
ウィザースホームが気になっているけれど、坪単価はいくらなの?
実際にかかる総額はいくらになる?
2021年に「新昭和ウィザース」から改名して、新スタートを切った「ウィザースホーム」。あるべき地球の未来をつくるWith Earthをポリシーに掲げ、創エネ+省エネによる住宅のライフサイクルコストを抑えた商品づくりを行っています。



ウィザースホームは、標準仕様で外壁にタイルを選べることでも人気。
断熱性能が明確で、予算に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
この記事では建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、ウィザースホームの坪単価や建物の坪数ごとの総額を詳しく解説していきます。また、ウィザースホームのメリット・デメリットなどの特徴も解説しているので、自分に合ったハウスメーカーかどうかの判断材料にしてくださいね。
ウィザースホームの坪単価目安は90万円!
標準仕様が充実しており、外壁にタイルを選べる点も人気の理由のひとつです。太陽光パネルも標準仕様に含まれるので、初期投資を抑えて太陽光発電システムを取り入れたい方にもおすすめ。
セミオーダー住宅や規格住宅もラインナップされているので、ぜひ検討してみてくださいね。


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ウィザースホームの坪単価は90万円!価格変動のポイントも解説


ウィザースホームの価格はミドルコスト帯になります。ツーバイシックス工法や高い断熱性能などが標準仕様になっているため、性能に合った価格と言えるでしょう。
商品やプランによって坪単価に差がありますが、ウィザースホームの自由設計商品の坪単価目安は90万円です。
坪単価とは、建物本体の床面積1坪(約3.3m2)あたりの工事費がいくらかを算出したものです。
坪単価=建物本体工事費÷延床面積(建物の総床面積)
どういった間取りにするかや採用するオプションなどによって総額が変わるため、坪単価も上下します。床材や外壁、耐震性や断熱性などにこだわる場合には、その分必要な材料や工事が増え、単価も上がるため注意が必要です。
また、ハウスメーカーを坪単価で比較する時には注意すべき点があります。
オプションや外構費用など、メーカーによって坪単価に含むもの・含まれない物が異なるので注意しましょう。この記事で書いている坪単価は、本体工事費分のみを考慮したものです。その他の手数料や付帯工事費(外構費用等)は含みませんのでご注意ください。
本体工事費以外にかかる費用は?
住宅を建てる際にかかる費用は、本体工事費だけではありません。家周りの付帯工事費と手数料などの諸費用も必要になります。
一般的な各費用の割合は、次のようになっています。
- 「建物本体工事費」が70%
- 外構や基礎補強、水道・ガスの引き込みにかかる「付帯工事費」が20%
- ローン手数料や登記費用などの「諸費用」が10%
例えば、坪単価が90万円だとすると30坪の住宅を建築するときにかかる費用は、
- 建物本体:2,700万円
- 付帯工事費:771万円
- 諸費用:386万円
となり、総額はおよそ3,857万円かかります。土地も新たに取得する場合は、この金額に加えて土地代も必要になります。仮に土地代が1,500万円だったとすると、トータルで5,357万円かかる計算です。
ウィザースホームの月々返済額と必要な世帯収入の目安
仮に、ウィザースホームで建てた場合の総額(土地代含む)を5,357万円とします。全額住宅ローンを組んで支払う場合、月々の返済額をシミュレーションしてみましょう。なお、金利は2025年3月現在の相場で計算しています。
- フラット35(金利1.8~2.1%)で組んだ場合
月々約 172,000円 ~ 180,200円
- 変動金利(0.3~0.6%)で組んだ場合
月々約 134,400円 ~ 141,400円



手取りの20%?もっと借りられるんじゃないの?
もちろん、返済能力があると認められれば、金融機関の審査には収入(額面)の25~35%程度でも通るでしょう。しかし、住宅ローンは長期間の返済ですので、急な出費や住宅の修繕費用も考えなければなりません。生活防衛や修繕費を考慮した場合、手取り収入額の20%に収めることが重要となります。
- フラット35(金利1.8~2.1%)の場合
約 1,032万円 ~ 1,081万円 - 変動金利(0.3~0.6%)の場合
約 806万円 ~ 849万円
金利タイプの違いは次の表のとおりです。それぞれメリット・デメリットがあるので慎重に選びましょう。
金利タイプ | 金利の特徴 | メリット | デメリット | 実質金利目安(2025年3月現在) |
---|---|---|---|---|
固定金利 | 借入期間中、金利が一定で変動しない | 返済額が一定で、将来の金利上昇の影響を受けないため、返済計画が立てやすい | 変動金利に比べて初期の金利が高めに設定される | 約1.8%~2.1%(フラット35の場合) |
変動金利 | 市場金利に応じて定期的に見直される | 固定金利よりも初期の金利が低く設定されており、金利が低い間は返済額を抑えられる | 金利上昇時には返済額が増加するリスクがある | 約0.3%~0.6% |
2025年3月現在、変動金利は約0.3%~0.6%と低水準ですが、インフレが続いた場合には、将来的な金利上昇の可能性が高まります。変動金利の住宅ローンを利用する場合は、金利上昇時にも返済可能かどうかを十分に検討しましょう。
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ウィザースホームの坪数別本体価格・建築総額シミュレーション


ここでは、25坪・30坪・35坪・40坪と坪数別にウィザースホームの本体価格と建築総額を具体的にシミュレーションしていきます。
なお、坪単価は90万円で計算しています。また、建築総額の算出は、建物本体価格を全体の70%、付帯工事費に20%、その他費用に10%の割合でかかる見込みで計算をしています(1万円未満は四捨五入)。
坪数 | 建物本体価格 | 建築総額 |
---|---|---|
25坪 | 2,250万円 | 3,214万円 |
30坪 | 2,700万円 | 3,857万円 |
35坪 | 3,150万円 | 4,500万円 |
40坪 | 3,600万円 | 5,143万円 |
土地を新しく購入する場合には、上記の価格に土地代がプラスされます。
さらに、2025年時点では利上げの可能性がとても高く、住宅ローンの負担総額も増えていくことが予想されます。マイホーム購入を成功させるためには、前もって無理のない返済計画を立てておくことが重要です。


他社ハウスメーカーの坪単価と比較!ウィザースホームは高い?安い?



ウィザースホームって、他のハウスメーカーより高い?安い?
ここでは、競合他社と比較した場合、ウィザースホームの坪単価はどのような位置づけなのか見ていきましょう。ローコストメーカーからミドルコストメーカーまで16社分を調査してまとめましたので、参考にしてください。
ハウスメーカー名 | 坪単価目安 |
---|---|
オープンハウス | 60万円 |
アイダ設計 | 65万円 |
アイフルホーム | 67万円 |
パパまるハウス | 68万円 |
クレバリーホーム | 70万円 |
タマホーム | 71万円 |
ヤマダホームズ | 72万円 |
アキュラホーム | 85万円 |
桧家住宅 | 88万円 |
ウィザースホーム | 90万円 |
ヤマト住建 | 90万円 |
アイ工務店 | 90万円 |
住友不動産 | 95万円 |
トヨタホーム | 100万円 |
ミサワホーム | 105万円 |
パナソニックホームズ | 115万円 |
ウィザースホームの坪単価はミドルコスト帯に位置しており、全体で見るとやや高いハウスメーカーです。とは言え、ローコストメーカーと比較すると標準仕様の内容に差もあるので、性能面で見るとコストパフォーマンスが良いメーカーと言えます。
現在ではローコストメーカーでも坪単価70万円前後です。ウッドショック以降年々高くなってきているので、その価格に驚かれる方もいるかもしれません。
ウィザースホームも含めて、今後も坪単価の上昇は続く見込みですのでご注意ください。
ウィザースホームの強みは?メリット・デメリットを解説





ウィザースホームの強みって何?デメリットについても知っておきたい!
この章では、ウィザースホームのメリットだけではなく、デメリットについても詳しく解説していきます。自分に合うハウスメーカーかどうかの判断材料にしてくださいね。
メリット|収納のプロによるコンサルティングを受けられる


ウィザースホームのコンサルティングサービスは、住宅建築時、収納のプロが各家庭のライフスタイルや家族構成、将来的な生活の変化をヒアリングして、それをもとに最適な収納計画を提案するというもの。
物が溢れにくい住まいを実現できるため、住んだ後の満足度が非常に高く、整理整頓が苦手な方でも安心して暮らせるでしょう。特に、子育て世代はなにかと物が多くなりますので、収納コンサルティングはとても便利なサービスですよね。
メリット|標準でタイル外壁・太陽光パネルが採用可能




タイル外壁は耐久性や美観維持の面で優れており、将来的なメンテナンス費用を抑えられます。さらに、デザインのバリエーションも豊富に用意されているので、選ぶ楽しみもあります。


また、太陽光パネルを標準装備できるため、初期投資を抑えつつ光熱費の削減や環境負荷の軽減にもつながります。災害時などの停電の際の備えとしても機能しますので、気になる方はぜひチェックしてみましょう。
メリット|予算や地域性に合わせて断熱性能を選べる


例えば寒冷地では高断熱仕様(プレミアム断熱DX)を選ぶことで冬でも暖かく快適な住環境を実現し、比較的温暖な地域では標準的な仕様(プレミアム断熱)でコストを抑えつつ十分な性能を確保できます。
住む人のニーズに合わせた断熱性能を選べるハウスメーカーは少ないので、予算に合わせて決めることができるのも嬉しいですね。


デメリット|施工地域が限定される
施工可能地域が限られますので、上記の地域以外に建てたいという方はウィザースホームで建てることができません。希望の土地で施工が可能かどうかは、事前に営業担当者に確認してみましょう。
デメリット|大開口・大空間は苦手
特に鉄骨造や強靭な耐力壁などを採用しているメーカーに比べ、大開口部や吹き抜けなどの大空間設計は得意とは言えません。柱や壁に邪魔されない広いリビングなどの開放感のあるデザインを最優先にする場合、設計段階で希望を十分に伝え、実現可能性をしっかり検討する必要があります。
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ウィザースホームの坪単価や費用に関する口コミを調査
ここでは、実際にウィザースホームで建てた人の坪単価や費用に関する口コミを集めました。
実際の施主による口コミは、ホームページや住宅展示場でもわからない情報の宝庫です。ぜひ、ハウスメーカー選びの参考にしてくださいね。
「外壁総タイルを実現するなら…」標準仕様に関する口コミ
外壁タイルが標準で、他社より安価で保証も安心なハウスメーカーは新昭和ウィザースホームが1番だと思いました。 実際に、他社と比較して100万前後の差がありました。 外壁にはサイディングという手段もありますが、約10年に1回メンテナンスが必要と言われています。確かにサイディングはデザイン性に豊富で魅力ありますが、トータル的なコストと耐久性を求めるならタイルがオススメです。外壁総タイルをより安価に実現したいなら新昭和ウィザースホームで間違いないと思います。
参照:ウィザースホームの口コミ・評判|みん評
外壁でタイルが標準仕様であるため、ウィザースホームを選ぶという人はとても多いです。特にメンテナンス費用を考えると、長期的にはサイディングよりもタイルの方が経済的です。
自分の予算内で納まるようにしっかりと営業の方が話しを聞いてくれて親身に対応してくれたからウィザースホームを選びました。また、外壁がタイル張りなのも選んだポイントの一つになります。タイル張りですが、他社に比べれば値段もそんなに高くないので、予算内で納まり満足しております。
参照:ウィザースホームの口コミ・評判|みん評
営業担当者の親身な対応と、外壁のタイル張りをリーズナブルに提供していることが、満足度の高いポイントとなっています。
「思ったより高い…」想定外の出費に戸惑う口コミ
契約の後は追加費用が莫大に。もっと口コミに耳を傾けて警戒すべきだった。後の祭りだが、住宅ローンの支払いが想定以上にきつい、、、一生重荷に、、、
参照:ウィザースホームの口コミ・評判|みん評
予想外の追加費用が発生したケースです。契約前の見積もりと実際の費用が大きく異なることもあるため、契約前の費用確認を慎重に行う必要があります。
- 見積もり段階で金額にどこまで含まれているのか、詳細な項目を確認する。
- 打ち合わせの記録を残す。
- オプションや設備変更でどの程度費用が増える可能性があるかを事前に聞いておく。
- 予備費用を予算に組み込む。
「この金額に抑えてほしい。出せてもこの金額まで。これ以上は出せない。」など、予算を明確に伝えておくことも、想定外の出費を防ぐために有効です。
設計者が少ないためか営業マンが設計打ち合わせをしているが、分かっていないため提案もないしこちらの言っていることもわからないし、回答も的を外れているので、全くやる気がしなくなった。高い金を出して失敗してしまった感じです。
参照:ウィザースホームの口コミ・評判|みん評
高価格帯のハウスメーカーでは打ち合わせ段階から設計担当者が参加することが多いですが、ミドルコスト以下の価格帯のハウスメーカーは営業担当が設計を担当することがほとんどです。
コストを抑えるために仕方のないことではありますが、営業担当者が十分な設計提案を行えないケースもありますので、家を建てる施主もしっかり知識をつけて打ち合わせに臨むようにしましょう。
「割高ではあるけれど…」住宅設備に関する口コミ
初めて新昭和で採用するものなどは積算課?に見積もりとったりも何度もしてもらい、こだわりの強いタイプの人間ですが、使いたい設備はほぼ入れられました。(下記を選ぶより割高ではある) ただ、キッチンならリクシルやグラフテクトの新昭和版、その他の水回りはTOTO等の方が安くつけられます。
参照:ウィザースホームの口コミ・評判|みん評
住宅設備は、ウィザースホームで採用実績がない設備でも選べるものがあります。ただし、メーカー指定(初期仕様や標準仕様)のものと比べて費用が多くかかるため、設備にこだわりがある場合は注意が必要です。
予算に応じてどこの設備を優先してグレードを上げるか、事前に家族で話し合っておくと失敗しにくいですよ。
ウィザースホームの商品展開と特徴
この章では、ウィザースホームの商品ラインナップを見ていきましょう。
ウィザースホームでは自由設計住宅、セミオーダー住宅、規格住宅の3種類が用意されています。それぞれイメージ画像と併せて解説していきますので、参考にしてください。
自由設計住宅








ウィザースホームは完全自由設計で、間取りや設備、内装・外装など、すべてをゼロからカスタマイズ可能です。
子育てに適した間取りや、ガレージのある住宅、平屋、3階建てなど柔軟に対応しているので、自分のライフスタイルに合った間取りを実現できますよ。




また、デザインや採用したい機能から選ぶこともできるので、好きな色をどうやって取り入れたらいいか悩むという方にも安心です。
SELECT STYLE(セレクトスタイル)|セミオーダー住宅


間取りや収納などの設計は自由に行い、住宅設備や内装、外装はウィザースホームが厳選した中から選択する形式の商品です。自由設計の柔軟性はそのままに、コストと品質のバランスを兼ね備えた効率的な家づくりが可能です。
ただし、外装、内装、住宅設備は選択肢が限られるので、徹底的にこだわって建てたいという人には向きません。
耐震性や断熱性能はもちろん、収納コンサルティングも受けられるので、住宅設備やデザインにこだわりがないという人は検討してみてください。
BEST PLAN(ベストプラン)|規格住宅


長年の実績から厳選された20種類のプランから選ぶスタイルで、低コストでウィザースホームの住宅を建てることができます。戸建てを建てたいけれど、自分で間取りやデザインを決められるか不安、という方におすすめの商品です。
ただし、規格住宅は決められたプランから選ぶことしかできないので、こだわりたい部分がある場合はセミオーダーか自由設計の商品を選びましょう。
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ウィザースホームと比較検討されるハウスメーカー



ウィザースホームと比較するならどのハウスメーカーがいいかな?
この章では、ウィザースホームと比較検討してほしいハウスメーカーについて紹介していきます。それぞれのメーカーについて詳しくまとめた記事のリンクも記載していますので、参考にしてください。


まとめ|ウィザースホームの坪単価・大きさ別総額
この記事では、ウィザースホームの坪単価や大きさごとの総額について詳しく解説してきました。
この記事のまとめ
坪単価はプランやオプションによって変わりますので、詳しい金額は営業担当者に確認しましょう。
坪単価を90万円としたとき、坪数ごとの建築総額をシミュレーションすると以下のようになります。
- 25坪:3,214万円
- 30坪:3,857万円
- 35坪:4,500万円
- 40坪:5,143万円
ウィザースホームのメリット・デメリット
- メリット|収納のプロによるコンサルティングを受けられる
- メリット|標準でタイル外壁・太陽光パネルが採用可能
- メリット|予算や地域性に合わせて断熱性能を選べる
- デメリット|施工地域が限定される
- デメリット|大開口・大空間は苦手
また、1社だけではなく複数のハウスメーカーを比較検討することで、より満足度の高い選択ができるでしょう。一括資料請求サービスなどを活用し、効率よく情報収集するのもおすすめですよ。ぜひ積極的に利用して、理想のハウスメーカーを見つけてくださいね。
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