
土地購入を考えているけれど、角地は良くないって本当?実際どうなの?
「開放的で日当たり良好!」「素敵なお家が多く魅力的!」
角地の家にこのようなイメージを持っていませんか?確かに角地には通常の土地にはないメリットがあります。一方で、人の目が気になるなど、角地ならではのデメリットも存在します。



角地にとって道路に面している方角はとても重要です。
南東角地だと一年中快適に過ごすことができますよ。
方角によって日差しに大きな差があるため、一年中快適に過ごせたり、日が当たらず洗濯物が乾かなかったり、夏が暑すぎたりと、同じ角地でも違いが出ます。購入する際は方角に必ず注意しましょう。
この記事では、建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、角地の説明、角地のメリット・デメリット、角地の方角の特徴、風水で見る角地、角地購入に関係している法令、角地選びのポイントを詳しく解説します。
角地について知りたい方や角地の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
角地にはメリット・デメリットがあります。それぞれの生活に応じた方角の角地を選ぶと生活がしやすくなりますよ。
また、角地には特別な法令があるので、土地を購入する前に必ず住んでいる自治体の法令を確認するようにしましょう。


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角地とは
「角地(かどち)」とは、正面と側面が道路に接している土地のことを指します。
十字路やT字路の角にあり、隣接する建物が少なく開放感がありメリットが多いので人気の土地です。
角地と似ている土地に「準角地(じゅんかどち)」があります。角地と同じように、正面と側面が道路に接していますが、L字道路の角にあるのが特徴で、角地と同じく開放感があります。一般的に、角地の方が利便性は高いようです。
また、正面と裏面を道路で挟まれている土地を「二方路(にほうろ)」といいます。正面・裏面の両方から出入りできるため利便性が高く、駐車場の設計がしやすいのが利点です。
角地を購入するメリット


人気の角地には魅力的なメリットが5つあります。
- 日当たりや風通しが良い
- 間取りの自由度が高い
- 資産価値が高い
- 建ぺい率の緩和措置がある
- ご近所トラブルになりにくい
以下、順番に解説していきます。
日当たりや風通しが良い
角地最大のメリットは、2方向に隣家がないという点です。
隣に建物がないことで、一般的な土地よりも日当たりと風通しがよく、室内がとても明るくて快適な空間となります。
自然光たっぷりで爽やかな気分になり、家事がはかどりそうです。また、風が抜け通気性が高いのでカビや湿気が溜まりにくく、家が長持ちします。
間取りの自由度が高い
一般的な土地は道路が一方向にしかないため、玄関や駐車場の位置が限られます。
ですが、角地は2方向が道路なので、さまざまな間取りを柔軟に考えられるため、理想の住まい設計をしやすくなるのです。
また、風通しが良いので通気性を気にせず自由に部屋を決めることができます。
外観デザインの選択肢も広がり、おしゃれな家を立てられるのも魅力のひとつです。
資産価値が高い
角地は日当たりの良さや、間取りの自由度の高いことから人気があるため、資産価値が下がりにくい特徴があります。
建物の価値は下がっても、土地の価値が下がることはほとんどありません。
もし、売りに出すことになっても、高額で売却できるはずです。また、賃貸にしたとしても借り手が見つかりやすいのは大きな利点となります。
建ぺい率の緩和措置がある
建ぺい率とは、土地の面積に対してどのくらいの面積の家を建てられるのかという割合のこと。
角地は、建ぺい率が10%上がる「角地緩和」を受けられる場合があります。
緩和措置を受けられれば、1階部分を広くできるので設計の幅が広がります。
建ぺい率は日照や通風の確保、建物の過密を避けるなどの面から、建築基準法で上限が決められています。角地は2方向に建物がないため日当たりや風通りの良いことから、通常の建ぺい率より10%上がることが多いようです。
ただし、緩和措置を受けるには各自治体の条件を満たしている必要があります。
例えば、東京都には2つの条件があります。
- 道路の交わる角度が120度未満の時
- 道路に接する長さが周長の1/3以上のとき
参照:東京都都市整備局
この2つの条件を満たすことで、建ぺい率+10%の角地緩和を受けることができます。
ご近所トラブルになりにくい
2方向に隣家がないので、その分騒音などのトラブルは起こりにくくなります。コミュニケーションを最小限にしたい人に向いています。
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角地を購入するデメリット


角地はメリットだけではありません。デメリットもしっかりと知ったうえで購入しないと後悔することになります。事前にきちんと確認しておきましょう。
角地のデメリットは6つあります。
- 窓の向きによって日差しが強すぎる
- 土地代が高い
- 外構費用がかかる
- 見た目に気を遣う
- 車の騒音が気になる
- ゴミ置き場を設置される可能性がある
窓の向きによって日差しが強すぎる


日当たりが良いのは角地のメリットです。ただし、窓の方向によっては日差しが強すぎて室内が暑くなってしまう可能性があります。日差しが強いと、冷房の効きが悪くなったり、床材や外壁、畳の劣化が早くなってしまいます。
また、西日が差し込む部屋にも注意が必要です。
強い日差しは、間取りや窓の位置を考えたり、遮熱ガラス、遮熱カーテンを取り付けることで回避可能ですので、ハウスメーカーや専門家と相談しながら設計することをおすすめします。
土地代が高い
角地はメリットが多く人気があるため、立地や方角にもよりますが、周辺の土地と比べて1〜2割土地代が高くなります。
例えば、一般的な土地が2000万円の場合、角地は2200万〜2400万円です。
土地の評価額が高いということは、固定資産税や都市計画税も高くなってしまいます。
外構費用がかかる
角地は、2方向に道路があるので、外からの視線を感じないよう、また、自動車やバイクが入ってこないように、頑丈なフェンスやブロック掘などの外構工事を行います。
家の印象を左右する外構は角地の家にとって重要です。プライバシーを確保しつつ、見た目を素敵に仕上げる必要があります。
通常の土地よりも外構費用がかかりますので、見た目と機能性、費用を考えながら外構計画を立てるようにしましょう。
見た目に気を遣う
角地は道路から見える部分が多いため、見た目を気にすることになります。
人目が多いので防犯性には優れていますが、逆にいうと常に人が家を見ているということです。フェンスやブロック塀がなければ家の中が丸見えになってしまいます。
ただし、フェンスやブロック塀を高く作りすぎると、隠れる場所ができてしまい防犯性に欠けますので、注意しなければいけません。
車の騒音が気になる


大きな道路に面している場合、車通りが多く騒音が気になることがあります。また、大型トラックが通ると振動があるかもしれません。
通常静かな道路でも、朝晩の通勤ラッシュ時には多くの車が行き来することがあり、車が多いとその分騒音が増えます。
ゴミ集積所(ゴミ置き場)を設置される可能性がある


角地には、ゴミ集積所が設置される可能性があります。
ゴミ集積所は道路が広く、歩行者と車両の通行の妨げにならない場所に設置されるのが基本です。
ゴミ集積所は自治会や町内会、住民が話し合って決めていますので、設置場所が気になる場合は話し合いをするようにしましょう。
一例として東京都練馬区では、集積所の設置・廃止・分散・移動等について、住民が十分話し合ったうえで、清掃事務所に届け出ることになっています。
参照:東京都練馬区ホームページ「集積所の管理及び・設置・廃止・分散・移動」
角地の方角は超重要!


角地にとって隣家のない2つの方角はとても重要です。向きによって日当たりや風通しが変わってきますのであらかじめ特徴を確認しておきましょう。
方角 | 特徴 |
南東 | 日当たり良好。一年中快適に過ごしやすい。一番人気。 |
南西 | 昼からの日当たり良好。夏は暑い。南東に次ぐ人気。 |
北西 | 午後に日差しが入る。冬は寒い。風通しがよい。価格が安い。 |
北東 | 朝方に日差しが入る。日差しにこだわらない人向け。 |
南東|一番人気!
南東角地は、南側と東側に道路がある土地のこと。
日当たりが良好で、一番人気のある土地です。午前中はしっかりと日が当たり、夕方の西日は建物でさえぎられるため、一日中快適に過ごせます。もし、売ることになっても有利になりやすいでしょう。
南西|昼から快適!
南西角地は、南側と西側に道路がある土地のこと。
朝は建物に日が当たり、あまり明るくなりません。昼からの日当たりが良好なので、昼から活動する人におすすめです。
西日が入りやすいので窓の設計を工夫しましょう。特に、夏場は西日が強いので暑くなります。南東に次いで人気があります。
北西|比較的安い!
北西角地は、北側と西側に道路がある土地のこと。
日中は太陽の光があまり入ってきません。午後から少しずつ入ってくるため、夏は涼しく過ごせます。一方で冬は寒くなってしまいます。
価格が比較的安いので、とにかく角地に住みたい人向けです。
北東|朝日を感じる!
北東角地は、北側と東側に道路がある土地のこと。
日が入るのは朝方だけで、午前、午後ともほとんど日差しがありません。洗濯物が乾きにくいというデメリットがあります。道路に面した東側に窓をつけることで、朝日を取り入れることができます。間取りをじっくり考え設計しましょう。
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風水で見ると角地はどうなの?
南東の角地は日当たりがよく、風通しもよいことから風水では吉相といわれています。
ところが風水の統計学的に見てみると、角地はあまりよくないという意見があります。風水では四角い土地がよいとされているため、変形した土地は凶相となるようです。
したがって、風水によって角地の良し悪しを決めることは難しいでしょう。


角地購入に関係している法令など
角地は魅力的な立地条件を持つ一方で、建築にあたってはさまざまな法令の制限があります。特に、建ぺい率や容積率、道路斜線制限、隅切りなどは角地ならではのポイントもあるため、事前にしっかり理解しておくことが大切です。
建ぺい率(けんぺいりつ)
建ぺい率とは、土地の面積に対して建物を建てられる面積の割合のことです。
例えば、200㎡の土地で、建ぺい率が60%の場合
200(㎡)×60(%)=120(㎡)
なので、建物面積を120㎡まで建築できます。
日当たりや風通し、防災の観点や街並みが過密にならないため、建築基準法で建ぺい率の上限が定められています。
角地の場合、日照や通風が確保されているので、各自治体の条件を満たしていれば建ぺい率を10%増やせる場合があります。
例えば、東京都には2つの条件があります。
- 道路の交わる角度が120度未満の時
- 道路に接する長さが周長の1/3以上のとき
参照:東京都都市整備局
角地緩和は必ず適用されるというわけではないので、まずは不動産会社に聞いてみましょう。
道路斜線制限(どうろしゃせんせいげん)
道路斜線制限とは「家の側の道路から、高さ方向に一定の角度で引いた斜めの線の中に入るように家を建てなければならない」という決まりのことです。
角地は二方向が道路なので、それぞれの道路に対して道路斜線制限があります。設計する際にはしっかりと考慮しましょう。
隅切り(すみきり)
隅切りとは、道路の見通しをよくしたり、曲がりやすくするために、道路側の敷地の角を切り取ることをいいます。
隅切りの大きさは各自治体が決めています。
例えば、東京都では
幅員がそれぞれ6m未満の道路が交わる角敷地で道路の交わる角度が120度未満のときに必要
とされており、底辺2mの二等辺三角形を切り取らなければいけません。
参照:東京都都市整備局
容積率(ようせきりつ)
容積率とは、土地面積に対する延べ床面積の割合です。
延べ床面積は、全ての階の床面積を合計した数字のこと。容積率は、前面道路の幅によってかわります。
角地緩和によって建ぺい率が上がっても容積率は変化しないので注意してください。
角地選び5つのポイント


ここからはメリット・デメリットをふまえた角地を選ぶ5つのポイントを紹介します。
角地の方角別特徴を理解する
前述したように、角地の方角によって日当たりが大きく変わり、また、同じ方角でも周囲の建物によって日照状況が変わります。
このため、土地購入前は現地に行き、日当たりや周辺の様子を確認することが大切です。
生活スタイルや重視するポイントによって方角を選ぶこともできます。方角により最適な間取りが違うので、太陽の出入りをしっかりと考えて間取りや窓の位置を設計することで快適に過ごせるでしょう。
建ぺい率や高さ制限などの法令を調べる
角地には、通常の土地にはない緩和措置や制限があります。購入する土地にどのような法令があるのかをしっかりとチェックしておくと建物を設計する時に役立ちます。
主なものは以下の4つです。
- 建ぺい率
- 容積率
- 道路斜線制限
- 隅切り
建ぺい率の緩和があると一階部分の面積が広くなります。延べ床面積の観点から一階の面積が変わると二階部分の面積も変わることになりますが、容積率は変化しません。
道路斜線制限で建物の高さが制限されたり、隅切りによって土地の角がなくなってしまうこともあります。
玄関や駐車場の位置を考える


2方向が道路に面しているため、玄関や駐車場の位置を、生活の動線や間取りを考慮して設計できます。
おすすめの駐車場の位置は以下の3つです。
- 道路の幅が広い
- 交通量が少ない
- 日当たりが悪い
道路の幅が広いとバックしやすいので、簡単に駐車ができます。交通量が多い場合は、後続車を気にして駐車するので焦って事故につながりやすいです。交通量の少ない道沿いに駐車場を作ると焦ることなくゆっくりと安全に駐車ができます。
また、日当たりが悪く部屋にしにくい場所を駐車場にするのもおすすめです。
接している道路に横断歩道がある場合、5メートル以内に駐車場をつくることができません。
「横断歩道から5メートル以内に駐車場などを設けてはいけない」という法律があるため、購入予定の土地の近くに横断歩道がないか、忘れずに確認してください。
参照:駐車場法施行令
見た目や防犯を考えて外構工事計画を立てる
角地の建物は通行人からよく見えるため、プライバシーや防犯対策が欠かせません。
フェンスやブロック塀、植栽によって作られた垣根で目隠しをしたり、窓ガラスに防犯フィルムを貼ったり、二重窓にするなど、見た目も考えつつ外構計画を立てることが大切です。
ただし、あまりにしっかりと目隠しをしてしまうと、隠れる場所ができて防犯性がなくなってしまうので注意してください。
交通量を調べる
角地に家を建てるにあたり、接する道路の交通量を知ることはとても大事です。
通学路や通勤路の場合、朝と夕方の一定時刻になると急に人通りや交通量が多くなったり、夜遅くまで営業している店が近くにあれば、深夜でも家の外が騒がしくなる可能性も考えられます。
交通量は、曜日や時間帯によってさまざまです。できる限りいろいろな曜日や時間に確認しましょう。
まとめ
角地とは十字路やT字路にある正面と側面が道路に接している土地のことを指します。
メリットは5つあります。
- 日当たりや風通しが良い
- 間取りの自由度が高い
- 資産価値が高い
- 建ぺい率の緩和措置がある
- ご近所トラブルになりにくい
逆にデメリットは
- 窓の向きによって日差しが強すぎる
- 土地代が高い
- 外構費用がかかる
- 見た目に気を遣う
- 車の騒音が気になる
- ゴミ置き場を設置される可能性がある
の6つでした。
角地にとって道路のある2方向の方角は太陽の光の関係でとても重要です。
- 南東|一番人気!
- 南西|昼から快適!
- 北西|比較的安い!
- 北東|朝日を感じる!
また、角地にはいくつかの緩和や制限などがあるので各自治体への確認が大切です。主なものは以下の4つです。
- 建ぺい率
- 容積率
- 道路斜線制限
- 隅切り
実際に角地を選び建築するポイントは、
- 角地の方角別特徴を理解する
- 建ぺい率や高さ制限などの法令を調べる
- 玄関や駐車場の位置を考える
- 見た目や防犯を考えて外構工事計画を立てる
- 交通量を調べる
以上の5つをしっかりと確認した上で購入することをおすすめします。
メリット・デメリットを理解し、それぞれの方角に最適な間取りを考え快適で素敵な毎日を過ごしましょう。



