クラシスホームがやばい？最低？評判や口コミからおすすめする人・しない人の特徴を解説

マイホーム購入は人生の一大イベントです。簡単に買い替えることもできませんから、ハウスメーカー選びは慎重に行いたいですよね。クラシスホームの評判や口コミを見ていたら、「クラシスホームはやめておけ」「あそこはやばい」なんて声を見かけて不安になったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、クラシスホームについてのネガティブな口コミや評判を調査し、その解決方法や対策について解説していきます。実際の施主の声から、どのような人がクラシスホームに向いているかもまとめているので、ぜひハウスメーカー選びの参考材料にしてくださいね。

クラシスホームが「最低」？！購入前に知っておきたい4つの後悔ポイント

そのハウスメーカーのことを調べる時に、まず目につくのは口コミや評判ですよね。特に、実際にそのハウスメーカーで建てた施主の声は、カタログや住宅展示場などではわからない情報の宝庫です。

この章ではクラシスホームについてのネガティブな口コミ・評判を調査し、その対策についても解説していきます。

後悔ポイント1｜施工ミスが多い＆雑

クロスもシワがよってる、コーキングもはみ出したり汚れてる、扉も棚も歪んでる。
40箇所は修正をお願いしました。
よくこれでOKを出したなっていう状態での引き渡しです。（クラシスホームの評判ってどうですか？）

実際に現場施工するのはクラシスホームの社員ではなく、地元の職人です。そのため、施工が雑な職人にあたってしまうことも残念ながらあります。現場管理はクラシスホームの社員が行っていますが、中にはチェックが甘い人にあたってしまうこともあるでしょう。

大切なことは建物完成後の内覧会でしっかり施工不良や傷がないか確認することです。

マイホーム完成後は嬉しくて、つい確認がおろそかになりがちです。大丈夫だろうと思わず、隅々までチェックしましょう。不具合や傷があれば遠慮せずに指摘し、記録に残してもらうことが大切です。引き渡しまでに修理してほしいということも忘れずに伝えてくださいね。

後悔ポイント2｜補助金に対しての対応力が乏しい

補助金の説明も無く、こちらが調べて伝えるともう今の段階では申請できませんなどと言われることも多く、制度について知らない人が多いのか最悪です。（クラシスホームの評判ってどうですか？）

国や自治体による補助金制度については、すべてを把握している人ばかりではありません。

毎年制度の内容も変わるので、利用したい補助金・助成金の制度は事前に調べておき、契約時点でハウスメーカーに伝えるようにしましょう。

各支援事業は予算が決められているため、予算金額に到達次第受付終了となります。後悔しないためにも早めのリサーチと行動で、しっかり助成金を受け取りましょう。

後悔ポイント3｜質を求めすぎていた

個人的に後悔した理由は期待はずれだった点かな。
大手より安くてフルオーダーが売りのクラシスに対して、質を求めすぎたのかもしれない。
いくら安かろう悪かろうでも、こんなん当たり前にできるよね？が出来ていない点が多かった。（クラシスホームの評判ってどうですか？）

クラシスホームは低価格でもフルオーダーの注文住宅が建てられると人気のハウスメーカーです。価格を抑える分、高価格帯の大手ハウスメーカーと比較すると性能面や建材の質等で物足りないことも出てくるでしょう。

これだけは譲れないと思うものがあれば、契約前に予算の範囲内で実現可能かどうかを営業担当者に確認しましょう。

後悔ポイント4｜標準装備では断熱性能・気密性能がもの足りない

カタログ値で言うところの「基準を満たしてる」ことから想像ができないほど寒いです。夏は暑いけど、それ以上に冬が寒い。（クラシスホームの評判ってどうですか？）

クラシスホームの口コミを調べてみると、「冬はとても寒い」という声を見かけます。クラシスホームは断熱・気密性能を表す数値を公表しているので、詳しく見ていきましょう。

商品	UA値：断熱性能	C値：気密性能
CLASIA（標準装備）	0.51～0.55	1.2～1.5
Comfort+（オプション）	0.36～0.37	0.3～0.6

UA値は断熱性能を計る数値で、C値は気密性能を計る数値です。UA値・C値ともに値が少ないほど性能が高い住宅になります。

国土交通省の資料を見てみると、ZEH性能の基準（冷暖房費削減率10％）としてのUA値は0.6（東北などの寒冷地では0.4～0.5）とされます。C値に関しては設定されていません。

鳥取県が独自に出している数値によれば、「冷暖房費を抑えるために必要な最低限レベル（冷暖房費削減率30％）」はUA値が0.48、C値が1.0となっています。

数値を見る限り、クラシスホームの標準装備は高断熱・高気密とは言えない基準ですが、オプションで断熱性能と気密性能を高めることも可能です。予算に余裕があればぜひ検討したいオプションですね。

クラシスホームの魅力とは？実際に住んだ人が実感した4つの満足ポイント

ここからは、実際にクラシスホームで建てた人が「クラシスホームで良かった！」と感じたポイントについて調査しました。自分たちに合うメーカーかどうかの判断材料にしてくださいね。

満足ポイント1｜設計自由度・デザイン性が高い

このハウスメーカーに決めた理由は、設計の自由度の高さです。モデルルームを見学した際、デザイン性の高さに惹かれたのですが、セミオーダーでありながら、間取りや材質など選択の幅が広く、思い通りの家を建てる事ができました。また、自社施工という事もあり、坪単価もさほど高くなく、予算内におさまりました。（みん評）

クラシスホームは低コストなのに設計自由度が高く、デザイン性も良い点が人気のハウスメーカーです。

実際の実例を写真で見ていきましょう。

フレームを重ねるようにして立体感のある外観にして高級感を出したり、天井までの大開口をとって開放感を演出したりとこだわりの詰まった住宅になっています。

またクラシスホームは造作家具も得意としており、その住宅にピッタリの一点もの家具も付けられます。

デザインにこだわりがあるけれど、大手ハウスメーカーではコストが高すぎて難しいという方にはクラシスホームはおすすめのハウスメーカーです。

満足ポイント2｜トラブルにも対応してくれて安心

5.6年前にクラシスホームさんで建てました。
うちは予算など色々な理由でクラシスホームさんでお願いしトラブルもありましたが対応していただき5年点検おえましたが、クロスの修繕は今までなし、
素人からみても未だに浮きもなく気になりません。建具の不具合も点検の際に向こうから気づいていただき直していただきました。（クラシスホームの評判ってどうですか？）

万が一トラブルが発生しても、担当者がしっかり対応してくれれば安心ですね。点検では、建具の不具合等もしっかりチェックを行ってくれるようですので、長期的に見ても良い付き合いの出来るハウスメーカーと言えるでしょう。

満足ポイント3｜提案力が高い

営業さんはとても気さくで話しやすいし、設計士さんも私たちの要望に応えようと一生懸命提案してくれてる感じがしてすごく良かったです。毎回打ち合わせが楽しみでした。（みん評）

クラシスホームの口コミ・評判では、営業担当者に好印象を抱いたという声を多く見かけました。

営業担当者とは打ち合わせで何度もやり取りをするので、仕事の内容はもちろんのこと、気さくに話ができる人当たりの良さも大事ですよね。時間と労力がかかるからこそ、営業に関する口コミが良いハウスメーカーを選ぶと安心です。

満足ポイント4｜予算内で色々工夫してくれた

こちらの意向を読み取って頂けて計画段階で断熱材の厚みを倍にしてくれたり
他にも様々工夫して頂けましたし打ち合わせから施工、完工までプランナー、監督、IC、大工、内装屋さん等々求めたレベル以上を実現出来る方々が付いて下さり、
予算を下回る額で大変満足出来る家造りが出来ました。（クラシスホームの評判ってどうですか？）

クラシスホームでは税抜きで1,000万円台から注文住宅が建てられます。

オリジナルの造作家具なども得意としていますので、理想のマイホームのイメージがはっきりしている人ほど相性の良い会社です。

購入者の評判からわかる、クラシスホームがピッタリな人の特徴

この章では、実際の購入者による口コミや評判から、どんな人にクラシスホームが向いているのかを解説していきます。

コストを抑えて注文住宅が建てたい

低コストでも完全自由設計の注文住宅を建てられるクラシスホーム。例えば次の画像の住宅は41.63坪で、本体価格2,175万円です（2019年当時）。

統一感のある上品な外観や、シックなインテリアのLDK、洗面所にはサイズ違いのタイルを張り合わせるなど細部にもデザイン性の高さが垣間見えます。

低コストでデザインや間取りにこだわった注文住宅を建てたい方には、クラシスホームはおすすめのハウスメーカーです。

規格住宅が気になっている

クラシスホームには、内装・外装・設備の選択肢は狭まるけれども、間取りは自由に決められる「Select」という商品があります。

フルオーダーと比べて選択肢が少なくなりますが、他社ハウスメーカーの規格住宅とは異なる点があります。それは、間取りを自由に決められることです。外装（外壁の素材等）は制限されるものの、外観の形状を自由に決められるのもポイントです。

規格住宅が気になっているけれど、間取りにはこだわりがあるという方にはぜひ検討してほしいハウスメーカーです。

安っぽくないデザインの家を予算内で建てられるメーカーを探している

ローコスト住宅などで予算を抑えてマイホームを建てると、安っぽい見た目になって嫌と感じる方も多いのではないでしょうか。

クラシスホームでは外観に凹凸をつけたり、アクセントクロスやタイルを使って高級感のある装いを表現するなどデザイン性の高い設計が得意なハウスメーカーです。

また、30坪～40坪程度の住宅ではほとんどが建物本体価格2,000万円代と、大手ハウスメーカーと比較するととてもリーズナブルな価格設定となっています。

予算はあまり多くないけれど、高級感のあるデザインの家を建てられるハウスメーカーを探している方にはおすすめのハウスメーカーです。

クラシスホームをおすすめしない人の特徴

まだクラシスホームが自分に合っているか決め手に欠けるという方に向けて、ここからはクラシスホームをおすすめしない人の特徴についても解説していきます。後悔のないハウスメーカー選びのためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

標準装備が充実しているメーカーで建てたい

クラシスホームの標準装備では、断熱性能・気密性能が弱く、特に冬場に寒く感じる可能性が高いです。光熱費を抑えるのに最低限必要とされるUA値0.48、C値1.0以下をクリアしていないので、高断熱・高気密の住宅にしようと思ったらオプションを採用する必要があります。

ですので、標準装備でも十分に高性能な住宅を建てられるハウスメーカーを探している方にはおすすめしません。

誰もが知っている有名メーカーで建てたい

東海地方で展開するクラシスホーム。その知名度は限定的ですので、遠方に住んでいる友人や親戚ですと知らない可能性が高いです。せっかく建てたマイホームを、誰かに自慢したい場合や、多くの人に知ってもらいたい場合には、クラシスホームはやや不向きと言えます。

大手ハウスメーカーであれば、「○○で建てたんだ！」と話すだけで相手にイメージが伝わることが多いですが、クラシスホームの場合はまず説明が必要になることがあります。ブランド力や認知度を重視したい方には物足りなさを感じるでしょう。

住宅に対する信頼感を得るためにはブランドの知名度が重要、という方にはおすすめしません。

クラシスホームの強みと弱みは？メリット・デメリットを解説

クラシスホームは、愛知・名古屋を中心に東海4県（愛知、静岡、三重、岐阜）で注文住宅を手掛けるミドルクラスのハウスメーカーで、2016年から2022年度までの注文住宅施工棟数は東海4県で1位を獲得しています。

そんなクラシスホームのメリット・デメリットをひとつずつ詳しく解説していきますので、ハウスメーカー選びの参考にしてくださいね。

メリット｜建物価格1,000万円台から建てられる

クラシスホームは、年間約1,000棟を建てるそのスケールメリットを活用し、資材や施工においてコスト削減を実現しています。また、設計・施工を自社で一貫して行うことで、中間マージンが削減され、リーズナブルな価格でデザイン性も高い注文住宅を提供しています。

画像の住宅は2024年にクラシスホームで建てられた住宅で、共に本体価格1,000万円台です。詳しい情報が公式サイトにも掲載されているので、気になる方は覗いてみてくださいね。

参照：クラシスホーム｜施工事例

メリット｜耐震等級3を取得している

クラシスホームの住宅は、最高等級である「耐震等級3」を取得しています。

耐震等級3とは、数百年に一度発生する大地震（震度6強から7程度）に対しても倒壊しない強度を持つことを示しています。

高い強度を可能としているのが、クラシスホームの「ストロングストラクチャー工法」です。

また、シミュレーション解析システム「ウォールスタット」を使用し、各建物の設計段階で地震によるリスクを可視化することで、適切な耐震補強策をとっているので安心して建てることができます。

メリット｜デザイン性と自由な設計

クラシスホームは高い設計力とデザイン性を兼ね備えており、特に理想のマイホームのイメージがはっきりしている人にとってはメリットの大きいハウスメーカーです。

さらに、耐震性能を保ちながら、大開口や開放感のある空間設計が可能ですので、天井まで窓にして広々したリビングにしたいという方などはぜひ検討してみてください。

デメリット｜標準装備では物足りない可能性が高い

クラシスホームの住宅は標準装備でもZEH住宅の基準はクリアしていますが、光熱費を削減するほどの高断熱・高気密性能ではありません。

このデメリットを解消するオプションとして「Comfort+（コンフォートプラス）」という断熱性能と気密性能を上げるものが用意されています。断熱性能と気密性能は住宅の耐久性にも関わってくるので、予算が許す限りは採用したいところです。

デメリット｜大手企業に比べて認知度が低い

クラシスホームは東海四県を中心に展開しているので、他の大手ハウスメーカーと比較すると全国規模での認知度が低く、ブランド力においては劣る部分もあります。

「どこで建てたの」と聞かれて答えた時に、「聞いたことないね」なんて言われてショックを受けるのは嫌！という方には向いていないメーカーです。また、知名度が低いハウスメーカーでは不安という場合にもおすすめできません。

デメリット｜施工エリアが限定される

クラシスホームは主に愛知県などの東海地方に拠点を持つため、施工できる地域が限られます。

施工エリアは東海四県の一部ですので、それ以外のエリアでは利用できません。詳しい施工エリアは公式サイトをご確認ください。

参照：クラシスホーム｜施工エリア

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クラシスホームの商品展開と特徴

クラシスホームの特徴について確認してきましたが、ここからは商品ラインナップについて詳しく見ていきましょう。フルオーダーの注文住宅だけではなく、規格住宅に近い商品もラインナップされているので自分に合った商品を見つけてくださいね。

CLASIA（クラシア）｜完全自由設計

CLASIA（クラシア）はクラシスホームのフルオーダー住宅商品です。

Select（セレクト）｜自由度の高い規格住宅

Select（セレクト）は内装・外装・設備などを限られた選択肢の中から選ぶことで、打ち合わせにかかる時間とコストを大幅に削減した商品です。

規格住宅のようですが、間取りや外観は自由に設計できるので他社のハウスメーカーの規格住宅と比べて自由度が高いことが特徴です。

ZEH Select（ゼッチセレクト）｜ゼロエネルギー住宅

ZEH Select（ゼッチセレクト）は間取りや建材の選択肢が限られますが、省エネルギーかつ創エネルギーを可能とするゼロエネルギー住宅の商品です。

太陽光発電を取り入れることで光熱費を減らし、より快適な生活を実現したい方におすすめの商品です。

アレンジパッケージ①｜Comfort+（コンフォートプラス）

Comfort+（コンフォートプラス）はクラシスホームのオプション商品です。断熱性能と気密性能を大幅に改善し、住宅の耐久性や日々の光熱費削減を実現します。

オプションなので別途費用が発生しますが、光熱費削減効果もあるので長期的に見ればメリットが大きく、ぜひ採用したいオプションとなっています。

アレンジパッケージ②｜ノーメンテパッケージ

ノーメンテパッケージはクラシスホームの高耐久住宅オプションです。

耐久性を最大限に引き上げる仕様にすることで高耐久を実現しています。また、通常は初期10年保証のところ、30年間の初期保証が付いています。

30年目まで無料点検が続くので、不具合や修理が必要な箇所に対して早期の対応を行い、メンテナンスの手間やコストを削減できます。

長く保証がついていた方が安心という方や、耐久性の高い家を探しているという方にはおすすめのオプションです。

クラシスホームが「最低」？口コミから後悔ポイントを解説まとめ

この記事ではクラシスホームのメリットやデメリットを解説し、おすすめする方・しない方の特徴などについて詳しく解説してきました。

後悔のない理想の住まいを実現するためには、そのハウスメーカーの強みや弱みを知ることが重要です。

また、一社だけではなく複数のハウスメーカーを比較するとより良い選択肢が見つかるでしょう。一括資料請求サービスを使えば各ハウスメーカーの情報を簡単に集めることができます。ぜひ積極的に利用して、理想のハウスメーカーを見つけてくださいね。