パパまるハウスはやばい！？住んでから後悔する前に知って欲しい5つの注意点！

2024年11月23日

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悩んでいる人

パパまるハウスが気になっているけれど、どういうハウスメーカーなの？パパまるハウスで建てると後悔するって本当？

人生の三大支出の1つと言われる住宅資金。人生を左右するほどの大きな買い物になるので、ハウスメーカー選びは慎重に行いたいですよね。低コストで建てられるハウスメーカーはいくつかありますが、パパまるハウスもそのひとつです。

ぽりんき

その建物価格の安さにびっくりした方や「本当にパパまるハウスで建てても大丈夫なの？悪い口コミもあるし、実態が気になる。」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では建築士で元ハウスメーカー社員の筆者ぽりんきが、パパまるハウスの口コミや商品の品質、アフターサービスの内容などから「やばい」と言われる理由について詳しく解説していきます。また、パパまるハウスの特徴や強み・弱みについても説明していますので、「自分に合ったハウスメーカーか知りたい」「良いところだけではなくデメリットも知ってから検討したい」という方はぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

この記事の要点

パパまるハウスはやばいハウスメーカーではありません。

ライフスタイルに合わせた数多くのプランが用意されている規格住宅を扱うハウスメーカーです。大手ハウスメーカーと比較して非常に低コストでマイホームを建てることができます。一方で、間取りの制限が多いなど注意点もいくつかあります。

低価格で住宅を建てたい方や全館空調の採用を考えている方にはおすすめのハウスメーカーですので、ぜひ検討してみてくださいね。

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パパまるハウスが「やばい」？！購入前に知っておきたい5つの注意点

自分にピッタリのハウスメーカーか見極めるためには、口コミや評判をチェックすることは欠かせません。しかし、悪い口コミを見ると「このハウスメーカーで建てたら危ないかも？」と不安になりますよね。

この章ではパパまるハウスについてのネガティブな口コミを調査し、その原因と対策を解説していきます。購入前に注意点を知っておけば「こんなはずではなかった」と後悔せずにすみます。理想の住まいのためにもぜひ参考にしてくださいね。

後悔ポイント1_間取りを自由に決められない

間取りなどが決まっているから自由に決められない。パパまるハウスの注文住宅の評判・口コミ｜オリコン顧客満足度

パパまるハウスは規格住宅を専門に取り扱うハウスメーカーです。そのため、間取りはある程度最初から決まっています。自由設計はできませんので注意が必要です。

規格住宅とは

設計や間取り、仕様があらかじめ決められている住宅のことです。注文住宅（自由設計）と比べて選択肢が限られますが、設計や建設の効率が高く、低コストで高品質な住宅を建てることが可能です。

後悔ポイント2_担当者の対応が不満

担当者のレスポンスが遅かったり、説明が足りなかったりすることが多かった。パパまるハウスの注文住宅の評判・口コミ｜オリコン顧客満足度

営業担当者はその会社の顔であり、購入者にとっては窓口になる重要なポジションです。連絡が遅かったり説明不足の担当者にあたってしまったらとても不安ですよね。どのハウスメーカーでも営業担当者の対応が悪いという口コミは見かけますが、もし自分がそんな担当者にあたった時はまず冷静になって次のように対応しましょう。

記録を残して定期的に確認する
担当者の変更を依頼する
他のハウスメーカーも検討する

説明不足や連絡の遅さに不安を覚える時には、状況をしっかり記録しておくことが大切です。繁忙期や大規模な工事が重なる時期には一時的に人材が不足し、顧客対応が遅れることもあります。記録を取っておけば時間が経ってからでも言った言わないのトラブルが起きづらくなりますよ。

対応の遅さなどが常態化しストレスになる場合は、パパまるハウスのサポート窓口に現状を伝えて担当者の変更を依頼しましょう。それでも状況がまったく改善しなければ、他のハウスメーカーを検討することも考えましょう。

後悔ポイント3_コンセントの位置や数に制限がある

住んでみると資料では分からなかった気になる点(コンセントの数など)がポツポツ出てくる。パパまるハウスの注文住宅の評判・口コミ｜オリコン顧客満足度

意外と見落としがちなのがコンセントの数や位置です。パパまるハウスは規格住宅商品専門なので、コンセントの位置は自由に決めることができません。家電をたくさん使う方などは住んでみてから「コンセントが足りない」「コンセントの位置が悪くて使いづらい」と後悔することも。打ち合わせの段階でコンセントの位置や数なども確認しておくと、家具や家電の配置の失敗も防げますよ。

後悔ポイント4_保証内容が手薄→2024年10月から改善！

保証は当初10年、さらに有償のメンテナンスを行った場合には延長10年（最大30年まで）となっているので、自分は十分だと感じましたが、長期保証を希望する人は大手ハウスメーカーの方が良いかもしれません。パパまるハウスの口コミ・評判｜みん評

パパまるハウスのアフターサービスは初期保証10年で防蟻保証は5年、その後は定期点検とメンテナンス
工事を受ければ最長30年の保証がされていました。大手ハウスメーカーと比較するとアフターサービスが手薄なため懸念していた方も多いかと思います。

しかし、2024年10月からパパまるハウスの保証内容が大きく改善されました。

構造躯体・不同沈下については初期保証期間が30年に大幅延長。さらにネックだった防蟻保証も初期20年に改善されています。その後も定期点検と指定のメンテナンスを受ければ保証が10年延長され、最大で60年にわたってアフターサービスを受けることが可能となり、よりその存在感を増しています。

ただし、定期点検の無料期間は20年目までですので、30年目の定期点検からは有料となる点に注意が必要です。

後悔ポイント5_オプションつけると他社と変わらない値段に

色々要望通りにしたら大手のハウスメーカーと大して価格が変わらない金額になります。パパまるハウスの口コミ・評判｜みん評

規格住宅なので他と差別化が図りにくく、かと言ってオプションを色々付けてこだわろうとすると気づけば大手ハウスメーカーと同じ程度の価格になってしまって後悔、ということも。予期せぬ出費にならないように、オプションを付ける際はあらかじめ優先順位を決めておくことをおすすめします。例えば、キッチンはこだわりたいけれどお風呂やトイレは標準にしようなど、こだわるポイントを絞ってオプションを活用すると良いですね。

パパまるハウスの魅力とは？実際に住んだ人が実感した5つの満足ポイント

ここからは実際にパパまるハウスで建てた施主の方々の口コミから、「パパまるハウスで建てて良かった」と思ったポイントを調査し解説していきます。

低価格でマイホームが建てられた

こちらのハウスメーカーを選んだ理由は、低価格で家が建てられることと、標準で付属する各種設備が充実していたことです。大手ハウスメーカーも検討しましたが、坪単価で比較すると費用が1.5倍から2倍程度になってしまうため、割安なこちらのメーカーのメリットが大きいと判断しました。パパまるハウスの口コミ・評判｜みん評

家は建てた後からが本番。建てた後にも余裕を持った暮らしができるように、というコンセプトで作られているパパまるハウス。昨今の原材料費高騰を受け各ハウスメーカーも次々と値上げしており、坪単価が100万円を超えることも少なくありません。そんな中、パパまるハウスならば坪単価41万円から60万円程度で建てることができますので、コストパフォーマンスを重視する方にも高く評価されています。

営業担当者の対応力に満足

担当者との信頼で進められた。施主の希望を叶えてくれた。パパまるハウスの注文住宅の評判・口コミ｜オリコン顧客満足度

理想のマイホーム作りには営業担当者との信頼関係が欠かせません。優秀な営業マンが担当してくれれば本当に心強いですよね。

しかし優秀な営業担当者であっても、任せきってしまうと施主の理想とかけ離れた結果になってしまいます。予算や家事動線など気になることを具体的に伝えておくことで担当者も調整しやすくなり、結果として理想の住まいを実現しやすくなるでしょう。

全館空調設備が低コストで実現できた

全館空調設備が低コストで、導入できた。パパまるハウスの注文住宅の評判・口コミ｜オリコン顧客満足度

パパまるハウスはヒノキヤグループの傘下ですので、全館空調「Z空調」を採用できます。

一般的な全館空調は導入コストが高く、さらにランニングコストも嵩みます。その点「Z空調」であれば市販されているエアコンを使用する仕組みのため、低コストで常に快適な温度の住まいを実現できます。「Z空調」については、この記事でも詳しい解説をしているのでぜひ検討してみてください。

商品の種類が多く自分に合ったものを選べる

企画住宅の種類が多かったので、選びやすかった点。パパまるハウスの注文住宅の評判・口コミ｜オリコン顧客満足度

多様化するニーズに合わせて、パパまるハウスでは大きく分けて13種類ものプランが用意されています。家事動線を重視したプランやペットと暮らすことを重視したプランなども。

「規格住宅だと自分たちの希望する間取りにならないんじゃないの？」と不安な方も、これだけのプラン数があればピッタリの間取りが見つけられそうですよね。

規格住宅だから間取り決めも楽

企画型なので、設計にそれほど悩まない。パパまるハウスの注文住宅の評判・口コミ｜オリコン顧客満足度

規格住宅は間取りがある程度決まっているため、あれもこれも自分で決める必要がありません。さらに、自由設計の注文住宅と比較して打ち合わせの回数もグッと少なく済みます。共働きの家庭であったり子供がまだ小さい場合などは、何度もハウスメーカーと打ち合わせるのが難しいこともありますよね。そんな時にも、規格住宅の手軽さは大きなメリットとなります。

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購入者の評判からわかる、パパまるハウスがピッタリな人の特徴

ここからは実際にパパまるハウスで建てた施主の口コミなどから、パパまるハウスがどんな人に向いているのかを調査し解説していきます。

コスト重視！低価格で建てたいならピッタリ

とにかく低コストであることが最大のポイントであるパパまるハウス。建物本体の坪単価は41万～60万円となっており、この価格で住宅をたてられる数少ないハウスメーカーとなっています。安いからと言って性能が悪いわけでは決してなく、耐震や耐火性能も十分確保されているコストパフォーマンスに優れたメーカーです。

コスト重視でマイホームを考えている方にはぜひ候補に入れていただきたいハウスメーカーです。

間取りはある程度プロに決めてほしい

パパまるハウスは規格住宅専門のメーカーですので、間取りはある程度決まっています。そのため、一から全部自分で決める必要がなく、打ち合わせも少ない回数で済みます。

間取りのプランも大きく分けて13種類も用意されており、自分に合ったものを選ぶことができます。

ある程度決まった形から選ぶ方が良いという方はぜひ検討してみてください。

全館空調を取り入れたい

パパまるハウスはヒノキヤグループですので全館空調である「Z空調」を採用可能です。

「Z空調」は各フロアごとに市販のエアコンを設置することで家全体を快適温度に保つシステムです。

一般的な全館空調よりも導入コストやランニングコストを抑えることができますので、コスト面で導入を悩んでいた方にもおすすめします。

パパまるハウスをおすすめしない人の特徴

「まだ自分に合ったハウスメーカーなのか不安」という方に向けて、ここではパパまるハウスをおすすめしない人についても解説していきます。後悔のないハウスメーカー選びのためにも、ぜひ参考にしてくださいね。

他と差をつけたおしゃれな外観にしたい

パパまるハウスは規格住宅のみを扱うハウスメーカーですので、万人に対応できるように建物のデザインはシンプルなものが多いです。どの住宅も良く言えば「親しみのある」、悪く言えば「平凡」な外観になります。ですので、外観からこだわったおしゃれな住宅が建てたいという方には向きません。

この記事では商品紹介の章で実際の商品のイメージ画像を掲載していますので、自分の好みに合うかどうか確認してみてくださいね。

間取りはとことん自分で決めたい

間取りについてもやはり規格住宅ですので自由に設定はできません。その代わりライフプランに合わせた豊富な商品プランが用意されています。

広く万人に対応できるように設計されていますが、間取りにこだわりがあってとことん自分で決めたいという方にはおすすめしません。

パパまるハウスの強みと弱みは？メリット・デメリットを解説

ここからはパパまるハウスの強みや弱みについて解説していきます。メリットだけでなくそのハウスメーカーでできないことや弱い部分も知っておくことで、理想の住まいを実現しやすくなりますよ。

メリット｜低価格でマイホームが建てられる

大手ハウスメーカーの注文住宅が坪単価100万円を超えることが珍しくない時代ですが、パパまるハウスの規格住宅は坪単価41万円から60万円程度と低価格で建てることが可能です。

現在この価格で住宅を建てることが可能なハウスメーカーはそう多くないので、できるだけリーズナブルにマイホームを建てたいという方にはピッタリなメーカーです。

メリット｜全館空調「Z空調」を付けられる

「Z空調」とはヒノキヤグループ、ダイキン、協立エアテックが共同開発した全館空調システムです。

一般的な全館空調は毎年数万円のメンテナンス契約が必要になったり、故障時には100万円を超える交換費用が発生します。

しかし、「Z空調」はひとつのフロアにつきひとつの市販エアコンを使用して全体を快適な温度に保つことができるシステムですので、ランニングコストが安く済みます。経年劣化によって故障しても交換費用は35万円程度です。さらに、「Z空調」を採用した際は10年間の保証が付きますので安心です。

気になる電気代は月平均6,434円程度（※「Z空調」のみの電気代）とエアコンだけの電気代と大差はありません。喘息の持病があったり、気温差で体調が悪くなりやすい方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

メリット｜耐震性能も充実している

パパまるハウスは安いから耐震・耐火性能も低いんじゃないかと思っている方も多いかと思います。

しかし実際はそんなことはありません。パパまるハウスの構造躯体はツーバイフォー工法と木造軸組工法のいいとこどりをしたハイブリッド工法を採用しています。

一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会によると、東日本大震災におけるツーバイフォー住宅は「居住に支障なし」だった住宅が95％であったことが分かっています。

過去の大地震でも証明された耐震性の強さを取りいれた工法ですので、耐震性能は十分確保されていると言えます。

オプションで制震システム「TRCダンパー」を採用すれば耐震等級3相当にすることも可能です。気になる方は営業担当者に確認してみてくださいね。

デメリット｜対応可能エリアが限定的

パパまるハウスは新潟を拠点として徐々に全国展開をしているハウスメーカーですが、対応可能エリアはまだ限定的となっています。2024年11月時点では下記のエリアが対応可能エリアとなっています。

東北地方	宮城県、山形県、福島県
関東地方	千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県
中部地方	長野県、石川県、新潟県、山梨県、富山県、愛知県、静岡県
関西地方	大阪府、滋賀県、奈良県

ただし、着実に対応可能エリアは増えてきていますので、上記以外のエリアでも一度相談してみると良いでしょう。

デメリット｜外観や内装が平凡になる

住宅の坪単価が上がる要因の一つに建物の凹凸があります。凹凸が多いほど使用する建材も増えるため坪単価が大きく上がる傾向にあるのです。

パパまるハウスでは徹底的にコストを下げるため、凹凸をできるだけ少なくし、すっきりしたシンプルな形状の住宅を提供しています。そのため、他と差をつけたい気持ちがある方がみると「なんだか物足りない」「つまらない」という見方になるかもしれません。個性的でおしゃれな住宅を建てたい方にはパパまるハウスはおすすめしません。