

求める性能に応じて、以下の断熱基準から選択できます。

• 高気密高断熱
• ZEH基準クリア
• 省エネ基準クリア

これにより、求める性能や予算に応じて、無駄のない最適な家づくりができます。

コスパよく高断熱な家づくりがしたい人には『すごい家』がおすすめです。

快適性と省エネ性にとことんこだわった家づくりを目指すなら、アイフルホームのすごい家を検討しましょう。

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公式サイトはこちら>>>アイフルホーム

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8.アエラホーム｜平均坪単価60万円

アエラホームは、外張W断熱によって業界随一の断熱・気密性能を誇るハウスメーカーです。

最高グレードの商品「クラージュ」では、断熱最高等級7に対応しています。

一年中快適に過ごせることはもちろん、冷暖房効率が良いことで月々の電気代も抑えられることもうれしいポイントです。

構造には、木造軸組構法をベースに、体力面材のハイベストウッドを貼り付けた「アエラストロング工法」を採用。自由な間取り設計と耐震性を両立した安心の住まいを建てられます。

全館空調の「エアリア」も導入が可能です。アエラホームの高断熱住宅との相性が非常によく、少ない電力消費で家中を快適に保ちます。

公式サイトはこちら>>>アエラホーム

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9.タマホーム｜平均坪単価60万円

タマホームでは、「ハッピーライフ、ハッピーホーム」をスローガンに、ローン支払いに縛られることなく家族との生活も楽しんでほしいという思いから、無駄のない適正価格での家づくりを目指しています。

建売並みの金額で、自由設計の注文住宅を建てられることも特徴です。

住宅に必要な資材を大量に仕入れることで、建築とコストを抑えています。これにより、低価格でもあなたの理想の間取りを叶えた家づくりが可能です。

タマホームの住宅は、断熱性・耐震性にも優れています。

国土交通省が定めた性能基準をクリアした長期優良住宅に標準で対応。低価格でも、快適で安心な住まいを建てられることもタマホームの強みです。

耐震性・耐久性に優れているだけでなく、税制の優遇も受けられるコスパに優れたハウスメーカーです。

公式サイトはこちら>>>タマホーム

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10.ユニバーサルホーム｜平均坪単価67万円

ユニバーサルホームは、フランチャイズシステムを活用して、全国で40,000棟以上の注文住宅実績をもつハウスメーカーです。大手住宅メーカーの高い技術力と、地元工務店のきめ細かいサポートを併せ持つことで、長く安心して住み続けられる住まいを提供しています。

特徴のひとつが、地熱を利用して室内の温度を調整する「地熱床システム」です。

床下に砂利を敷き詰めて密閉し、その上をコンクリートで仕上げることで、冬は暖かく夏は涼しい快適な住環境を実現します。

外壁には、耐震性と耐火性に優れたALC（軽量気泡コンクリート）外壁を採用。

ALC外壁は、軽量で地震の揺れに強く、建物にかかるダメージを軽減してくれます。耐火性にも優れており、災害時の火の燃え移りからも大切な住まいを守れて安心です。

下請け業者を挟まず、自社で直接施工することも特徴です。これにより、安定した品質とコストを抑えた家づくりを可能とします。

低価格でありながら高品質な住宅を実現することで、コストパフォーマンスの高い住まいを建てられることがユニバーサルホームの魅力です。

公式サイトはこちら>>>ユニバーサルホーム

【失敗しない】ローコスト住宅メーカー選び5つのポイント

実際にローコスト住宅メーカーを選ぶ際には、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。
ここからは、ローコスト住宅で失敗しないために、覚えておきたい5つのポイントについて解説をしていきます。

1.予算内で建てられる価格帯か

まずは、あなたの予算で無理なく建てられそうな住宅メーカーを2〜3社ほど絞りましょう。

ローコスト住宅といっても、メーカーによって金額には差があります。

例えば、坪単価が50万円と70万円のメーカーでは、単純計算ですが30坪の家を建てた場合に、600万円もの差が出ることになります。

予算と合わない住宅メーカーを選んだことで、思い通りの家づくりができない、もしくは無理して予算オーバーしたことで、毎月の生活が苦しくなくことのないように注意しましょう。

2.求める住宅性能を確保できるか

住宅性能についてもしっかりと確認するようにしましょう。なぜなら、家の断熱・気密性能によって暮らしの快適性や省エネ性に大きく影響するからです。

検討している住宅メーカーでは、あなたの要望を叶えられそうか、住宅の性能面について正しく理解することで、家づくりの失敗を避けられます。

3.理想の間取りを実現できるか

間取りの自由度についても、よく確認をしましょう。

例えば、木造軸組構法（在来工法）を採用しているメーカーでは、比較的間取りの自由度が高いです。木造枠組壁構法（2×4、2×6工法）では、耐震性に優れている一方、間取りにある程度制限があります。

こだわりの間取りプランがある場合には、メーカーの構法や間取りの自由度についても事前に確認すると良いでしょう。

4.住宅設備の機能性やグレードの選択肢は多いか

住宅設備の機能やデザインの選択肢について知ることも、満足度の高い家づくりには重要です。住宅メーカーの多くが標準装備を設けており、希望によりグレードの変更が可能です。

しかし、ローコスト住宅メーカーの場合、選べる設備のグレードが限られる場合もあるので注意しましょう。

例えば、検討するローコスト住宅メーカーでは、希望していたキッチンのグレードを採用できない、もしくは導入するには費用が高額になるといったケースもあります。

希望する設備がある場合には、導入が可能かどうかを事前に確認しましょう。

5.保証期間やアフターフォローは充実しているか

大切な住まいに、安心して長く住み続けるためには、保証内容やアフターサポートが充実していることも重要です。

例えば、大手ハウスメーカーでは保証期間が最長60年や永年など、非常に手厚いサポートが魅力です。一方ローコスト住宅メーカーの場合、保証期間が10〜20年という場合が多く、大手と比べて保証に不安を感じるユーザーもいます。

ローコスト住宅メーカーを比較する際には、保証内容にも注目をして、安心して住まいをサポートしてもらえるメーカーを選ぶと良いでしょう。

ローコスト住宅メーカーよくある質問

ローコスト住宅のデメリットを教えて。

ローコスト住宅には、次のようなデメリットが挙げられます。ただし、デメリットについてよく理解して対策をすることで、納得して家づくりを進められます。

• 打ち合わせ期間が短く、要望を伝えきれない場合がある
• オプションを追加しすぎると高額になる
• 設備のグレードが低い傾向にある
• 比較的寿命が短くメンテナンス費用がかかる
• 外観デザインに高級感を出しにくい
• 大手と比較して保証期間が短い

ローコスト住宅でも平屋を建てられる？

はい。ローコストメーカーでも平屋の商品を扱っています。

ローコスト住宅にとくに多い間取りが、総2階と平屋です。そのため、ローコストメーカーでは積極的に平屋をおすすめしている会社も多いです。

ローコスト住宅の坪単価はどうしてこんなに安いの？

ローコスト住宅の価格が安い理由は次のとおり。

• 規格住宅をメインに扱っている
• シンプルな設備を大量に仕入れている
• 工期を短くして薄利多売で利益を得ている
• 営業が間取りを書くなどで人件費を抑えている
• 展示場やCMなどの広告費を抑えている

ローコスト住宅でも満足度の高い家づくりのコツが知りたい。

以下の点に気をつけることで、ローコスト住宅でも満足度の高い住まいを建てられます。

• 特徴の似たメーカーを2〜３社比較する
• 初期コストだけでなく、長期目線で設備の性能を選ぶ
• コンセントやスイッチなど、毎日使うものにこだわる
• 優先順位をつけてこだわりの一部分に予算をかける

まとめ：ローコストメーカーなら価格と品質のバランスのとれた家が建てられる

この記事では、おすすめのローコスト住宅メーカーについて、厳選して10社ご紹介をしてきました。

ローコストメーカーでは、徹底したコスト管理と家づくりの工程の効率化によって、低価格でコストパフォーマンスに優れた住宅を販売しています。

住宅にかかるコストをできるだけ安く抑えることで、初めて家を購入する若い世代やコストを重視する方でも、手の届きやすい価格で住宅を建てられます。

なぜなら、メーカーによって特徴や強みに違いがあるからです。

ローコスト住宅でも満足度の高い住まいを実現するためには、複数の会社を比較・検討してあなたの希望を叶えられる相性のいい会社を見つけることです。

予算を抑えつつ、要望も叶えた理想の住まいを建てたい方は、この記事を参考にあなたに合ったローコストメーカーを見つけてください。