
「住宅展示場にイベント目的で行っていいの?」
「クオカードが欲しいから行くのは問題ないの?」
住宅展示場では、週末や大型連休の際に有名人が訪れたり、ヒーローショーをしたりと活発にイベントを行っています。また、来場者特典でクオカードがもらえることもあります。
すぐに家を建てる目的はないものの、イベントやクオカード目的で住宅展示場にいきたいと考える方も多いのではないでしょうか。しかし、家を買う予定もないのに行っても良いのかためらってしまいますよね。



イベント・クオカード目的で住宅展示場に行くのは全く問題ありません!
この記事では、建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、住宅展示場に暇つぶしで行って良いのか、見学だけするメリット・デメリットについて解説していきます。
住宅展示場はイベント・クオカード目的で行ってもOK!
結論からお伝えすると、住宅展示場にイベント・クオカード目的で行っても全く問題ありません。
住宅展示場の運営会社やハウスメーカーは、集客のために多くのイベントや来場者特典を企画しています。チラシやSNSなどでイベントの開催を知ったら、家族と一緒に訪れたいと思う方も多いでしょう。
今日は、近くの住宅展示場でドッグランラボさんのイベントやってたので行ってみました! またやってほしいなー!
埼玉の住宅展示場さんにて、飴細工プレゼントイベントでした
お越しいただいた皆様 、ありがとうございます
子どもたちの喜ぶ姿が嬉しい(*´ω`*)元気
「でも、家を買う予定がないのに大丈夫かな・・・・?」という心配は無用です。運営会社もハウスメーカーのスタッフも、イベント目的で来ている方もいることは理解しています。
ぜひ家族の思い出づくりに住宅展示場へ訪れましょう。
ただし場合によっては相手にされない可能性もあることを理解しておきましょう!
イベント・クオカード目的で住宅展示場に行っても良い3つの理由
なぜ、住宅展示場にイベントやクオカード目的で行っても問題ないのか、その理由を3つご紹介します。
- イベントの主催はハウスメーカーではないから
- イベント目的の人がいることは営業もわかっているから
- イベント目的でも将来家づくりの予定があるなら説明が聞けるから
上記のそれぞれの理由を見ていきましょう。
イベントの主催はハウスメーカーではないから
まず、住宅展示場で行われるイベントの主催者はハウスメーカーではありません。イベントを主催しているのは、住宅展示場を運営している会社です。
住宅展示場の運営会社は、あくまでも住宅展示場への集客のためにイベントを企画しています。イベント主催者として人を集めてそこから「1組でも多くのお客様にハウスメーカーの展示場に訪れてもらえれば」という気持ちでイベントを開催しています。



だから、イベント目的で住宅展示場に行っても全く問題ありません!
「絶対に家を建てる人でなければイベントに行ってはいけない」ということはないので、気にせず遊びに行ってみましょう。
イベント目的の人がいることは営業もわかっているから
イベント目的で住宅展示場に訪れている人がいることは、ハウスメーカーの営業も分かり切っています。イベントの日時は主催者からも通知されているので、「イベントに参加したい方がたくさん集まっているな」程度に考えています。



その中から、1組でも展示場に訪れてくれたら「ラッキー」「嬉しいな」という気持ちで待っているそうです。
イベント目的でも将来家づくりの予定があるなら説明が聞けるから
イベントや来場者特典のクオカード目的ではあるものの、「すぐではないものの、将来的に家が欲しいな」と思っているのであれば、ぜひ住宅展示場に訪れましょう。
初めはイベント・クオカード目的でも、将来的に家づくりの予定があるなら営業マンから重要な情報を手に入れられるかもしれません。
また、景品をゲットするには、「マイホームの購入意思」が感じられるかどうかが大きなポイントとなる場合もあります。



すぐ家を建てる目的はないものの、「家が欲しい」という意思を表すことで景品獲得のチャンスをアップできます。
イベント・クオカード目的で住宅展示場に行く場合のポイント・注意点
続いて、イベント・クオカード目的で住宅展示場に行く場合の以下のポイント・注意点をご紹介します。
- イベント目的であることは正直に伝える
- クオカード目当てなら見学予約を入れる
- 景品をもらうと電話勧誘がある可能性を理解する
- 展示場でのマナーを理解する
- アンケートは書かなくても問題ないが嘘は書かないこと
- 見学時間に気を付ける
7つのポイント・注意点を見ていきましょう。
イベント目的であることは正直に伝える
住宅展示場にイベント目的で来たことは正直に伝えてください。イベント目的で来ているのにそのことを隠して見学すると、営業マンは「家の購入を検討している方」として接客してきます。家を買うつもりがないのに接客されるとゆっくり見学できずに困るだけでなく、営業マンも無駄なやり取りをすることになります。



お互いのためにも、正直に伝えることは大切です。
また、イベントの時間が近づいてきたら早々に見学を切り上げることができるので、接客を回避するための口実としても使えます。
クオカード目当てなら見学予約を入れる
クオカードをもらいたくて住宅展示場に訪れる場合、見学予約を入れてから来場しましょう。ほとんどのハウスメーカーでは、「予約をしてから住宅展示場を訪れる」という条件をクリアした人でなければクオカードがもらえないことが多いです。
キャンペーン期間中でもアポ無しではクオカードがもらえないことが多いため、必ず事前予約をしてください。



訪れるハウスメーカーの公式サイトやSNSでクオカードがもらえる条件を確認しましょう。
景品をもらうと電話勧誘がある可能性を理解する
クオカードなどの景品をもらう際、アンケートの記入をしなければならない場合が多いです。そのため、来場した数日後にハウスメーカーの営業マンから電話がかかってくることがある点は理解しておきましょう。
電話での営業を受けたくない場合は、アンケートを記入する際に「見学だけしたい」「すぐに家を購入する予定はない」と伝えておくと電話勧誘も受けにくくなります。
展示場でのマナーを理解する
イベント・クオカード目的であっても展示場に訪れるからにはマナーを守ることが大切です。
例えば、展示場のマナーとして以下のようなものがあります。
- 素手で展示品に触らない
- 素足で歩かない
- 子供から目を離さない
- スタッフルームなど行ってはいけない場所に行かない
- ベッドに寝転ばない
- 勝手に写真を撮らない
上記は一例です。他にも住宅展示場によって守るべきマナーがあるので、住宅展示場のスタッフの方の指示に従うようにしましょう。
アンケートは書かなくても問題ないが嘘は書かないこと
イベント・クオカード目的ならアンケートは書かなくても問題ありません。もし住宅展示場のスタッフの方から記入を求められたら、「イベント目的だけど大丈夫ですか?」と尋ねてみましょう。



それでも書いて欲しいと求められたら、名前と来場目的だけ書くので問題ありません。
ただし、嘘を書くのはNGです。
特に将来的に家を購入する予定の方は、嘘を書くのはやめましょう。アンケート情報はずっと残るものなので、本当に家を建てたい時に嘘をかいたことでハウスメーカーから信用を落としてしまう可能性があります。
正直にイベント目的で来たことを伝えることが、ご自分にとってもハウスメーカーにとっても良いことです。
見学時間に気を付ける
イベント目的で来場する場合、イベントの開始時間を気にしておきましょう。イベント前に住宅展示場を見学するなら、「〇〇時からのイベント開催前に見学したいけど大丈夫?」と確認してから見学しましょう。



前もって伝えておけば、スタッフさんもイベントの開始時間を気にして接してくれます。
住宅展示場でイベントを楽しむための準備
住宅展示場では、たくさんの楽しいイベントが開催されます。家族の思い出のためにイベントを楽しみたいなら、以下の準備を行ってから来場しましょう。
- 日時や参加料などを調べる
- 休憩場所などを調べる
- 子供が休憩できるランチを探す
- イベントに適切な服装をする
それぞれの準備について解説していきます。
日時や参加料などを調べる
イベントの内容・日時はもちろんのこと、定員や参加料など、イベントに関する情報はしっかりと確認しておきましょう。イベントによっては予約制だったり、参加条件が設定されてたりしていることがあります。



知らないまま来場すると、イベントに参加できない可能性があります。
必ずイベント情報は確認し、必要な準備を行っておきましょう。
休憩場所などを調べる
住宅展示場に訪れたら、総合受付に行って住宅展示場の全体地図をもらっておくと安心です。休憩場所やお手洗い、キッズスペースなどの場所が記載されているので、休憩したい時にすぐにその場所へ向かえます。
イベントに参加する方が多いと、お手洗いが混み合う可能性があります。お手洗いの場所は複数箇所チェックしておくと安心です。
子供が休憩できるランチを探す
子供と一緒に訪れるなら、住宅展示場に子供連れでも行きやすいレストランやカフェがあるかを確認しておきましょう。お腹が空いて子供がぐずり出しても、ランチの場所を把握しておけば安心して連れて行けます。



イベント終わりは混み合う可能性があるので、複数箇所のランチスポットを確認しておくと安心です。
イベントに適切な服装をする
イベントに適切な服装で来場しましょう。住宅展示場は広いのでかなりの距離を歩くことになります。履き慣れた靴で来場すると、展示場見学時の靴の脱着もしやすいです。
ただし、極端に履き古されたり、清潔感のない靴や服装で行くのはやめましょう。展示場を汚しまう可能性があります。



清潔感のある格好が望ましいですね。
また、展示場を見学するとカタログをもらうことがあります。もらったカタログを入れられる大きめの鞄があると、荷物がかさばる心配もないでしょう。
住宅展示場でイベント・クオカード目的で行って営業を避けたい時
住宅展示場にイベント・クオカード目的で行く時、できれば営業マンを避けたいと思う方もいるでしょう。そんな時に営業を避ける方法を2つご紹介します。
- 購入予定がないことをはっきり伝える
- 商談ルームに誘導されても行かない
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
購入予定がないことをはっきり伝える
まずは、購入予定がないことをはっきり伝えましょう。もしかしたら「申し訳ない」という気持ちになる方もいるかもしれません。しかし、はっきりと伝えないと営業マンの貴重な時間を意味のない接客で使わせてしまうことになります。



はっきり伝えることがお互いにとって良いことなのです。
商談ルームに誘導されても行かない
接客を受けていると商談ルームに誘導されることがあります。そこでついていってしまうと、余計に断りづらくなっててしまいます。
なぜなら、商談ルームのテーブルに座ると、お茶菓子が出てきたり、営業資料が出てきたりして、営業マンのペースに巻き込まれてしまうからです。



断りづらい雰囲気が作られてしまいます。
誘導されても決して座らず、立ち話程度に抑えておけば、営業マンも「購入意思がない」ことを理解してくれます。
まとめ
「イベント・クオカード目的で住宅展示場に行ってもいいの?」という疑問に関して、解説していきました。
イベント・クオカード目的で展示場に訪れても全く問題ありませんが、展示場のマナーを守ったり、「購入意思がない」ことをはっきり伝えたりといった注意点があります。
ここで解説したポイントに注意して住宅展示場に訪れることで、家族でイベントを楽しむことができます。
ぜひ、イベントに参加して家族の思い出を作りましょう。